交流日誌

交流日誌

Guest students from Australia!!

夏の日差しが和らぎ、少しずつ秋の気配がうかがえる9月15日(金)、姉妹校のEaton Community Collegeから34名の生徒達と4名の先生方が1日だけ鳴尾高校にいらっしゃいました。

始めのオープニングセレモニーでは、記念品の箸が校長先生から姉妹校へ贈呈されました。

両校の交流にとっての「架け橋」になるように、との意味合いが込められているそうです。

2限目は書道体験です。本校英語教員による説明に基づき、自分の名前を筆ペンで短冊に書く、というものです。

姉妹校生たちの名前には漢字で当て字が用意されており、みな熱心に下書きをしていました。
 
筆ペンの方は記念品の一つとして、短冊と共に持ち帰っていただきました。

3限目は17名ずつの2グループに分かれ、3年生の「絵画」と「演奏研究」の授業に交じっていただきました!

「絵画」グループの活動は水彩画で、2種類の技法を活用しながらポストカードに絵を描く、というものでした。
 
本校生たちが各座席の補助に付き、やり方を英語で説明しながら活発に交流していました。できあがった作品の中には本校美術教員をうならせるものもありました。

一方「演奏研究」グループの活動は、童謡の「さくらさくら」を、歌・三味線・琴の3パートに分かれて練習し、最後に全員で合わせて演奏する、というものでした。


 
姉妹校生たちは初めて手にする楽器に少々苦戦していましたが、本校生たちが役割分担し、英語やジェスチャーを交えながら姉妹校生たちをサポートしていました。楽器を通じた交流には両校生の笑顔が溢れていました。

4限目は国際文化情報学科3年生の「時事英語」選択者との交流です。食堂にて、食事をとりながらの交流でした。
 まずは食券を買うところから。本校生が丁寧に説明していました。ちなみにこの日の日替わりメニューは、ランチが味噌カツ定食、どんぶりがチラシ寿司でした。
 
 
日本の食文化に触れつつ、終始リラックスした雰囲気に包まれたひと時でした。

お昼休み、体育館では自然に両校生が集まりバレーボールやバスケットボールが行われていました!

スポーツの楽しさは万国共通ですね。

5限目は全学年の各授業教室に分かれ、授業参観していただきました。姉妹校生にも参加していただけるよう、多くの授業で様々な工夫が施されていました。そのうちの一部をご紹介します。

1年生の家庭科。家庭にかかる収入と支出をシミュレーションし、グループに分かれての話し合い。引率の先生も参加していただき、ご自身の家計を例として話してくださいました。

2年生の英語表現Ⅱ。ある生徒が「もし仮に〇〇だとしたら…」というお題に対して、仮定法を使って英作文。さらに別の生徒がその文に対する「もしも」話をつなげていく、という形式。
 
3年生の古典B。黒板やモニターを利用しつつ、英語を使って「竹取物語」などの有名な日本文学や、「夢」などの代表的な漢字をプレゼンしました。

6限目は体育館にて1年生クラス対抗でのダンスパフォーマンスを見学していただきました。
 
1年生たちが夏の臨海学舎で覚えたスタンツを披露し、姉妹校生たちに審査員として加わっていただく、という形式です。

ダンスパフォーマンスの後には、姉妹校生たちによるオーストラリア国歌 "Advance Australia Fair" の斉唱がありました。心洗われる素敵なハーモニーでした。


長旅でお疲れにも関わらず、元気なお姿を鳴尾高校に見せていただきありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。