校長室より

2021年1月の記事一覧

理科の散歩道8

理科の散歩道8

今回は、次の問題を考えてください。
【問題】
ビンの中に長さの違う2本のローソクが入っています。さて、火を付けてビンにフタをすると、どちらが先に消えるでしょう?
この問題を解くときの条件がいくつかあります。
・空気は窒素78%、酸素21%、アルゴンその他1%の混合物です。
・酸素はローソク中の炭素と燃焼して二酸化炭素に変化します。
・分子量は窒素28、酸素32、二酸化炭素44です。
さて答えは次のいずれかです。
①長い方が先に消える。
②短い方が先に消える。
③両方同時に消える。

 わかりましたか?答えは次の動画で確認して下さい

   解答(ココクリック)

令和3年1月8日 令和2年度 3学期始業式 式辞

令和2年度 3学期始業式 オンライン&校内放送にて

 皆さん、明けましておめでとうございます。いい年を迎えることができましたか。今日は3学期の始業式です。2学期の終業式でも触れましたが、「ジタバタする」ということについて話をしてみたいと思います。
 人生という長い道のりの中では、遅かれ早かれ誰もが大きな壁にぶつかります。途方もない大きな壁を前に、悩んだり、苦しんだりします。学校を卒業したばかりの新入社員を対象とした入社式などで、会社の社長や会長などがよくこんなことを言ったりします。「今日からみなさんは社会人です。いつまでも学生時代のような気分でいてもらっても困ります。社会人になると、いろいろな困難な壁、大きな壁にぶつかります。けれども、壁にぶつかっても決してくじけることなく、頑張って乗り越えていってください。」ただ頑張って乗り越えろと言われても自分の力では到底乗り越えられないこともしょっちゅう起こります。もっと言えば乗り越えられないもののことを壁というのです。では人生でも、仕事でもこれから直面するであろう大きな壁を前にしたとき、どうすればいいのでしょうか。そこにはこれが正解というものはありません。ただある人はこう答えました。「大きな壁にぶつかったときに、大切なことはただ一つ。壁の前でちゃんとウロウロ、ジタバタしていること。ちゃんとウロウロ、ジタバタしていれば、たいてい大丈夫。」
 ここで大事なのはどうしよう、どうしようと、とにかく立ち止まらずに壁の前を行ったり来たりすることです。そうすれば偶然、壁の下に小さな穴が見つかったりすることがある。その穴を一生懸命掘っていくと、わずかに通り抜けられるくらいのトンネルができたりする。そこに勇気を持ってもぐり込んでもがいているうちに壁の向こうにたどり着いたりすることがある。その穴は行動せずに立ち止まっていただけでは見つからなかったかもしれません。また何日も何日もウロウロしていたら、突然壁に亀裂が走ってガラガラと勝手に崩れてしまって壁の向こうに行くことができた。また偶然ヘリコプターがやってきて、そこからロープが降りてきて、それに必死につかまっていたらいつの間にか壁の向こう側に連れて行ってくれた。
 壁の前でちゃんとウロウロ、ジタバタしていると、いつかそんなことが起こります。ときには誰かの力をかりて試練をくぐり抜けて行くことができます。