校長だより

校長室から

シン・ナル♪校長① 校長より新年度のごあいさつ

本日、令和7年4月1日、16名の教職員を迎え、こころ新たな新年度のスタートにあたり、本校HPの校長挨拶を更新しています。

令和7年度校長挨拶 ←こちらをクリックしてご覧ください

鳴高生の取り組みは、「シン・ナル♪校長」にリニューアルしてお届けします。

また、校長メッセージ「D.A.F.鳴高!」は「”やっちゃえ”鳴高!」にリニューアルして、鳴高生のみなさん、保護者の皆さま、それぞれへ毎月1日(4月号は4/8)を目処に発行していきます。

令和7年度も、鳴高生のためになることであれば、なんでも、

すぐやる! 必ずやる! できるまでやる!をモットーに行動していきます。

鳴高の”今”に期待していただくとともに、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

令和7年4月1日 校長 切原 賀子

ナル♪校長㊳ 福島に絵本を届けよう!

令和7年3月24日(月)から26日(水)までの2泊3日の行程で、総合人間類型の1年生4名と引率の先生が「福島に絵本を届けよう!」というプロジェクトで福島県を訪問しました。

二日目、福島市役所を訪問し被災体験や復興の現状についてお話をうかがい、福島市長様へももりん文庫で集まった絵本の贈呈をさせていただきました

三日目、ふくしま中央認定こども園を訪問し、子どもたちに絵本の読み聞かせや手遊びで交流し、その後、震災遺構 仙台市立荒浜小学校に訪問してから帰着の予定でしたが、なんと福島県、宮城県では暴風が吹き荒れ、新幹線が運行中止、高速道路が通行止めになり、荒浜小学校の訪問は叶わず、飛行機も飛ばなかったため、丸1日遅れて昨日27日(木)に兵庫県へ戻ってきました。

この間、福島市の皆様には大変お世話になり、市長様から感謝状、紙芝居「ふくしまの記憶」、福島市観光PRキャラクター”ももりん”、「東日本大震災・原発事故からの福島市復興のあゆみ」の冊子を頂戴しました。

特に復興のあゆみをまとめた冊子は残部が少ない中、せっかく甲子園球場の近くから来てくれたのだからと分けていただいたと聞いています。

その模様は、地元紙で掲載していただいたのだそうです。

また、仙台駅で途方に暮れていたところをインタビューを受け、地元のテレビ局で放送されたのだとか。

頂戴した諸々は、校長室で展示・保管し、これからも鳴尾高校で共有していきます。

今回お世話になった福島市の皆様、本当にありがとうございました。

ナル♪校長㊲ 3学期終業式からの合格者説明会

3月は学力検査をはさんだこともあり、1,2年生全員が久しぶりに一同に会した今日、3学期の終業式を行いました。

終業式での「学校長式辞」では、これまで発行した「D.A.F.鳴高!~鳴高生のみなさんへ校長メッセージ~」12月号から3月号を振り返りながら、鳴尾高校の「口コミ」について考えてみました。

12月号 (鳴高生).pdf R7 1月号 (鳴高生).pdf R7 2月号 (鳴高生).pdf R7 3月号 (鳴高生).pdf

校長自身は実際に「口コミ」を見たことはありませんが、PTAの方や、先生方からお聞きすると、それはひどい内容なのだそうです。

その中でも多いのが、①「鳴尾高校は課題が多い」、②「自由がない、厳しい、堅苦しい」といったものなのだとか。

①について、「口コミ」の理由を考察してみると、

▇ 長期の休みは勉強から解放されて楽しく過ごしたいのに、課題の提出と課題考査がストレスになる。

▇ 塾の宿題もしないといけないから、キャパオーバーでアップアップする。

といった意見が大半を占めると思われます。がしかし、

▢ 学習面でスタサプの到達度テストや模試で自分の課題はちゃんと把握できている。自分にあった学習(=自己調整学習)を進めたいので、一律に出される課題は自分には必要がない。

という鳴高生もいるかもしれません。 (←であったら頼もしいとの期待も込めて)

そんな鳴高生にとって”与えられる課題”は必要ないとしても、一方で課題を必要としている鳴高生もいるわけですから、課題や課題考査を無くしてしまうというのは時期尚早でしょう。

鳴高の先生方は、親切で丁寧、先回りして課題を出し、ちゃんと課題の提出ができているか確認し、提出のない鳴高生には声をかけ、課題考査を作成して実施・採点しと手間を惜しみません。

(校長としてはもっと突き放してもよいのになと思ってしまいます。)

課題は出しても、やるかやらないか当人の自由。やらずに力がつかなければそれは自己責任。

②について「口コミ」の理由を考察してみると、

▇ 県西宮や市立西宮東は私服で自由そうでいいな。一方、鳴高は靴下の色や髪留めのシュシュ等の規制があって自由がない。

といったところでしょうか。

でも考えてみてください。文句を言うのはそこではなくて、靴下の色や髪留めのシュシュ等の規制がないと自分で判断ができない、信頼されていないことに怒るべきなのではないでしょうか?

