特色・教育方針

特色

 

 明治35年創立の本校は、100年以上の歴史と伝統をもち、「県工」の名で親しまれ、県下工業高校の中心を担っています。
 特色ある7つの学科を設置し、多様で高度な学習ができる環境が用意されている全国的に見ても大規模な工業高校です。本校は、「専門技術を身につけよう」、「スペシャリストとして頑張ろう」とする生徒に門戸を開き、多様で高度な学習ができる環境とシステムを用意しています。

l  科目選択の幅を5科目・10単位に拡げています。

l  3つの学科(建築・総合理化・デザイン)でコースを設置しています。

l  在学中に取得した資格検定を増加単位として認定しています。

設置学科

 

建築科                          定員 40名 (定員の50%を推薦入試、のこりを科別の学力検査で募集)

機械工学科                    定員 80名 (定員の50%を推薦入試、のこりを科別の学力検査で募集)

電気工学科                    定員 40名 (定員の50%を推薦入試、のこりを科別の学力検査で募集)

総合理化学科                定員 40名 (定員の50%を推薦入試、のこりを科別の学力検査で募集)

都市環境工学科             定員 40名 (定員の50%を推薦入試、のこりを科別の学力検査で募集)

デザイン科                     定員 40名 (定員の50%を推薦入試、のこりを科別の学力検査で募集)

情報技術科                    定員 40名 (定員の50%を推薦入試、のこりを科別の学力検査で募集)

教育方針

 

 人間尊重の精神、生命の尊厳を基盤とした教育活動の推進と学校安全の徹底を図り、一人一人の個性を十分に生かすとともに,、 他者への思いやりと協調の精神を養い、国際社会で生き抜く上での柔軟な思考力や洞察力を育てる。

 「社会で自立し、産業界の未来を切り拓く力を育成するとともに、知・德・体のバランスのとれた『生きる力』を育む」を基本方針として、「主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」「社会参画に必要な態度や能力の育成」「達成感や自己有用感を高める学習活動の工夫」を学校経営の重点(ビジョン)として教育活動を行う。

重点目標

 

 豊かな人間性と人間関係の育成

 心と身体を磨き、他者への思いやりや人間相互の連帯感を深め、豊かな人間関係の構築を図ることを通して「豊かな心」を育成する。また、人間的なふれあいに基づく生徒指導により基本的生活習慣を身につけさせるとともに、キャンパスカウンセラーを活用した教育相談体制の充実を図る。

 「確かな学力」の育成

 生徒に基礎的・基本的な知識や技能を習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を育むとともに、主体的に学習に取り組む態度を育成し、確かな学力を身に付けさせる。また、アクティブラーニングの視点から指導方法の工夫・改善に取り組むとともに、少人数指導等きめ細やかな指導の充実を図る。

 時代の変化に主体的に対応した「魅力ある兵工づくり」の推進

 生徒一人一人が自分のよさや可能性を伸ばし、充実感をもちつつ、協調性、国際性、創造性、チャレンジ精神などを身に付けさせる。また、「ひょうご匠の技」探求事業等の事業を実施するとともに、弾力的な教育課程の編成や特色ある教育活動の展開を進める。

 自己実現を図るキャリア教育の推進

 生徒が、将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力を育むキャリア教育を、各学科の専門性を活かしながら、組織的・系統的に推進する。

 生徒の安全を守る取組の推進

 生徒の安全確保に向けて、警察などの関係諸機関をはじめ、家庭や地域社会との連携・協力を密にする。また、校内にあっても、安全意識の向上や安全に対する適切かつ迅速な対応を図り、あわせて安全教育の充実に努める。

 「兵庫の防災教育」の推進

 阪神・淡路大震災等の経験と教訓を継承し、生命に対する畏敬の念や助け合い、ボランティア精神等、共生の心を育み、人間としての在り方生き方を生徒に考えさせる「兵庫の防災教育」を推進する。また、災害対応マニュアルを不断に見直すとともに、 地域と連携した実践的な防災訓練を実施する。

 地域に信頼される開かれた学校づくりの推進

 学校評議員制度の活用、学校評価(学校関係者評価を含む。)の実施、小高連携の推進、オープンハイスクールの実施、兵工祭や合同課題研究発表会の公開等の機会を通して説明責任を適切に果たし、保護者・地域住民の理解と参画を得て、学校・家庭・地域社会の連携協力による学校づくりを進める。

 教職員としての資質と実践的指導力の向上

 教職員としての使命感や高い倫理観を保持し、服務規律の遵守に努めるとともに、専門性と実践的指導力の向上や社会の変化に対応した教育観を培うことに努める。また、教職員が互いに励ましサポートし合うよりよい人間関係づくりを心がけ、学校としての組織力と教育力の向上を図る。

 「勤務時間適正化 新対策プラン」を踏まえた実効ある取組の推進

 教職員一人一人がワーク・ライフ・バランスの重要性を認識し、年次休暇の計画的取得をはじめ、「定時退勤日」や「ノー会議デー」等に積極的に取り組む。

特色ある学校づくり

 

 学科単位での生徒募集制度を生かし、3年間を通して系統的に自己の能力や適性について関心を深めさせ、個性の伸長を図るとともに、学習意欲を高め、各科の活性化に努める。

 生徒の多様なニーズに応えるため、学科の特色を生かしたコースや選択科目、学校設定科目を設定することにより生徒の興味・関心を喚起し、学習意欲と学習効果の向上に努める。

 各学科間の連携を密にし、施設・設備の有機的な活用を図る。

 生徒の能力・適性及び進路希望等の実態に応じた学習指導の充実を図るとともに、検定・資格取得を奨励し、生涯学習の観点に立って、自ら積極的に学習に取り組む態度を養う。

 生徒と教職員、生徒相互の人間的なふれあいを深めることによって、教育活動の一層の活性化に努める。さらに「高校生ふるさと貢献活動事業」や「高校生就業体験事業」、「県立高校特色づくり推進事業」の取組を通して、特色ある学校の創造と新しい校風の樹立に努める。