校長日誌

皆田和紙:紙漉き体験授業

本日から森林環境科学科3年生で「林産物利用」を選択している生徒を対象に、紙づくりに取り組む「紙漉(す)き体験授業」が始まりました。今日から12月初旬までの計7回の講座が予定されており、そのうち3回は佐用町上月にある「皆田(かいだ)和紙資料館」にて紙漉き作業の実地体験を行います。本日はその第1回目ですので、皆田和紙保存会の方から和紙作りの歴史や紙の原料である楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)、三俣(みつまた)等について教えて頂き、その後でうちわ用の紙染め体験を行いました。細かく折った和紙に染料をつけて開いてみると、一つとして同じものはなく、それぞれの作品に偶然の美が現れ出ていました。古くから伝わる伝統産業について思いを致す貴重な経験となると思います。