ブログ

2021年11月の記事一覧

11月25日(木) ⅢD1104 人権教育講座

 

〔研修の概要〕
講 義 様々な人権課題の解決に向けて
講 義  「インターネットによる人権侵害」の現状と課題
          (株)情報文化総合研究所 代表取締役 武蔵野大学 名誉教授 佐藤 佳弘
演 習 人権教育の指導方法等の改善・充実
            ・「インターネットによる人権侵害」について
〔研修の感想〕
○人権課題は本当に様々で、日々の教育活動の中で取り組んでいき、積み重ねていくことが大切だと改めて感じました。人権課題は年々増えて複雑になってきているため、私たち教師も日々情報を収集したり、学んだりして人権感覚を磨いていく必要があると思いました。まずは、「あれ?おかしいな。」と気づくことができる子どもを育てたいと思いました。インターネットやスマホが普及して子どものいじめがますます見えにくくなったので、どう対応していくのが良いのか、難しいと感じました。子どもの事情があることも理解できるからこそ難しいので、学校でのルール、家庭でのルールを子どもと一緒に考えて作っていくことが大切だと感じました。演習では、他校の取り組みを聞いたり、一緒に教材を考えたりすることで色々な考え方に触れられたことが良かったです。
○人権侵害のクイズで、自分自身が曖昧に捉えていた内容がよく分かりました。その中でも、学校での正しい行為とネット社会での正しい行為が違うことをしっかりと教えていかないと、ネット犯罪から子どもたちを守ることができないと分かりました。ネット社会が低年齢化していることもあり、小学校低学年にとっては少し混乱してしまうかもしれないけれど、学校だけでなく、家庭や地域ぐるみで、どのような場面ではどのような行為が正しいのか考えていくことができるよう取り組んでいきたいです。
○本日の研修で学んだことは、インターネットにおけるいじめの現状とその対策の仕方です。私自身、日頃からLINEやSNS等を使用する機会が多いので、実態はある程度知っているつもりでしたが、初めて聞くものが多数ありました。日々進化する機能とともに、ネットでのいじめも多様化・低年齢化していることがよく分かったので、それらを子どもや保護者に啓発していくことが必要であると感じました。それと同時に、現状を踏まえて子どもたちとともにルールを考えていかなければならないことを知りました。被害を未然に防いだり、早期発見をして最小限に留めたりすることができるよう努力していきたいです。また、実際に被害にあった時の対処の仕方についてはまだまだ分からないことが多いので、これからさらに学んでいきたいです。

11月25日(木) ⅢC1334(高)情報科教育講座B

  

 

〔講座の概要〕
 講 義:コミュニケーション手段の特徴
     ・目的や状況に応じたコミュニケーション手段の選択
 講 義:情報デザインの役割
     ・ピクトグラムを用いた情報伝達
 演 習:効果的なコミュニケーションを行うための情報デザイン
     ・情報デザインの考え方や方法を生かしたWebページの在り方
 
〔受講者の感想〕
○情報を伝達するために考えるべきことは何か、改めて考えることができました。
○情報デザインについて実習を伴う指導を行う必要性を理解しました。
○情報の各単元を、点ではなく線で教えたいといつも考えています。情報デザインとプログラミングなど他の単元との繋がりが見えたので良かったです。

11月17日 ⅢC1113(小中)図画工作・美術科授業実践講座

 

〔講座の概要〕
 講義・演習 「造形や美術に対する見方や感じ方を深める鑑賞に関する資質・能力の育成をめざして」
 発表    「見方や感じ方を深める「鑑賞」領域の授業実践」
 演習    「主体的・対話的で深い学びを実現する授業の在り方」
               ・作品などから見方や感じ方を深める指導の工夫
               ・「鑑賞」領域におけるICTの効果的な活用 
〔受講者の感想〕
○目標やねらいを明確にし、子どもたちに付けたい力を考えて、県立美術館等の社会教育施設を積極的に活用したいと思います。
○鑑賞の授業を考えるときに、その作品が描かれた背景やどんな画家だったのか等、作品についての知識や事実についてどう扱えば良いのか分からなかったのですが、自分の見方や考え方を言葉にすることで、他者の考えに触れることが大事であることが分かりました。
○演習では、鑑賞をし、子どもの気持ちになることで、造形の要素に気がつくことができました。また、「木を見る視点」「森を見る視点」を子どもたちに付けていきたいです。