あなたにとって、”在りたい鳴高”とは? それを実現するためには?

あなたの思いや提案を匿名の「口コミ」ではなく、生徒会執行部や意見箱に届ければいいじゃないですか?

校長室も開放しているので、いつでも鳴高生が話に来てくれるのを待っています。

さあ、明日から春休み。

今日は午後からの合格者説明会で、4月から新しく鳴高生になる280名のみなさんとその保護者の皆様が来校されます。

4月、夢や希望を胸に入学してくる新入生のみなさんが、新2,3年生の鳴高生を見てあこがれる、そんな先輩になるべく、春休みを有意義に過ごしてください。

といったことを伝えました。

<午後からの合格者説明会の様子 @本校体育館>

 

ナル♪校長㊱ 第77回 卒業証書授与式

多数のご来賓や保護者の皆様にお祝いしていただき、第77回 卒業証書授与式を無事に挙行することができました。

思い返すと、校長が4月に着任して以来、一番たくさん校長室を訪ねてきてくれたのは3年生(77回生)のみなさんでした。

この1年間、各部活動や鳴高祭、体育大会等々の行事をはじめ、鳴高を引っ張ってきてくれたのも3年生(77回生)でした。

その3年生(77回生)が卒業式の後、3年生の先生方にサプライズで「旅立ちの日に」を贈りたい!と企画し、ほとんどの3年生が自宅学習で学校に登校していなか連絡を取り合い、企画を進めてきました。

当日は、集まって練習することが叶わなかったにも関わらず、心ひとつに、大合唱で「旅立ちの日に」を歌い上げました。

その歌声は校舎にも響き、ふっと気づけば、窓には聞き入っている2年生の姿が♪

最後は3年生の先生方と一緒に記念撮影。これも予定外のサプライズ♪

 

【令和6年度 兵庫県立鳴尾高等学校 第77回卒業証書授与式式辞】(抜粋)

 ただいま卒業証書を授与いたしました77回生292名の皆さん、卒業おめでとうございます。

 また、今日の卒業の日まで、皆さんを支え励ましてこられたご家族の皆様も、さぞやお喜びのことと思います。

 保護者の皆様には、お子様にとって大切な3年間を鳴尾高校に託していただき、これまで本校の教育活動にご支援・ご協力を賜りましたこと、心から感謝し、重ねてお祝いを申し上げます。

 さて、77回生の皆さん、私が鳴尾高校に校長として着任し、初めて皆さんと出会った1学期の始業式で、RADWIMPSが歌う卒業式の定番ソング「正解 - 18FES ver.(せいかい じゅうはちふぇすばーじょん)」の歌詞の一節を紹介したことを覚えているでしょうか?

  あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ だけど明日からは

 この歌詞にある「あぁ」には、どんな思いが込められていると思いますか?と皆さんに問いましたね。

 私は、感心して褒めたたえる感嘆の「あぁ」ではなく、残念に思い嘆いている「あぁ」なのではないか? 新学習指導要領がスタートした初年度に鳴尾高校に入学し、この3年間、「自立 創造」の理念のもと、「鳴尾力」を鍛え、新しい時代を切り拓いていくための学びを深めてきた皆さんなら、「あぁ」と嘆く必要もないですよねと伝えていました。

 さて、77回生の皆さん、この3年間を振り返ってみたとき、あなたはどんな思いを「あぁ」に込めるのでしょうか?

 この歌の続きは、

 僕だけの正解をいざ 探しにゆくんだ また逢う日まで

 次の空欄に当てはまる言葉を 書き入れなさい ここでの最後の問い

  「君のいない 明日からの日々を 僕は きっと □□□□□□□□□□□□□□□□□□」

 制限時間は あなたのこれからの人生

 解答用紙は あなたのこれからの人生

 答え合わせの 時に私はもういない

 だから 採点基準は あなたのこれからの人生

  「よーい、はじめ」

 歌詞では「君のいない 明日からの日々を 僕は/私は きっと」のあとに回答欄が続いています。さて、あなたはどんな答えを書くのでしょうか?

 77回生の皆さんが鳴尾高校で過ごしてきた3年間を振り返ったとき、毎時間の授業、鳴高祭、体育大会、修学旅行、海外研修旅行、部活動、休み時間のたわいもないおしゃべり、登下校の景色、その全てが鳴尾高校での学びであり、これから踏み出していく未来への地固めでもありましたね。

 『一歩踏み出した瞬間に未知は道となる』

 「未知」つまりまだ知らないことにはあこがれや期待とともに不安も伴います。しかし勇気を出して一歩を踏み出せば、「未知」は「道」となって未来につながっていきます。

 加えて、創立81年の伝統ある鳴尾高校は、これまで26,564名の卒業生を輩出し、諸先輩方が各界で活躍されています。きっとあなたが進む「道」のどこかで力になっていただけるはずです。

