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2025年9月の記事一覧

全国高等学校・建築設計競技 全国上位6作品に選出! いざ、公開発表会へ

みなさん、こんにちは!環境建設工学科愉快な先生こと ハッピー です。(^^)/

今回は、課題研究 設計競技班から重大な発表があります。なんと、本校生徒が夏休み製作した設計コンペ作品が、日本大学が主催する全国高等学校・建築設計競技で、全国上位6作品に選出されました!!今回受賞した作品は、3年生の長澤叡司君の作品です。本当におめでとうございます!!

 このコンペは、数ある建築コンペ(設計競技大会)の中で最もレベルが高く、今年で72回目を迎える歴史ある建築コンペです。全国の建築を学ぶ高校生が応募対象ですが、高専の学生も応募することができるため、上位に入賞するのは至難の業、そして何よりも「運」が必要です。

 これから長澤君は、最優秀賞(全国1位)を決定するために、10月に日本大学で行われる公開発表会に出席し、大学教授と審査委員の建築家の前で5分間の作品プレゼンテーションと質疑応答に臨むこととなります。

 まだ最終結果が出ておりませんので、応募した作品はお見せできませんが、少しだけ完成までの道のりを紹介しちゃいます!

 

①下の写真は夏休みに入ってすぐの様子です。清書用の下書きをしています。設計競技班には4名の生徒が所属していますが、夏休みは毎日朝から夕方まで作品製作に力を注ぎました。

②下の写真は、実は夜8時過ぎの様子です……保護者のご協力もいただき、午後9時過ぎまで作品を製作することを許可して頂きました。「まだ頑張れます!」という本人の言葉を信じ、見守るしかありません(>_<)

何より作品製作にご理解を頂きました保護者の方には、本当に感謝しかありません。

③提出締め切り直前の様子です。最終的な図面のレイアウトのチェックをしているところです。抜けている図面はないか、色塗りは大丈夫か、一つ一つチェックしていきます。

公開発表会の前ですので、作品をお見せすることはできませんが、とても完成度の高い作品が出来上がりました!

結果につきましては、10月下旬頃に作品の完成写真付きでブログにアップする予定です。皆さん、応援よろしくお願いしますね!

令和7年度 夏季休業中の「ものづくり研究」

 こんにちは、環境建設工学科長の『グリーンT』です(^^)

 長かった夏休みも終わってしまいましたが、新たな気持ちで2学期に臨んでいます!

今回は「好きなものを形にしたい」という、ものづくりに関する報告です。先生も詳しくは知らないのですが、様々な武器を使って巨大なモンスターをハンティングするゲームがあることを皆さんは知っていますか?夏休みに入る前、1年生の生徒から「ゲームに登場する武器を自分で作ってみたい!」と相談されました。でも、ゲームをしない先生にはイメージが湧きません(-_-;) 生徒と一緒にデータを集めながら試行錯誤を重ねること一ヵ月、やっと完成までたどり着きました。材料は全て木材を加工して、塗装も施しました。なかなかの出来栄えです(^^♪ 何より、生徒の「つくりたい」という気持ちって凄いなあ、目標を持って取り組む姿はカッコいいなあ、と改めて感じました。わずか一ヵ月という短い期間でしたが、様々な面で成長した生徒の姿を目の当たりにしたのでした♪

令和7年度 建設サマーセミナー(西部地域)

皆さん、こんにちは。環境建設工学科長の『グリーンT』です(^^)今回は8月7日(木)から8日(金)までの2日間で行われた「令和7年度建設サマーセミナー(西部地域)」の報告です。今年も(一社)建設業協会、そして前川建設株式会社様のご支援により建設現場での体験実習を行いました。

例年、本校からの参加人数は平均して8名程度ですが、今年度は19名と例年の2倍以上の参加申込み!さらにそのほとんどが女子生徒でした。元気な女子生徒の姿に、男子生徒は少し肩身が狭そうでした(^^; 開講式と安全教育が終わるとバスに乗り込み、いざ建築現場へ!今回は明石で建設中のマンション新築現場が実習場所です。最初に体験したのが「タイル工事」です。ユニットタイルと呼ばれる薄い紙で連結されたタイルを壁に張り付けていきます。でも・・・接着剤がうまく壁につけられない(泣)

職人さんにコツを教えてもらいながらタイルを張り付けていきます。ちょっと斜めになったタイルもご愛敬!みんな楽しそうに作業しています。

 次は「電気工事」です。手元に配られた電気回路図を見て・・・む、難しくて読めない。でも大丈夫!丁寧に指導してくださるので、全員がコンセントボックスを完成させることができました。

続いて「造作工事」です。皆さんは「墨出し」って言葉を聞いたことがありますか?設計図を基に、墨汁を浸み込ませた糸をパチンとはじいて床や壁に基準となる線を描きだす作業です。グリーンT的には「建物に命を吹き込む作業」だと思っています。この墨出し作業を間違えると、建物は正確には完成しません。生徒たちは初めて体験する墨出し作業に夢中!みんな、慎重に作業してね(^^

最後に「型枠工事」です。型枠とはコンクリートを流し込むための「器」のようなものです。皆さんもプリンやゼリーを作るときに、液体状の材料をケースに流し込んで固めますよね。そのケースを木材パネルを加工して造り、組み立てるのが型枠工事です。大工さんたちに気合を入れてもらいながら、釘を叩いて組み立てていきます!でも・・・結構力がいるんだよねぇ(~~;

体験実習は以上で終了です。2日目の午後からは三木市にある兵庫耐震工学研究センターの施設を見学しました。この施設では実物大で造った建物を特殊な台に乗せて人工的に地震を発生させて揺らし、どのような揺れ方や壊れ方をするのかを研究する施設です。生徒たちは巨大な施設に圧倒されながら見学しました。

今年度は2日間という短い期間でのサマーセミナーでしたが、生徒たちにとっては大変貴重な経験になったと思います。関係してくださった全ての皆様に感謝申し上げます。