令和7年度1学期始業式式辞
最初にお礼と嬉しかったことをお話しします。昨日、バスケットボール部、バドミントン部の皆さん、この会場準備に協力してくれてありがとうございます。おかげでいい入学式を迎えることができそうです。
4月3日、お昼過ぎだったと思うのですが、校長室のドアを開けていたら、ある部のマネージャーさんが中を覗いて、「校長先生」と声をかけてくれました。実は、あの時すごく疲れていたのですが、あの笑顔と声で元気になれました。ありがとうございました。人の笑顔と言葉にはすごい力がありますね。また、ここ数日、野球部の生徒や廊下ですれ違う男子生徒がすごくいい挨拶をしてくれました。ありがとう。金メダルの挨拶ができる人が増えると嬉しいです。
午後の入学式では、高校3年間でこういう人になるように意識してほしい、という話をするつもりです。それは、皆さんに3月5日の全校集会でお話したことと同じです。先生方で昨年話し合った、県宝生に将来こんな人になってほしいという私たちの思いです。「自分で判断して行動できる生徒(人)」「人に感謝でき、信頼される生徒(人)」です。多くの情報がある中で自分で正しく判断すること、自ら進んで行動すること、些細なことでも、人に感謝できること、信頼されるようになること、いずれも高校生活でも大事ですが、社会人としてはもっと大切になってくることです。いつも言うように、勉強は大事。なぜなら、学力は人生の選択肢を増やすから、でも、それと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なことは人間性です。では、今話したことはどうやったら身につくのでしょうか。
相田みつおさんの言葉に「体験して はじめて 身につくんだな」というものがあります。人は体験して、経験して成長するものです。ネットやバーチャルの世界では成長できません。例えば、文化祭、体育祭、部活動、誰かと一緒に行動する、人と接する、授業でもそうですね、そういう時に、一緒に協力しようとすること、どう行動したらいいか考え行動すること、話し合うこと、時には意見が対立することもあるでしょう、でも構いません。大切なことは関わっていくこと。そういう時に無関心でないこと、が大事です。そして、自分で考え判断する、無関心でなく行動しようとする、人に感謝する、ということを意識することです。そうした中から、自然と身についていく(成長していく)ものです。高校生活、3年生は残り1年間、2年生は2年間です。まだまだ経験を積む場はあります。部活動に入っている3年生は最後まで全力で頑張ってほしい。卒業する時に県宝で(いい意味で)変われた、県宝で良かった、そう思えるように経験を積む、そんな1年間であることを期待しています。
さて、いま県宝でこういう風に成長してほしい、という話をしました。今日から新しい学年がスタートするにあたり、お願いがあります。何でもいいから目標を一つ決めてください。部活動で県大会出場、英検合格、毎日必ず英単語を覚えるといった勉強のこと、どんなことでもいいです。目標を一つ決めてください。そして、その目標には本気で取り組んでください。
以上で私の話を終わります。
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活動の様子