2023年11月の記事一覧
基礎看護技術(口腔ケア、特別授業)
口腔の清潔援助の必要性や看護師に求められる患者の看護について理解を深めるために、看護科高校1年生が歯科衛生士の方から専門的な講義をしていただきました。口腔内の環境や口腔ケアについての知識だけでなく、実際の現場での様子や援助の風景を動画で見せていただくことで深い学びにつながりました。
[生徒の感想]
・口の中をきれいにすることだけでなく、唇や舌のストレッチも口腔ケアの一つだと知りました。
・普段歯を磨く理由は虫歯や歯周病予防だけだと思っていたけれど、誤嚥性肺炎の予防や認知所の予防につながることや歯周病と糖尿病が関わり合っているという内容が印象に残りました。また、口腔ケアは舌の運動や唾液腺を刺激することもでき、よりおいしく食事できるようになるという話も印象的でした。
・口から食事がとれない患者さんは、歯が汚れないと考えて口腔ケアをする必要性を感じられなかったけれど、それは間違いで放っておくと唾液の分泌が少なくなり、口腔疾患や呼吸器疾患を起こしやすい状態になってしまうと学びました。寝たきりの患者さんや麻痺などが理由で自分の歯を磨くことが難しい方には、私たちがしっかりと口腔ケアを行うことの必要性を理解することができました。
・患者さんや利用者さんはいきなり口腔ケアをされると驚き不快な思いになると思ったので、講義でも話されていたように、まずは肩や首周りのマッサージなどを行いコミュニケーションをとってから行うのが効果的だと思いました。
解剖生理学(皮膚・消化器系)発表
高校1年生が2学期の解剖生理学の授業で学習した皮膚と消化器系の理解をより深めるために、4人1組のグループに分かれ先輩(高校2年生)とクラスメイトに講義する発表を行いました。
「皮膚の機能」「口腔と咀嚼」「咽頭と嚥下」「胃・十二指腸と消化」「空腸・回腸と吸収」とテーマを決めて、それぞれの行動に関連する解剖生理を理解し、伝えることができるように学習を深めました。
2度目の取り組みでもあるため、グループで手際よく役割を分担しアイパッドや模造紙を用いての作業を進め、先輩も含めたみんなの前での発表も堂々と行うことができました。少しずつ難しくなっていく解剖生理学の学習ですが、自ら学びを深められる工夫を重ね、これからも前向きに学習を深めていきたいと思います。