2023年1月の記事一覧
教員向け研修会 報告
2021年12月9日、神戸商業高校にて、理化学研究所で行われている「成体の脳を透明化し1細胞解像度で観察する技術」ついて講義がありました。
以下の写真はマウスの透明肺です。左はオレンジの染色液で染められています。
透明化試薬
https://www.tcichemicals.com/JP/ja/c/10431
顕微鏡も開発したとのお話がありました。
観察対象の厚みがあるため、既存の顕微鏡ではピントが合わなかったり、観察できない、ということがありました。
そこで、横から光を当てたり、下側カメラでピントを自動を合わせることで、様々な厚みの部分の平面写真が撮影できる、ということでした。
つまりまさにCTスキャンのような写真が撮影できる、ということでした。
この技術と、細胞を観察する技術を組み合わせ、脳全体の細胞すべてを階層的に観察することができる、というまさに夢でも見ているかのような内容でした。
面白いはもちろんのこと、衝撃を受ける内容でした!
CUBIC-X によるマウス全脳全細胞の”点描画”
http://sys-pharm.m.u-tokyo.ac.jp/cubic-atlas.html
リンク先に細胞の核をひとつひとつ点描画した動画があります。