11月16日(火)ⅢB1304 (小中)ICT活用推進リーダー講座(Google Workspace)

  

〔研修の概要〕

演 習:パブリッククラウドの活用方法 

    ・Google Workspaceの活用

演 習:児童生徒のICT活用から情報活用能力を体系的に考える

    -情報活用型プロジェクト学習を通して-

演 習:教育の情報化の推進

    ・研修モジュ-ルを使った校内研修計画の作成 

〔受講者の感想〕

・classroomの作成やJamboard等の基本的なことから、学校での研修の持ち方や児童へICTを活用して、どのようにして学習に取り組ませていくかを学ぶことができました。

・情報活用型プロジェクト学習がとても参考になった。GIGAスクール構想という言葉だけが一人歩きして、なんとかタブレットを使うことで満足しているところがあったので、なんのために使うのか、どんな力をつけさせたいのかを意識することの重要性が改めて実感できました。

・多くの先生の活用方法を聞き、ICTをもっとうまく使うことで授業や学級活動に活かしていけると思いました。また、中堅という立場からも、どんどんと若手が入ってくる中で、校内の役割を引き継ぎ、指導していかなければならないと再認識しました。

 

 

11月15日(月)ⅢC1111 (中)英語科授業実践講座

 

〔研修の概要〕
講 義:コミュニケーションを図る資質・能力の育成をめざして
-指導と評価の一体化に向けた授業づくり-
発 表:生徒の伝え合う力を育む授業実践
演 習:生徒の伝え合う力を育む授業づくり

〔受講者の感想〕
・最初は難しく考えていましたが、この研修で具体的な方法を説明していただいて、生徒同士のスモールトークからでも簡単に5領域を統合した実践が可能であるということに気づきました。竹内先生が紹介してくださった変化する繰り返しWhat do you have for dinner?のように文法事項を簡単にすることで、活動のハードルを下げ、繰り返すことで力がついていくという進め方を、帯活動として、早速取り入れてみたいと思います。

・評価方法についてこれまで様々な研修を受けてきましたが、具体的な授業実践や評価規準についてはイメージがわかず、正直手探りで進めてきました。今日の研修を通して、新たな評価のもとで授業実践を行う意欲と自信がわいてきました。このことは、私の中だけに止めるのではなく、同僚の先生方にも共有していきたいと思います。教科書で扱う内容をいかに生徒の興味関心と結びつけたらいいのか、これまでは難しく考えていましたが、今日の授業実践を拝見させていただいて、シンプルな方法ほどより効果的だと気付かされました。どの学校もICT活用が進んでいて、焦りを感じました。環境への不満ではなく、その中で今自分にできることが何なのかを考えていかなければならないと思いました。充実した研修内容で、大変勉強になりました。

・本日の研修で、まずは中間指導の重要性を再確認できました。また、自分自身も指導や評価の際に悩んでいた観点項目についてや、ルーブリックの作り方など多くのことを学び、大変勉強になりました。研修を通じてペアやグループで他の参加者とコミュニケーションをとる機会を持つこともでき、各学校での取り組みや先生方の悩んでおられることを共有できたことも有意義でした。

令和3年11月10日(水) ⅢD1203 「政治的教養をはぐくむ教育」実践講座

 

 