 皆さんは、「桃太郎」という寓話を知っていますね。お爺さんとお婆さんに「鬼ヶ島へ行って悪い鬼を退治してきます。」と宣言した桃太郎に、お婆さんはきび団子をつくって持たせます。鬼ヶ島へ出かける道中、その携えたきび団子を活用してイヌ、サル、キジを仲間に引き入れていき、桃太郎、イヌ、サル、キジというアベンジャーズがそれぞれの強みを活かして鬼退治をするというお話です。

 本日、ここ鳴尾高校を巣立ち、これから自分の手で創りだしていく未来を「鬼ヶ島での鬼退治」に例え、私から77回生の皆さんへ「きび団子」として「アントレプレナーシップ」に含まれる3つの要素を贈ります。

 一つは、課題に対して前向きに向き合う『姿勢』です。

 「~だからできない」「現状はこうだから仕方ないよね」というできない理由を探すのではなく、「課題を解決するために、自分に何ができるだろうか?」と向き合い、できることに目を向けるということです。

 二つは、自分のもっているリソースにとらわれない『思考』です。

 自分には知識やスキル、経験が「ないからできない」とあきらめるのではなく、それなら新しい知識を学んでみよう、スキルをもつ人と組んでみよう、「こうやったらできるんじゃないか?」と様々な手段を模索してみるということです。

 三つは、失敗を前提に行動し、失敗から生み出す『学び』です。

 これまでの教育は、答えがある問いばかりを教わり、間違わないこと、失敗しないことが求められてきましたが、「アントレプレナーシップ」では、答えのない問いに挑戦し、失敗することこそが学びです。失敗を恐れず、いろんな方法でやってみて、うまくいかなければ、「どうしたらできるか?」、また違う方法でトライしてみるということです。

 ①課題に対して前向きに向き合う「姿勢」、②自分のもっているリソースにとらわれない「思考」、③失敗から生み出す「学び」、この3つのきび団子を手に、わくわくと力強く一歩を踏み出していきましょう!

 

 THIS IS YOUR LIFE. 

 これは あなたの 人生です

 DO WHAT YOU LOVE, AND DO IT OFTEN. 

 自分の好きなことをやりなさい。そして、どんどんやりなさい。

 IF YOU DON’T LIKE SOMETHING, CHANGE IT.

 何か気に入らないことがあれば、それを変えなさい。

 

 Good luck to you あなたに幸あれ

 

令和7年2月28日

兵庫県立鳴尾高等学校長 切原 賀子

ナル♪校長㉟ ほんわかするお話♪

昨日、鳴尾高校に素敵なお花が届きました。

聞いてみると、本校の先生が帰宅途中に具合の悪くなった方を救助し、そのお礼として贈ってくださったのだとか。

せっかくなので、今朝の職員打ち合わせでエピソードとともに先生方にご披露したところ、朝から笑顔でほんわかした気持ちになりました。

先生だけでなく、鳴高生も地域の方がが困られているときには声をお掛けし、お助けする場面があり、私が着任してからこの1年だけでも度々お礼のお電話をいただいたり、青愛協の集まりで教えていただくことがあります。

本校のスクール・ミッションにもあるとおり「他を思いやる豊かな心」をこれからも鳴尾高校で育てていきます!

素敵なお花をありがとうございました。

ナル♪校長㉞ 2025 ひょうご安全の日のつどい

阪神・淡路大震災30年となる節目の年となった令和7年1月17日(金)は、本校においても震災追悼行事を実施しました。震災でお亡くなりになられた方々とそのご遺族に対して謹んで哀悼の意を表し、生徒会長から全校生徒に向けてメッセージを伝え、黙祷を捧げました。

同日、8月に「福島合宿チームHYOGO」の一員として福島県を訪問した総合人間類型1年7名のうち5名の鳴高生が、HAT神戸で開催された「ふくしま学習チームHYOGO」のブースに鳴尾高校を代表して参加しました。

「福島の思いを繋ぐ」をテーマにしたテントでは、福島県産物(お米、あおさ、鰹フレーク、小名浜せんべい)の販売だけでなく、「ふくしま学習チームHYOGO」の活動の展示や、仁川学院から参加した高校生による能登半島の物販(ポテチ、塩サイダー等)を販売をしたそうです。

多くの方から声をかけていただき、福島県の物産は大盛況で昼前には完売してしまったのだとか。

ブースをのぞいてくださった方々に、福島県で撮影した浪江町立請戸(うけど)小学校の写真も見てもらいながら、8月の体験をしっかりと繋げることができました。

他にも60近くのブースが出展され、物販の合間に他のブースをのぞいて様々な方と交流し、絆を深め、震災について思いを共有しました。

人と防災未来センターにお越しになった天皇陛下の車列に遭遇したことも大切な思い出の一つになったそうです。

今年3月には、ももりん文庫で集まった絵本と募金を持って、代表の4名が再び福島県へ訪れることになっています。

「ももりん文庫」についてはコチラをクリックしてください。

 

