校長挨拶


 兵庫県立宝塚高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 この度、第24代校長として着任いたしました森本成己(もりもと しげみ)でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 本校は昭和三十八年に宝塚市で初めて開校し、令和4年度に創立六十周年を迎えた伝統ある高等学校です。

 今、社会はAIをはじめとしたデジタル化の著しい進展に伴い、変化が激しく将来の予測が難しい時代を迎えています。一方、コロナ禍を経て生徒達がつながり互いに成長していく学校生活の大切さが改めて認識されることにもなりました。こうした中、本校は生徒の喜びや成長につながる学校行事を大切にしています。また、昨年度は12月に「宝塚学」の発表を行いました。アンケートやインタビューを通じた結果をまとめ、地域に関心を持つことで、地元を身近に感じ、郷土愛を育むきっかけとなりました。

 部活動では、陸上部が全国大会の切符を手にし、県駅伝競走大会では、男女ともトップクラスの成績を残しました。運動部外の地域スポーツ活動では、フェンシングエペ出場や、インラインスケートでワールドゲームズに日本代表として出場した選手が世界2位となり、兵庫県から「ゆずりは賞」を受賞するなど活躍してくれました。吹奏楽部は年始早々にΟB楽団との合同の演奏会の実施や宝塚4校に雲雀丘学園中高等学校を加えた5校で演奏会を実施するなど、交流を深めながら活動しています。

 また、昨年度から海外交換留学(オーストラリア)が再開され、語学研修とともに海外の文化に触れ、国際的な視野を広げることにつながっています。

 ヒューマンサイエンス類型では、コミュニケーション力を高め、教員やアナウンサーなど言葉を大切にする仕事の進路選択の幅も拡がります。

 高校時代は大きく成長できる時ですが、成長するためには様々なことに挑戦しながら経験を積むことが大切です。県宝には皆さんの可能性を広げ、伸ばすことのできる環境があります。中学生の皆さん、県宝で勉学だけでなく学校行事や部活動を楽しみながら夢を見つけ、夢の実現を目指しませんか。

 県宝は一人一人の生徒を大切に、その成長をしっかりと支え、「魅力ある学校」「信頼される学校」であるべく教職員一丸となって努力してまいります。今後も、皆様の一層のご協力とご支援を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

令和6年4月1日