各科よりお知らせ

建築科3年生がドローン測量を体験|田村組による講習で建設DXを学ぶ

2025年7月4日(金)、建築科3年生を対象に、ドローン(UAV)を活用した測量実習を実施しました。講師として、株式会社田村組(小野市)建築部・土木部の皆様をお迎えし、ドローンの操作や自動航行、空撮データの処理方法について丁寧にご指導いただきました。

今回の実習では、これまで地上型レーザースキャナ(TLS)によって取得してきた建築棟の点群データに加え、TLSでは取得が難しい屋上部分の情報をドローン測量によって補完することを目的としました。

本校建築科では、文部科学省の「スマート専門高校」および「DXハイスクール」事業、ならびに兵庫県の支援を受けて、3Dレーザースキャナや解析ソフトを活用した建設DX教育を推進しています。今年度は県立高校魅力アップ推進事業によりドローン1台を導入し、測量からデータ処理に至る一連のプロセスを学ぶ機会を設けました。

生徒たちは、自動航行や点群データ処理などの実践的な技術を体験し、建設現場のICT化に触れる貴重な学びの時間となりました。今後の進路選択や職業理解にもつながる、充実した実習となりました。

なお、本実習の様子は日刊建設工業新聞(2025年7月11日付)にも掲載されましたので、あわせてご紹介いたします。

最後に、この実習の実現にあたり、講師としてご尽力いただいた株式会社田村組の皆様に、心より感謝申し上げます。