ナル♪校長㉝ 令和7年度から兵庫医科大学との高大連携協定がスタート

令和7年1月16日(木)、本校校長室において、兵庫医科大学と本校との高大連携協定の締結を行いました。

これにより、令和7年度から、兵庫医科大学と本校との高大連携行事がスタートすることが正式に決まりました。

兵庫医科大学の連携校(2025~2027年度の3年間)となることで、高大連携プログラムや兵庫医科大学病院における見学会に参加できるようになります。

医療看護系に将来進みたいと考えている鳴高生のみなさん、楽しみにしておいてください。

また、本校における探究活動においてもご支援をいただけることになっています

兵庫医科大学の皆様、これからどうぞよろしくお願いいたします。

ナル♪校長㉜ 3学期始業式にて

鳴尾高校では本日から3学期がスタートし、久しぶりに校舎内に鳴高生の声が響いています。

3学期始業式は全学年が体育館に集合して実施することができました。

全学年が一堂に会するのもこれが最後となります。

始業式の「校長式辞」では、年末 令和6年(辰年)を振り返り、年始 令和7年(巳年)をどんな年にしたいのか、それぞれに夢(見通し)を描きましたか?と問いを投げかけ、その夢を忘れてしまわないよう、何かに書いておくことをおすすめしました。

校長の新年にあたっての夢は、鳴高生一人一人、あなたが主役の鳴高にしたい。そのために、「在りたい鳴高」「在りたい自分」を実現するために、そして、今、あなたが思い描いている夢をかなえるために自分が何をしないといけないのか考え、「まず行動」「宣言する」「周りに頼る」して実現していって欲しいと伝えました。

合わせて、その一例として鳴高生の素敵なエピソードを紹介しています。

※エピソードの詳細は省略します。

校長から鳴高生のみなさんに伝えて考えてもらいたいことは、「D.A.F.鳴高!~鳴高生のみなさんへ校長メッセージ~」に書いているので、最新号の1月号もスタサプでチェックしてくださいとお願いし、最後に、鳴高での生活も残りわずかな3年生に向けてエールを送りました。

さあ、2025年、素敵な鳴高をみんなで創っていきましょう!!

ナル♪校長㉛ 2学期終業式にて

12月に入ったと思ったら、あっという間に2学期終業式を迎えました。

全国的にもインフルエンザが流行中ですが、もれなく鳴高でも・・・。

体育館で一同に集まり受験を控えた3年生に感染が広がってもいけないので、急遽、オンラインに切り替えての実施となりました。

終業式での「学校長式辞」では、これまで発行した「D.F.A鳴高!~鳴高生のみなさんへ校長メッセージ~」から、令和6年を一緒に振り返りながら、校長メッセージに込めた思いを伝えました。

5月号 (鳴高生).pdf6月号 (鳴高生).pdf7月号 (鳴高生).pdf

9月号 (鳴高生) .pdf10月号 (鳴高生).pdf11月号 (鳴高生).pdf

12月号 (鳴高生).pdf

そして、「振り返り」だけで終るのではなく、振り返ったことを、令和7年(巳年)どんな年にしたいのか「見通し」に繋げていこうと伝えました。

終業式の後の表彰伝達では、表彰状等を校長から手渡して頑張りを披露し、みんなでその成果を讃えました。

全国や近畿の大会につながっていくものもあり、口頭での披露も合わせるとかなりの数の表彰があって、さすが鳴高生!!

兵庫県高等学校空手道新人大会、男子団体組手ベスト8で近畿大会に挑む空手道部、男子団体組手7名(野口さん、原さん、松田さん、中山さん、竹谷さん、河原さん、井上さん)には、壮行会をしてエールを送ることができました。

国際文化情報学科1年生で実施したレシテーションコンテスト優勝者の廣本さんが堂々とスピーチを披露してくれました。

さて、明日から冬休み。3年生の中にはこれからが受験本番で年末年始どころではない人もいますが、それぞれに素敵な年末年始でありますように。

そして、3学期の始業式、鳴高生の笑顔に出会うのを楽しみにしています。

 

ナル♪校長㉚ 鶴と亀とはおめでたい♪

放課後の校長室に総合人間類型2年生の藤田さんと濱口さんが訪ねてくれました。

ん?手には何やら素敵なものが。

聞けば、総合人間類型の2年生では、毎年、祝い箸を作り、甲子園浜にある介護老人保健施設 シルバーコースト甲子園にお持ちするのが恒例になっているのだそうです。

鶴と亀の折り方は自分たちでパソコンで調べ、類型の2年生みんなで楽しくわいわいと約340膳の折り紙を折り、代表の2名がシルバーコースト甲子園にお持ちして、大変喜んでいただけたのだとか♪

その報告も兼ねて、校長先生にもどうぞと持ってきてくれました。

嬉しいですね。お正月に使うのが楽しみです♪

ナル♪校長㉙ 近畿、全国に羽ばたく鳴高生!

