三田西陵高等学校PTA

ネットいじめ研修会に参加 PTA


ネットは怖い!?

 7月5日、佛教大学教育学部長の原清治先生による、「ネットいじめ」の講演を教職員の先生方とご一緒させていただいてきました。
 原先生の講演は、先日の京都大会でも少し聞かせてもらっていたので、続編という感じでした。
 大学生が昼ご飯を便所個室でしか食べられなくなる「便所飯(べんじょめし)」は、高校生から既に始まっている、これは回りの視線などが気になり、友人と一緒に居られないなどの話や、「肩パン」といわれるいじめの実態、しかし、いじめられている人にもプライドがあり、絶対にいじめられていることを認めない、などなど、本当に今の子どもたちが置かれている環境の中身がわかりました。我々親世代のころのいじめとは全く違うのです。だから、先生方もそれを発見するのは容易ではないとも言われていました。
 「いじられキャラ」を演じさせられていることや、スクールカースト(子どもの中に序列ができている)が存在することなども、驚きでした。ネットの中では、ラインを始めとするいろいろな仕組みが存在し、親の気付けないところで、いじめも多くあること、だから、一日中携帯(スマホ)を見て、即レスしなければならないこと、大変参考になりました。
 ネットの怖さも知りました。一度個人情報を流したり、他人に流されると永久に削除できないことや、出すべきでない情報を出してしまった為に善意の第三者を気取る大多数から攻撃されるなど、もっと、生徒たちにも聞いて欲しい内容でした。
 携帯依存をできるだけ減らし、なにげなくやっている行為の怖さを知らせ、使うルール作りの大切さなどを教えること、実態調査と共に今すぐやるべきこととして提起いただきました。