2023年5月の記事一覧
環境建設工学科:1年生工業技術基礎 線を引く練習
みなさん、こんにちは。環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です。
今回は、1年生の「工業技術基礎」という授業を紹介します。本校の環境建設工学科は、2年生から建築を専門に学習する「建築類型」と、土木を学習する「都市計画類型」に分かれます。しかし1年生では、両方の類型に共通する基本的な内容を学習していきます。
今回の1年生の授業では設計図を描く「製図」の基礎となる「線を引く練習」をしました。皆さんも日常で何気なく定規を使って線を引くことがあると思いますが、建築や土木の設計の仕事では、まさに「線は命」です!もし「線」が間違っていたら、建物も間違ったものが完成してしまいます。だから、誰が見ても分かりやすく、きれいな図面を描かなければなりません。1年生では、まず美しい線を引く練習を最初に行います。
製図用シャープペンを片手に、真剣な表情で集中して作業をしていますね。
皆さんは「クルトガ」という商品名のシャープペンを知っていますか?このペンは、常にペン先が自動で回転し、文字や線の太さを常に同じにしてくれます。
しかし、製図用シャープペンにはそのような便利な機能はついていません。そのため、線を同じ太さできれいに描くには、定規にしっかりとペン先を当て、親指と人差し指を使って、シャープペンをゆっくりと回転させながら紙に線を引いていきます。このブログを読んで興味が出た人は、試しにペンを回転させながら線を引いてみてください。意外と難しいですよ…2年生や3年生の生徒は、線を引くときペンを回転させるクセが付いている生徒も多いですが、やはり1年生は、「初めて」ということもあり少しぎこちない感じがしました…(^^;)
でも全員が集中して授業に臨むことができていました。そして練習を重ねる度にドンドンと上達している生徒もいます。今後の成長が楽しみですね。(^^)/
環境建設工学科:課題研究「地域貢献活動班」
みなさんこんにちは。環境建設工学科長のグリーンTです。令和5年度も宜しくお願いします。
環境建設工学科では3年生になると「課題研究」という授業が始まります。この授業では6つの班に分かれ、それぞれの班が与えられたテーマに沿って自ら考え、試行錯誤を繰り返しながら答えを導き出していきます。地域貢献活動班はその名の通り地域に繰り出し、依頼や問題などを自分たちが取り組む課題として捉え、ものづくりの観点で貢献しよう!という気持ちを持った生徒の集まりです。昨年度は地元新宮町にある『新宮八幡神社』から依頼を受け、神社で使用する物品製作を行い奉納しました。製品の出来栄えに感動された宮委員の方々から「今年度も物品製作をお願いします」と、嬉しい依頼をいただきました。今回の授業では宮委員の方々から直接物品に関する依頼と説明を受けるとともに、既存の物品調査を行いました。引き渡しは12月の予定です。神社を訪れる方々が喜んでくださる物品造りに向けて、生徒たちも活動開始です‼