寒風が吹くなか、新たな横断幕が掲げられました。

(左) 美術部 角田悠太さん

第48回兵庫県高等学校総合文化祭美術・工芸部門展 立体造形部門で特選を受賞していましたが、この度、正式に令和7年度全国高等学校総合文化祭美術・工芸部門で兵庫県代表として作品を出品することが決まりました。

詳細は こちらのブログ をご覧ください。

(右)空手道部 男子団体組手

12月24日~26日、ジェイテクトアリーナ奈良で開催される、第44回 近畿高等学校空手道大会に出場します。鳴尾高校は26日に試合があり、24日の終業式後に壮行会を行います。

全力で戦ってきてください。頑張れ、空手道部!

ナル♪校長㉘ アントレプレナーシップって??

「アントレプレナーシップ」という言葉をご存じですか?

日本語にすると「起業家精神」「起業家活動」と訳されます。

校長メッセージ「D.A.F.鳴高!~鳴高生のみなさんへ校長メッセージ」7月号でも紹介しています。

(参考)7月号 (鳴高生).pdf

今年度、兵庫県の「若年層向けアントレプレナーシップ教育プログラム導入事業」に手を挙げ、2学期の特別編成時間割の中で、1年生全員を対象に、12月9日(月)、12日(火)、16日(月)の3日間(各2時間)、株式会社ガイアックスの方々をお招きして「ひょうご起業ゼミ」(6時間)を実施することになりました。

事前に1年生のみなさんには資料や株式会社ガイアックス関連のURLをお知らせして準備をして迎えた初日の9日(月)、とてもとても寒い体育館でしたが、まずは高校生目線で「どんな困りごとがあるか?」をグループワークで話し合いながら、私たちが普段使う商品やサービスは『身の回りの困りごと』から生まれることに気づき、世の中にどのような社会課題があるかを洗い出しつつ、その中で解決したい!と思えるものとその理由を考えていきました。

次回までに「自分が興味のある領域にどのようなスタートアップがあるか5社調べる」という宿題(ストレッチゴール)が出ています。

さあ、2日目のプログラムに向けて、リアルな課題に本気で取組んでいきましょう!

ナル♪校長㉗ ビブリオバトル兵庫県大会2024準優勝!

ビブリオバトル兵庫県大会常連校!

しかも、ここ3年は、優勝又は準優勝を勝ち取ってきた鳴尾高校!

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今年度、準優勝に輝いた普通科2年生の阿部さんもなかなかの逸材だと噂に聞き、これは是非お話を聞いてみたいと校長室でインタビューをお願いしたところ、想像を遥かに超えた話が聞けたのでご紹介します。

Q1 ビブリオバトルに参加しようと思ったきっかけは?

A1 2年生になってじゃんけんで図書委員に選ばれ、図書委員は全員ビブリオバトルに参加しないといけないと聞いたときはビックリしました。

Q2 これまで本を読む機会はあったの?

A2 幼稚園の頃から、遠方に住んでいる祖母から毎月1冊、3歳上の兄の分も合わせると毎月2冊の本が送られてくるようになり、小学校卒業まで続きました。途中から3歳上の兄の分も私が読むようになり、幼稚園の時から読み仮名がふってあれば読めたので、遊び道具=本でした。中学生からは大人向けの本も読むようになり、読書量は増していきました。

Q3 なぜ、発表する本として「コンビニ人間」を選んだの?

A3 芥川賞を受賞していて知名度が高かったのと、(聞き手の)興味を引きやすいと思ったからです。

(ここであらすじを説明してもらうと・・・。あらすじを聞いただけで思わず「コンビニ人間」という本を読んでみたい!と引き込まれてしまうほど、無駄のない的確な表現に感心しました。)

Q4 指導にあたった先生から、全く原稿を書かずに発表していたと聞いたけど本当?

A4 コピー用紙に5個の要素を書き出し、しゃべるときに原稿があると機械的になってしまい、感情(気持ち)がのりにくいので、その都度何をしゃべるか考えていました。(時間の調整は)時計を見ながら4分になればしめに入るよう時間調整をしていました。これは中学校のとき生徒会でみんなの前で話をするときにも原稿を用意せずしゃべっていたことが生かされたと思います。

Q5 ビブリオバトル兵庫県大会2024はどうでしたか?

A5 予選C組の1番手で発表した人のセールストークが上手く、すごいと思いました。

決勝(5名)では2,3番手がいいなと思って引いたくじが1番手だったので残念でしたが、予選のときには言えなかったことを入れて発表することができたので満足しています。

(決勝で入れた内容についての詳細は控えますが、「名前がついてない人はマイノリティーなのか?」という阿部さんの言葉と感性にハッとさせられました。)

Q6 来年、ビブリオバトルに挑戦する後輩に向けてメッセージをお願いします。

A6 堂々とすること! 話がとんでも、堂々と大きな声で話すこと! 自信をもって、胸を貼って!

