令和5年7月29日・30日
6月の中旬に走行会を行ってから約1か月、レースの本戦を迎えました!
昨年よりスピードUPを図るべく「車体の外装素材」を変更。空気抵抗を減らせるようキャノピー
を取り付け。車体デザインも変更し、本戦の前日になりました。
7月29日、JR大阪駅に集合し、近鉄鶴橋駅から特急で2時間30分、三重県の白子駅に到着。
鈴鹿サーキットまで移動し、早速ピットでの荷物の積み下ろしから作業開始。車体の調整を行い、
受付を済ませ、いざ車検へ!
SUZUKAサーキットピットの様子 | ピット内での車体調整 |
無事車検に合格し、ピット裏のパドックで最終的な試走を行いました。
上り坂でのテスト走行 | ドライバー交代の様子 |
明日の本戦に備え、この日は早めに宿泊先へ移動し休むこととなりました。
7月30日
早朝6時に鈴鹿サーキットに到着。部員たちは走行するコースの下見に徒歩で出発。
約1時間ほど掛けて戻ってきました。
早朝の鈴鹿サーキット(コースウォーク)
9時からのブリーフィングに参加し、いよいよ1回目のタイムアタックです。
この「Ene-1 SUZUKA Challenge」という競技は、一般の人からすると少々ルールが複雑な競技で、
少しだけこのルールと競技内容についてお話します。
この競技は「パナソニック社製」の充電式単3乾電池40本を動力源とし、SUZUKAサーキットを周回
する競技です。競技部門には大きく2種類あり、2輪車の「KV―Moto」と3輪車以上の「KV―40」
があります。さらにそれぞれの部門に「一般・大学・高校・中学」などクラスがあり、
2輪車のKV―Motoは、サーキットの東コースを先に1周し、そのタイムを競います。タイムの
速い順に高ポイントが与えられます。つぎに、同じコースを30分間周回する「タイムトライヤル」を
行います。30分間でいかに多く周回できるか、またその周回タイムをいかに速くできるかがカギとなります。
この「タイムトライヤル」でもポイントが付き、先に1周したポイントと30分間のポイントを合わせ、
高ポイントを獲得したチームが優勝となります。
次に私たちが出場した3輪車以上の「KV―40」の競技についてです。
3輪車以上ですので4輪車でも出場できますが今年、4輪車は見ませんでした。ほとんどが3輪車
です。この競技は、鈴鹿サーキットのフルコース(5.821Km)を1周し、そのタイムを競います。
周回には「1stアタック」「2ndアタック「3rdアタック」と3回あり、全3回のタイムを
合計して速いタイムのチームが優勝となります。しかし、周回するには条件があり、1stアタック
を周回してから3rdアタックを周回し終わるまで、一切の電池充電は出来ません。なので・・・
いかに充電池のパワーを温存しながら速く走れるかが勝敗のカギとなり、ドライバーのコース選択
とサーキットの起伏に合わせた「変速ギア」の選択も大きく影響します。
レーススタート!
1stアタック開始から3rdアタックの終了まで、日中のピットは猛暑の中での作業になりました。
作業する生徒たちも熱中症にならないよう気を付けながら頑張りました。
ピットクルーによる車体点検の様子 | 2ndアタック前の打合せ |
本校の生徒は、たくさんの方々から支援を受け、今年もこのEne-1 SUZUKA Challengeに参加すること
ができました。本当に感謝いたします。
結果的には、KV―40 DivNEXTcクラスで5位、総合39位で完走しました。
今年は表彰台に登れませんでしたが、来年はさらにパワーアップした本校の走りにご期待ください!
「3rdアタック」スタート前の最終点検! | スタート位置へ誘導!(3年次部員コンビ) |