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2022年6月の記事一覧

2年実習(建築類型)

こんにちは。再び登場の愉快な先生「ハッピー」です。

今回は、2年生の建築模型作りの様子を紹介します。さて皆さん、小学校の理科室などで人間の「骨」の人体模型を見たことはありますよね?今作っている模型は「軸組模型」といって、あの理科室にある人体模型の「建築版」を作っています。

 みなさんが住んでいる住宅も、壁の中には人間の体と同じようにたくさんの骨組(構造部材)によって形作られています。この実習では模型を作ることで、建物の構造の理解を深めることを目的としています。いつもの授業のように黒板の内容をノートに写すのではなく、普段の授業以上に熱中?して取り組んでいます。
 現在の作業は、4ミリ角材の小さな模型材料をカッターナイフで切り出して、木工用ボンドを使って組み立てています。生徒の皆さんも完成に向けて、完全に自分の世界に入って作業に夢中です。

今後も活動写真を通じて、「軸組模型」の完成までの流れを追っかけていきたいと思います。以上、現場からお伝えしました!

  

 

課題研究(地域貢献班)

 環境建設工学科長のグリーンTです。前回グレイス先生が紹介した3年生の課題研究という授業紹介と同じになりますが、今回は私が担当している「地域貢献班」の取り組みについてご紹介します。

 地域貢献班はその名の通り、地域に繰り出し依頼や問題などを自分たちが取り組む課題として捉え、ものづくりの観点で貢献しよう!という気持ちを持った生徒の集まりです。

 今回依頼を頂いたのは、地元新宮町にある神社「新宮八幡宮」を管理されている宮委員の方々です。依頼内容は、神社の境内に設置する色々な備品製作です。その中から現在取り掛かっている「ホウキ立て」と「傘立て」について報告します。まず初めに行ったのは現地調査!神社の雰囲気に合うものを考え、そこから試作品を作ってみました。試作品ができたら次はプレゼンテーション!宮委員の方々に集まっていただき、使用する材料やデザインについて自分たちのアイデアを発表しました。結果は・・・色々な指摘を受けましたが、OKの返事をいただきました。ここから再度デザインや製作過程を検討して完成を目指します。どの様な仕上がりになるのか、皆さん楽しみにしていてくださいね!

 

 

課題研究(造園実習班)

こんにちは!環境建設工学科、愉快な先生こと「グレイス☆」です。

 

※※最後のクイズにも、チャレンジしてみてくださいね※※

 

龍野北高校には、教室の中に土がある部屋があります。珍しいですよね。

【今回は、この教室を使用した授業をちょっとだけご紹介します。】

3年生になると、“課題研究”という授業がります。この課題研究では5つの班に分かれるのですが、土の部屋を使用するのは“造園実習班”です!

造園実習班では、実習の一環として、造園技能検定3級について学びます。希望者は、夏に行われる実際の検定にも申し込むことができます。1年生の実習でも造園について学びますが、3年生になると、より本格的な実習へと変わります。1年生のころから見ている私としては、「技能者として、成長したな…」と感心しています。

 

造園技能検定では、造園に関する知識を問う“筆記試験”と、造園関連の技能を問う“実技試験”があります。実はこの実技試験、1つゃないのです...製作等作業試験と判断等試験の2つに分かれています。判断等試験とは、葉っぱや樹木を見て何の種類か当てる試験のことです。3年生も、初めて目の前に葉っぱを並べられたとき、戸惑った表情でした。しかし、さすが3年生ですね。31種類の樹木を用意しましたが、完璧に覚えた生徒が複数いました。

まだ数回しか授業をしていませんが、みんな合格できるランまで来ています!!
今後も職人の見習いたちをポートしていきます!

 

 

★問題★

黄色のマーカーをしている文字を並べ替えてできる花は何でしょう??

