兵庫県立鳴尾高等学校 |
校長室から
シン・ナル♪校長⑬ 「継(つぐ)」
放送部が、第72回NHK杯全国高校放送コンテスト兵庫県大会において、2部門で全国大会出場を決めました。
▶アナウンス部門 優秀賞 3年 高田さん
▶創作テレビドキュメント部門 「継(つぐ)」」 優秀賞 代表2年 山口さん他放送部員
放送部のみなさんからお話を聞く前に、まず「継(つぐ)」の映像を見せてもらいました。
(NHK杯全国大会が終了するまでは、公には映像作品を公開することはできませんが、鳴高生のみなさんにもどこかの機会に観てもらいたいと強く感じた力作でした。)
<創作テレビドキュメント部門 「継(つぐ)について インタビュー>
「継(つぐ)」(8分)」の映像を仕上げていく過程で、撮りためた貴重な素材を断腸の思いで切り捨てる作業を繰り返し、効果的なテロップを工夫しながら、バージョン163まで上書き編集して創り上げたのだそうです。
12月4日付け朝日新聞朝刊で掲載された記事がきっかけで、2年 山口さんが代表となり、3年 高田さん、2年 橋本さんの3名で昨年の12月から取材を開始しました。
山口さんは、戦争の話が苦手で、取材を始めた頃は、話を聞いていてつらくしんどくなったこともあったそうです。しかし、西宮市であった大空襲な空襲を経験された方々に出会い、取材を進めるうち、若い世代に戦争を残していかなければならない。お話をしてくださった皆さんの思いを止めてはいけない。お孫さんにあたる同世代の人が動いているのを知って、それぞれのやり方、新しい見方で戦争を捉え、後世に思いを継いでいかなければならないと思いが変わってきたと話してくれました。
また、橋本さんは、戦争の話を小・中学校の道徳の時間や講演会で聞いて、戦争の残酷さを知ってはいたものの、自分たちの問題として共感できなかったものが、取材を進めるうち、お話をしてくださった方々の戦争の記憶を残したいという思いを受け止め、その思いが途切れないように継げるのは私たちなのだという思いが強くなってきたと話してくれました。
そして、そんな2年生2人を見守りながら陰になり日向になり一緒に取材をしてくれたのが、3年 高田さんです。
4月からは、新入生3名も加わり、取材に同行し、編集作業にも一緒に携わって作品が完成しました。
また、作品を仕上げるにあたって、昨年度、本校卒業生の方から寄贈いただいた放送機材一式がなければ、このクオリティーの動画編集はできなかったとも話してくれました。
※放送機材一式の寄贈をいただいた件については、昨年度のブログをご覧ください。
<アナウンス部門について インタビュー>
全国大会出場を決めた3年 高田さんですが、今でも実感がないと話してくれました。
1年生のときに軽いのりで放送部に入部し、1年生はアナウンス部門しかエントリーできず、本当は朗読部門をやってみたかったのにと始めたアナウンスでしたが、「話すことが大好き」という気持ち一筋にアナウンスの技を磨いてきました。
1年生のときに7人いた部員も、1人減り、2人減り、他の3年生は引退して現在は1人になって、これでいいのか?と悩むこともあったそうですが、それでも、2年生の時に朝の放送をほぼ毎日一人で続けて力をつけ、近畿大会に出場できた経験が、今回の全国大会出場に繋がったのは間違いないでしょう。
兵庫県大会では、準決勝17位だったので追い込みは難しいなとあきらめかけていたところ、名前を呼ばれたときにはびっくりしたのだそうです。そして見事、決勝では35人中、堂々の6位に入りました。
「せっかくつかんだ全国大会の切符を無駄にしません。」と力強く語ってくれた高田さん。
全国大会のその前に、6月29日にウインク球場(姫路市)で開かれる高校野球選手権兵庫大会開会式での司会に向けて、発声を自分の「読み(アナウンス)」に生かせるよう、猛特訓の日々なのだそうです。
「継(つぐ)」の制作にあたって、取材させていただいた多くの皆さまにお力をいただき、思いを届けていただいたお陰で、放送部員が成長し、素晴らしい作品へと仕上げることができました。この場を借りて感謝申し上げます。
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