教育長挨拶

夏本番が迫り、木立の緑がますます色濃く感じられるようになりました。この良き日に、兵庫県立川西カリヨンの丘特別支援学校の開校記念式典が開催できますことを心から嬉しく思います。

本日、式典を挙行するにあたり、ご来賓、保護者の皆様方に御臨席をいただいておりますことに、厚くお礼申し上げます。

本校は、兵庫県立こやの里特別支援学校在籍児童生徒の増加に伴い、学校規模の適正化を図るため、令和2年度に整備計画を発表し、令和6年4月に開校しました。4月に行われた開校式には、本校の開校を待ち望んでおられた多くのご来賓の皆様のご臨席を賜り、盛大に挙行され、今日に至っております。

さて、兵庫県教育員会では、第4期「ひょうご教育創造プラン」のもと、「多様性の尊重と包摂性のある教育の推進」を基本的方向の一つに掲げるとともに、インクルーシブ教育システムの理念の実現に向けた特別支援教育を推進しています。

このような中、本校では、「児童生徒一人一人の人権と個性を尊重し、自立と社会参加に向け、豊かな心と主体的に考え行動する力を養う」という学校目標の実現にむけて、多くの地域の方々のお力添えをいただきながら邁進しています。また、校訓には「かけがえのない一人 温かい集団 つながりあう社会」を掲げ、すべての学部で交流及び共同学習を実施し、居住地の各学校や近隣校の児童生徒と一緒に学習することで教科等の学びを深めるとともに、相互のふれあいを通じて豊かな人間性を育むことに取り組んでいます。

兵庫県立川西カリヨンの丘特別支援学校が、地域との交流を大切にし、地域共生をめざすことで、自立と社会参加に向けて、個々の教育的ニーズに応じた教育活動が行われるものと期待しています。そして、子どもたちの夢の実現を支援し、地域から愛される、すばらしい学校となりますよう祈念するとともに、本日ご臨席いただいた皆様方に、今後一層のご支援とご協力をお願い申し上げまして、ご挨拶といたします。

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