このメッセージを、来年、ビブリオバトルに挑戦する後輩のみなさんに伝えていきます。

 

ナル♪校長㉖ 高大連携の新しいカタチ

今年度、武庫川女子大学との教育活動に関する連携が6月からスタートし、武庫川女子大学の中央図書館を鳴高生及び本校の教職員が自由に活用させていただけるようになったのを皮切りに、他にはない鳴高オリジナルの高大連携を進めています。

例えば、

✅ 「総合人間Ⅱ」の授業で普通科総合人間類型で学ぶ2年生が武庫川女子大学の中央図書館を訪問

  科目「総合人間Ⅱ」の授業風景についてはこちらをクリック

 ✅ 沖縄修学旅行の事前学習として、武庫川女子大学のメディアホールにて映画「島守の塔」を鑑賞するなど「平和学習」を実施

  「平和学習」の様子についてはこちらをクリック

さらに、部活動において、大学とのコラボ企画がスタートしています!

今年度については、モデル事業として、女子バスケットボール部、野球部から始めています。

【女子バスケットボール部】

▶本校と武庫川女子大学施設の共同利用  

▶武庫川女子大学のトレーニングルームの使用

【野球部】※現在、調整中のものも含む

▶からだ作り(栄養などの食事面)における、武庫川女子大学からの専門家派遣

▶本校野球部生徒に対して、武庫川女子大学によるセミナーの実施

 アスレチックトレーナーの派遣、メンタルトレーニング 等

12月5日(木)には、武庫川女子大学から健康・スポーツ科学部 健康・スポーツ科学科 准教授の中堀 千香子 様とアスレチックトレーナーの方にお越しいただき、野球部の練習を見ていただいた後、本校野球部監督と今後の打合せを行いました。

ナル♪校長㉕ 「佐野菜見展」は、...。つづく

『佐野菜見展』西宮会場は終了しましたが、「SNSにて、正門に設置した「笹」に感激したというポストが何件かあり、”佐野菜見ファン”の方にはたまらない演出になった」と主催者の方からお聞きしたので、正門の「笹」は今しばらくそのままにしています。

『佐野菜見展』西宮会場の宣伝として、本校正門横掲示板に設置していたパネルと、「複製原稿付きパネル企画」西宮市内9カ所で実際に使用された複製原稿を共同印刷様のご厚意で本校に提供いただきました。

せっかくなので、校長室に、佐野菜見さんの代表作「坂本ですが?」全4巻、「ミギとダリ」全7巻、新聞記事とともに、メモリアルコーナーを設置しています。

鳴高生のみなさんは、自由に佐野菜見さんの作品を手に取ったり、新聞記事を眺めたりできるコーナーとなっています。併せて、放送部が制作した映像作品も鑑賞できます。

 

鳴高生のみなさん、保護者の皆さま、ぜひ校長室をのぞいてみてください♪

ナル♪校長㉔ 鳴尾高校から全国へ!?

先日、【美術部】から紹介があったとおり、第48回兵庫県高等学校総合文化祭美術・工芸部門展に出品していた、美術部2年8組角田さんの作品が、立体造形部門で特選を受賞しました。

【美術部】全国大会出場へ! ←そのブログはこちらをクリック

同じく出品候補者として選ばれた14名のうち、「阪神丹有」からは、なんと1名のみという快挙です!

そこで、角田さんに制作秘話やら、いろいろインタビューしてみました。

中学校から美術部に所属し、鳴高の美術部1年生までは絵画の作品を製作していたそうですが、2年生になり鳴高祭で巨大な恐竜の絵を描いたこと、これまでやっていなかった立体にも挑戦したくなったことがきっかけで、なんと鳴高の廃棄していた段ボールのみを使い今回の作品を制作したのだそうです。

まずは、石粉粘土で原型を作り、段ボールで試作を作るところから。

薄い段ボールを加工しやすいようにたたいたり、丸めたりたり、縛ったりして整形し、恐竜の皮や鱗は厚い段ボールをはいで細部までディティールにこだわり表現しました。

制作にあたっては、2年主任の先生に段ボールアーティストを紹介してもらい、美術部顧問の先生と展覧会に足を運んで情報を集めたのだとか。

そして、実際の作り方はYouTubeを参考にしたのだそうです。いまどきです!

その実物を美術室に観に行くと、ほぼ男子高校生と同じ大きさ!

(美術部部長の2年生 松本さんとともに記念撮影)

正面から観るともちろんすごい!のですが、

背面にもこだわっていて、まさに360度全方向からすごい!

恐竜の卵の中の子恐竜は割箸で固定しているのだそうです!

 

 親恐竜の表情がなんとも豊かで、私には笑っているように見えました♪

あまりの大きさと、細かい所まで一切手を抜かず段ボールのみで表現している様子に関心しながらカメラのシャッターを切っていたら、表彰状と共に写真を撮るのをうっかり忘れるところでした。

来年度開催される、第49回全国高等学校総合文化祭(2025香川大会)が楽しみですね。

それまで大切に作品を保管していきましょう。

ナル♪校長㉓ 「坂本ですが?」校内聖地巡礼企画スタート!

いよいよ、来週にせまってきました!『佐野菜見展』西宮会場

日時 令和6年10月30日(水)~11月10日(日) 午前10時から午後6時まで

会場 西宮市立市民ギャラリー(第3・第4展示室)

本校、正門外の掲示板でも絶賛広報中です!(第1巻 P44掲載)

この機会に、「坂本ですが?」で描かれた西宮市と鳴尾地域そして、学文高校の舞台となった鳴尾高校の各所を巡ってみませんか? 

