兵庫県特別支援学校技能検定の取組

兵庫県特別支援学校技能検定について

1 技能検定の目的

 県立特別支援学校高等部の生徒が、自立し社会参加するために、個々の進路希望が実現できるよう、生徒が身に付けた就労に関する力を公的に証明する技能検定を実施する。

 また、技能検定を企業や事業所、保護者等、広く県民に公開し、障害者雇用や特別支援教育への理解啓発を図る。

 

2 検定部門と種目

 (1)喫茶サービス部門

 (2)ビルクリーニング部門

  ア ダスタークロス

  イ モップ

  ウ テーブル拭き

 (3)物流・品出し部門

 (4)パソコン部門

  ア データ入力

  イ 文字入力

  ウ 文書作成

 

3 県立川西カリヨンの丘特別支援学校での技能検定の実践

 当校では、本校・分教室共に授業の中で技能検定に力を入れて取り組んでいます。実際に検定にチャレンジする生徒も多数おり、中には高い級を認定される生徒もいます。

 ただ、当校では高い級の取得だけを目的とするのではなく、技能検定の内容を学ぶ中で、働くための実践的な力を身に付けられるように指導をしています。技能検定の手順を追うだけではなく、道具の扱いや、動作、言葉かけなど一つ一つに意味や目的があることを生徒と教師が一緒に考えながら取り組んでいます。

 技能検定の中で身に付けた技術や知識は、実際に現場・施設実習などで活きることもあり、褒めていただくこともあります。

 また、当校ではカフェスペースもあり、技能検定で身に付けた知識や技術をベースにしたカフェを運営しています。実際に地域の方や企業、事業所の方にも来ていただいており、技能検定をはじめとした、実践の成果を見てもらい、当校生徒に対する理解と特別支援教育への啓発の良い場となっています。

 技能検定では、知識や技術はもちろんのこと、実践的な力を身に付けることで「できた!」という経験を自信に繋げられることを大切に指導しています。

 

4.技能検定の練習、検定当日の様子

 喫茶サービス

 

 物流・品出しサービス

 ビルクリーニング

 

 

 

 

 

 
兵庫県特別支援学校技能検定チラシ