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令和6年度2学期始業式 式辞

 おはようございます。この夏休み中にみなさんの大きな事故等の報告を聞くことはなく、こうして元気なみなさんと会うことができて嬉しく思います。


 1学期終業式で人間性を高めることが大事である、そのために「挨拶」と「日常の五心」を心がけるという話をしました。この夏休み中に、校内ですれ違う時など、自分から挨拶をしてくれる生徒が多く、嬉しく思いました。素敵な挨拶ができるようになってくると、きっと変化した自分に気づくときが来ると思います。逆に挨拶がきちんとできないことで、社会では評価が下がることが多々あります。卒業するまでに、素敵な挨拶が自然とできる人になってください。挨拶は苦手だな・・と思っている人がいるかもしれませんが、人は変わることができます。

 さて、夏休み中にパリオリンピックがありました。みなさんも見ていたのではないでしょうか。改めて感じたことをお話しします。男子体操の岡慎之助 選手は、2022年の国内大会中に右膝前十字靱帯断裂の大けがをしました。しかし、パリ五輪に出るという強い気持ちでリハビリに取組み見事に代表の座を射止めました。そして、パリで金メダル2個、銅メダル1個と大活躍でした。男子スケートボードの堀米雄斗 選手は、決勝で3回連続で大技を失敗していたが最後の最後に成功して逆転優勝しました。彼は「何が何でも乗るっていう気持ちだけは忘れないで滑ろうと思ってました」と述べています。水泳女子の池江璃花子 選手は、東京五輪でメダルが期待されていた中、2019年2月に白血病を公表しました。死にたいと思う日々を克服して2021年4月の国内大会で東京五輪代表となった際に、「努力は必ず報われると思いました」と声を震わせる姿は多くの人を感動させました。しかし、パリ五輪では目標に届かず涙しました。
 今紹介した選手だけでなく、代表選手に共通していることは、本当に強い気持ちを持っているということです。当り前のことかもしれませんが、改めてそう感じました。

 自己啓発作家・教育者であり「成功哲学の祖」と言われるナポレオン・ヒルの詩の一部を紹介します。
 もしあなたが負けると考えるなら、あなたは負ける。
 もしあなたがもうダメだと考えるなら、あなたはダメになる。
 もしあなたが勝ちたいと思う心の片隅で無理だと考えるなら、あなたは 絶対に勝てない。
 もしあなたが失敗すると考えるなら、あなたは失敗する。
 すべては「人の心」が決めるのだ。
 「向上したい」「自信をもちたい」と、もしあなたがそう願うなら、あなたはそのとおりの人になる。
 さあ、再出発だ。
 強い人が勝つとは限らない。すばしこい人が勝つとも限らない。
 「私はできる」そう考えている人が結局は勝つのだ!

 成功(目標に到達)するために必要なことは、強い気持ちを持つことです。でも強い気持ちがあっても必ずしも自分の思い通りにいかないこともあります。しかし、これは間違いなく言えます。強い気持ちを持つことが、成功(目標到達)へのスタート地点に立つことである。気持ち(心)次第で人は変われるということです。
そして、目の前のやるべきことを避けてはいけません、逃げてはいけません。

元気に充実した2学期となることを願っています。