ということで、次の2つの企画が同時開催されています。

✅SNS投稿キャンペーン by『佐野菜見展』西宮会場 

『『佐野菜見展』西宮会場の開催を記念し、「坂本ですが?」の舞台のモデルとなった西宮市9カ所にて、パネル&複製原稿が展示されています。「#佐野菜見展」のハッシュタグをつけて、XもしくはInstagramに「告知パネル」または「告知複製原稿」の写真を投稿すると、西宮会場来場の際に、「坂本ですが?」オールスターキャラ特製ペーパーがプレゼントされるそうです。

詳しくはコチラから

そして、本校でも放送部が準備を進めてきたのが、

✅「坂本ですが?」校内聖地巡礼企画 by鳴尾高校放送部 

「坂本ですが?」の作品内に登場する学文高校(鳴尾高校)の各場面を紹介した複製原稿が校内6カ所にフォトスポットとして設置されています。タブレットやデジタルカメラで撮影できます。

フォトスポットにあるスタンプラリーで全スタンプをコンプリートすると記念品が贈呈されるのだとか!

10月26日(土)にオープン・ハイスクールで来校させる中学生や保護者の皆さまにも撮影やスタンプラリーを楽しんでいただく予定です♪

(ただし校舎内は立ち入り不可となっております。)

ナル♪校長㉒ 「”やっちゃえ”高校生JCビジプラ甲子園」に挑戦して

令和6年9月22日(日)  なるお文化ホールで開催された「”やっちゃえ”高校生JCビジプラ甲子園」に参加して、鳴高2年生5名のチーム「なぜか半分しましま」のプレゼンを見届けてきました。

思い返せば6月、西宮青年会議所の鈴木様がこの企画の説明に来校されたところからが始まりでした。

設定テーマは「西宮市×観光 ~西宮に観光客を勧誘しよう~」

鳴尾高校でも参加して挑戦してみませんか!と鳴高生の皆さんに呼びかけたところ、ちょうど、2年生の総合的な探究の時間で「地域社会」をテーマに探究活動をしている5名が名乗りを上げてくれて、6月の高校生事前説明会を経て、7月から3カ月にわたる「答えのない問いに挑戦してみないか」がスタートしました。

こちらのブログ「ナル♪校長⑯」参照

7月下旬から8月下旬、夏休み期間に2回、西宮市青年会議所の現役社会人の皆さんが、多数、本校にお越しくださり、作成しているプレゼンについて様々な角度から意見をいただき、検討・協議の機会がありました。

こちらのブログ「ナル♪校長⑱」参照

その後も、西宮商工会議所の方からいただいた意見をもとにプレゼン資料を修正し、当日のプレゼンに向けてリハーサルをして、プレゼン本番に向けて準備をしてきました。

当日は、なるお文化ホールという大舞台で、緊張しながらも、堂々とプレゼンを披露!

審査員の方からの質疑応答↓

西宮市内の公立高校、西宮北高校(2チーム)、鳴尾高校(1チーム)、西宮香風高校(2チーム)、市立西宮高校(1チーム)、西宮今津高校(1チーム)の5校7チームが参加し、最優秀賞は西宮今津高校、優秀賞2校は西宮香風高校2チームという結果でした。

残念ながら入賞はなりませんでしたが、挑戦した2年生5名は、準備をしてきた3カ月、そしてプレゼン本番当日の他校の高校生の発表を見て、やってみなければ分からないたくさんの学びを得たと思います。

西宮市長様から「社会課題をビジネスチャンスにしている。」と講評いただいたように、西宮市北部地域の活性化と保護犬の問題を掛け合わせた「探究」を進めることができました。

(株)Strobolights 代表取締役の羽田様が講評で語られた、

今回の企画では、中身とプレゼンが大事!

①自分たちが何が言いたかったのか? それを意識して伝えることができたか?

②何を課題として×打ち手の関係性、論理的なつながり、その際に数字による検証ができているか?

「高校生の学びは、社会に出てからの地固め」という言葉を、鳴高生のみなさんにも伝えたいと思わずメモしました。

参加した2年生 チーム「なぜか半分しましま」の5名のみなさんには、この経験をこれで終わりにせずに、次に繋げていって欲しい。そして、他の鳴高生、特に普通科のみなさんに伝えていってくれることを期待しています。

プレゼン大会の最後に、この企画の中心となって進めてこられた、西宮市青年会議所の鈴木様から熱い思いと共に閉会の挨拶があった後、6月の高校生事前説明会、7~8月の交流会、9月22日の当日の様子までを写真、動画で振り返る映像が流れ、各校参加者の名前のテロップと共に2年生5名の写真が出てくると、この3か月間の様子が思い返され、校長はぐっとこみ上げるものがありました。

このような機会を創ってくださった、西宮青年会議所の鈴木様はじめ、会員の皆様には感謝の思いでいっぱいです。

これからも、鳴尾高校と何らかのカタチで繋がっていただけたら有難いです。

ナル♪校長㉑ The principal is making her debut at English Lunch.