 

建築設計コンペ班の取組の様子です

 こんにちは。再登場となる環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。

今回は、3年生で取り組んでいる課題研究の「建築設計競技班」の様子を紹介します。この班では各大学が実施する建築設計競技(建築デザインコンテスト)に向けての作品作りを行っています。自分達で建物を建てる土地を見つけて、建物の設計まですべて生徒自身で行っていきます。この写真はアイデアをひねり出すために、色々な建築雑誌の作品を参考にしながら、スケッチブックにアイデアスケッチを描いています。

また、現役で活躍するプロの先生として、株式会社建築設計フジモト代表の藤本正敏先生が来られ、これまでの作品を見せて頂きました。藤本先生は1級建築士であり建築設計の仕事だけでなく「建築パース」という建物の完成予想図を描く仕事もしています。これまでの作品をたくさん持参して頂き、中には水彩絵の具だけで写真のような素晴らしい作品もあり、生徒達も顔を近づけて細かい部分まで目を凝らしていました。

建築設計の方法や実際の実務についての話を聞く機会もあり、これから建築設計にチャレンジしていく中での良い刺激となったようです。

 今後作品作りは7月から夏休みにかけて一番の佳境を迎えます。その様子も随時更新していきますね。 

2年実習(測量)

みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。

今回は、環境建設工学科2年生『実習』の授業をのぞき見したいと思います。実習タイトルは「ザ!測量実習 ~角度と距離を正確に測ろう~」です。では、ここで豆知識を・・・・

豆知識

『測量って何ですか?』と、疑問に思った人!なかなか鋭いですね☝。簡単に言うと正確に地上にポイントを打つことです。日本においては、東京都麻布に基準点があります。これは何かと言うと、皆さんも小学校の算数でグラフを描いたことがあると思いますが、この点こそ日本地図を作成する上での、X座標=0、Y座標=0の原点です。この点を基準に道路や橋、トンネルなどのモノづくりをおこなっています。しかもミリ単位で・・・。どうです。すごいでしょ☝。

え~・・・ここで、もう一つ豆知識を・・・
測量においては縦軸をX座標、横軸をY座標として座標をつくっているのです。

 

では、のぞき見した『実習』では何をしているのでしょうか?

トータルステーションという測量機器を使って、ポイント間の距離と角度を求めています。操作方法は覚えることが多いですけど〝習うより慣れろ!〟が測量実習を極める上での合言葉です。距離はミリ単位まで、角度は秒単位まで測定するので、指先にまで神経をとがらせて作業をしていますね。体を動かすのが好きな人は、本校に来て、ぜひチャレンジしてほしいですね。

今後も生徒の頑張りを発信していきますね。

以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート」がお知らせしました。

 

環境建設工学科 3年現場見学

こんにちは。はじめまして。環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。

今回、環境建設工学科の3年生対象の現場見学会が実施しましたのでその報告をします。

3年生は毎年1回、現場見学に行っています。今回は、午前中に「土木」の現場として太子町内に新たに作られる道路の見学と、たつの市で完成した令和跨線橋(JRに架かる陸橋)を見学しました。また、午後からは「建築」の現場として、姫路市にある市営住宅建替え工事を見学しました。

土木の現場では、JR網干駅の近くに幹線道路を分断する、通称「開かずの踏切」があるため、平日は車の大渋滞が発生しています。今回の道路はその渋滞を緩和するために新しい道路を作っていることを聞き、生徒達も改めて「土木工事」は人々を便利にし、社会貢献にも大きく関わる仕事であることを実感したようです。また、建築の現場では実際に工事を行っている建物内も見学させていただき、完成後は壁や床などで隠れてしまう部分も見学する機会があったため、生徒達は非常に興味深く見学していました。
土木・建築の授業には「施工」という工事現場での流れや仕組みを学習する科目がありますが、普段工事現場に入ることができない生徒達にとっては、理解しにくい科目の1つになっています。しかし、今回の現場経験を通じて、教科書だけでは分かりにくい部分も実際の目で見て、確認することで、さらに理解が深まり、「こういうことだったのか!」という、色々な「気付き」があったようです。非常に有意義1日となりました。