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2023年12月の記事一覧

令和5年度研究発表大会及び講演会を実施(12/8)

12月8日(金)、神戸市総合教育センターで研究発表大会及び講演会を実施し、約100人が参加しました。開会式では、副会長の山崎高等学の武田校長による開式のことばのあと、会長である小野高等学校の小倉校長からのあいさつで「理科教員が最先端の技術や理科に興味を持って観察・実験して、理科好きの生徒や思考力・判断力・表現力及び学びに向かう態度を身に付けさせるよう取り組んでいきましょう」と伝えました。

講演は、大阪公立大学大学院工学研究科 物質化学生命系専攻応用化学分野 有機機能化学研究グループ 前田壮志准教授から、「有機色素の開発最前線」をテーマに話して頂きました。内容は、合成染料の歴史と反応機構、機能性色素の研究の最前線、有機薄膜太陽電池の作り方と構造や、有機薄膜太陽電子の起電メカニズムが2種類の有機化合物の薄膜で発電できるのかなど、科学の歴史から最先端の研究まで、興味深く教えて頂きました。

研究発表では、7組9人の成果をまとめた発表があり、その発表も大変熱心に研究された成果発表で、会場からも質問があり盛り上がりました。講評では、兵庫県教育委員会事務局高校教育課の長坂主任指導主事から1人ずつ丁寧に助言を頂きました。閉会のことば、副会長で北摂三田高校の吉野校長で、来年度は令和6年12月6日(金)に同会場での実施を伝えて締めくくりました。

準備や運営を頂きました西播支部、但馬支部の校長先生や科学部会会員の皆様のご協力で無事に終了しました。ありがとうございました。終了後の臨時評議員会で、来年度の理科教育大会東京大会の発表には、「黒板実験を通して見えてきた講義と実験の融合」のテーマで発表しました県立小野工業高等学校(定)の藤原頌先生を推薦することになりました。発表頂いた全ての先生方、代理で発表頂いた市立西宮東高等学校の牛谷教頭先生に感謝申し上げます。

光電変換材料としての近赤外吸収色素をもちいることで、透明な有機太陽電池ができることなど、利用価値の高い近赤外吸収色素の開発に注目されていることも教えて頂きました。

研究発表のタイトルと発表者
1 「非SSH校における理系探究活動の実践報告―普通の理系が普通に科学するー」県立須磨東高等学校 久森洸希
2 「主体的・対話的に学ぶ授業を目指して」西宮市立西宮東高等学校 弘中洋介 (代理発表 牛谷隆久教頭)
3 「サイエンストライやる事業による小高連携の取り組み」県立豊岡総合高等学校 中家卓也
4 「黒板実験を通して見えてきた講義と実験の融合」県立小野工業高等学校(定) 藤原頌
5 「授業実践報告『中和の量的関係』」県立龍野高等学校    宮本佳代子
6 「青少年のための科学の祭典 丹波会場大会について」県立篠山産業高等学校 宇治宮隆文
7 「力学の理解度を実験で確認する」県立舞子高等学校 壺井宏泰、森田雄摩、甲斐大介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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