 4月にスタートしてから大人気のEnglish Lunch.!

英語の苦手意識が克服できず、何かと理由をつけて参加を渋っていましたが、8月から来られているALTのGennyさんの「Welcom English Lunch」でもあるので、この機会を逃せば、またずるずると2学期が過ぎてしまう...。(絶対)

ここは一念発起して、Google翻訳で作った原稿を片手に、いざ、English Lunch.へ←まず行動

I'm Principal Kirihara.

This was our first welcome English Lunch since welcoming Genny.

I'm thinking of participating in English lunches from now on.

Since this is the first time, let's eat some snacks together.

と、原稿を読み上げ、デビューはまずまず。

From now on, I will be participating in English Lunch every Wednesday during my lunch break.←宣言する

We look forward to working with all the students and ALTs at Naruo High School.←周りに頼る

ナル♪校長⑳ チームHYOGO ふくしま学宿って何ですか??

夏休みも後半、8月21日(水)~23日(金)、今年も総合人間類型の生徒さん7名が福島県に行ってきますと情報をもらい、とても興味津々の校長♪

始業式の後に、代表2名が鳴高生の前で報告をしてくれましたが、2泊3日の「合宿」ではなく「学宿」で何を学び、どう変わったのか? まだまだ聞いてみたいことがある!!と放課後、校長室に招いてお話を聞いてみました。

始業式での発表の様子はこちらをクリック

Q1 どうして「チームHYOGO ふくしま学宿」に参加しようと思ったの?

A1 入学前オリエンテーションで、先輩がパワーポイントで福島県での体験を発表していたのを聞いて、自分も行ってみたいと思った、将来、中学校の社会科の先生になる夢があり、なかなか誰でも行けない所に行ってみたかった、家族が阪神淡路大震災の経験にふれ、後押ししてくれた、友達に誘われて福島について調べていくうちに行きたくなった。

中には、3万円で2泊3日の福島旅行に行けるのがお得だから、おいしい果物や海鮮が食べたかったといった高校生らしいものまで、きっかけは7名それぞれですが、自分の好きなこと、興味をもったこと、気になったことをどんどんやってみようという姿勢は共通していて、さすが、鳴高”総合人間類型”で学ぶ生徒のみなさんだと関心しました。

Q2 2泊3日の「ふくしま学宿」に参加して、何を学んで、どう変わったの?

A2

(1日目)

・館内見学をした東日本大震災・原子力災害伝承館で、日頃、意識したことのない、目には見えない放射能の影響について考えさせられた。

・1日目に、何が原因で原発事故が起きたのか、発電の仕組みを学び、津波により冷やせなくなったことで爆発した経緯を知ってから、2日目に実際に東京電力福島第一原子力発電所の構内見学ができたので、より学びが深まった。

・双葉町・浪江町フィールドワークをしたときに、JRの駅の周りは復興が進んでいたが、少し外れたらゴーストタウンみたいで廃墟のようだと感じた。

(2日目)

・原発のことは知っていたが、実際に東京電力福島第一原子力発電所を目の当たりにすると、知っているのと自分の目で見て感じることは違うと感じた。

・大熊町のフィールドワークで、大熊町立「学び舎 ゆめの森」という0歳から15歳の認定こども園と義務教育学校、預かり保育、学童保育を一体にした施設を見学し、教室が全く違う、素晴らしい設備、自分で選ぶ学び、壁一面の大きな本棚等、すばらしいと感じた。本棚にはまだまだ本が入るスペースがあって、鳴高を巻き込んで本の寄付ができないかと考えている。

(3日目)

・相馬市で実際に津波にのみ込まれ、夫と父親を亡くされた方の話を聞いた。津波が来るまでは時間があったのに、それまで地震が来ても津波が来なかったことで逃げ遅れてしまったと悔やまれていた。事前の備えの重要性についても話をされていて、その話を家に帰ってしたところ、家族が防災グッズを買いに行こうと提案してくれた。

・家に帰って、大きなタンスに突っ張り棒を取り付けた。

・福島の高校生と学校交流をしたときに、命を守ることが大事だが、逃げ道をつくっておくことも大事だと話してくれた。それ以後、ドアに細い木を挟んでおくようになった。

・帰ってすぐに物置を確認したら、水が2本しかなく、これではだめだと家族に提案し、3日間、家族全員が生きるための水の量を計算して備蓄するようになった。

限られた時間でしたが、7名が口々に自分の目で見て、感じて、考えたことを話してくれました。

そして、家に帰ってから、すぐに家族に話をして、具体的な行動につなげていることが印象的でした。

総合人間類型では「防災」をテーマに、お隣の鳴尾北小学校に出前授業をしたり、探究をしていく機会がこれからもあります。

今回の「チームHYOGO ふくしま学宿」での学びを、これからの自身の学びにつなげながら、鳴高生の学びに広げて、提案をしていってくれることを期待しています!!