〔研修の概要〕

講   義 「政治的教養をはぐくむ教育」の充実に向けて 
                    ー高校生が身につけるべき政治的教養ー

講   師 京都橘大学 教授 水山 光春

演習・協議 自立した主体として社会に参画する意識を高める授業づくり 
                   

〔受講者の感想〕

  • 政治的教養をはぐくむ教育は、地歴科・公民科の教員だけで取り組むのではなく、すべての教員があらゆる教育活動の中で実践できることがわかりました。
  • 生徒に地域課題について考えさせることが、政治的教養を高める教育につながることを学びました。
  • 本日の研修を通して、すぐにでも高校生に政治的教養を高める教育を実践する必要性を感じました。

11月11日(木)ⅢC1237(高)農業科・水産科教育講座B

      

〔研修の概要〕

講   議 地域や社会の健全で持続可能な発展を担う職業人として必要な資質・能力について   

講義・演習 地域農業の課題を理解する
                    ・地域農業の課題解決に向けた取組について 

実習・協議 専門教育に求められる実技指導力の向上
                    ・実技指導に関する知識・技術の習得 

〔受講者の感想〕

  • 本日の研修では、新学習指導要領の目標・内容に基づき、地域農業課題解決に向けての授業設計について考えるよい機会となった。課題を解決していくためには、農業者や農業関連産業との連携が大切であることを学んだ。
  • 刈払機の操作やトラクターの運転を通して、実技指導を向上させるために自ら実践することの大切さを学んだ。実際にGPS搭載のトラクターに乗車することで、最新の専門的な知識技術の向上につながった。
  • 兵庫県が推進している農業技術に関する研究を参考にしながら、生徒が科学的に課題解決していく能力を育成できるような授業に取り組んでいきたい。

11月8日(月)ⅢB1203リーダーシップ講座

  

〔研修の概要〕

講   義 組織を活性化するリーダーシップの在り方とは
                    -校内における同僚性・協働性の構築-
                    愛媛大学大学院 教授 露口 健司

演習・協議 校内での自身の役割を考える
                    -組織力を高め学校の課題を解決する-

〔受講者の感想〕

  • リーダー像のイメージが広がりました。今までにはなかった新たな視点からも、業務を捉えて遂行していきたいと思います。
  • ミドルリーダーとしてだけでなく、勤務校をより良くするために今後も研鑽に励みたいという気持ちが大いに湧きました。
  • ミドルリーダーとして、様々な場面でリーダーシップを発揮していく必要性を学びました。また、サーバント・リーダー10の特性を1つでも多く身につけて、実践していきたいと思います。

11月9日(火)ⅢC1112 (小中)音楽科授業実践講座

 

〔研修の概要〕
講 義:新学習指導要領に基づくICT活用と学習評価の充実
     -指導と評価の一体化に向けた音楽科の授業づくり-
発 表:主体的・対話的で深い学びを実現する授業実践
演 習:主体的・対話的で深い学びを実現する授業の在り方

〔受講者の感想〕
・講義では、いろいろな動画や音を組み込んだ話の進め方でとても興味がわく面白さがあり、私も授業をするとき、なにか心にひっかかるような仕掛けをもって授業に取り組まないといけないと実感することができました。また、鑑賞の授業の進め方も考え直すべきだなと再確認することができました。児童自ら考え表現していくような授業展開を考えていけるようにしたいです。演習では、初めて使うアプリに出会えてすっかりハマってしまいました。タッチして何度も再生して音楽作りができるというのはとても便利です。子どもたちも自分が作ったものがどんなものなのかわかるというメリットがあるので、学校の授業でも取り組んでいけたらと思いました。
・子どもたちを表現者にしていくための手立ての重要性に気づきました。子どもたちが主体的に授業に取り組むために、興味をもてるような手立てをどのように施していくのか、自分自身の研鑽が更に必要だと感じます。子どもたち自身が、音楽を通して気付き、感じ、表現していくために、音楽の4つの側面(形式的・内容的・文化的・技能的)を意識して学べるようにしていかなくてはならないと強く感じました。 
・田中先生のご講義で「子どもを楽器ではなく表現者に」という言葉を聞き、はっとしました。いろんな表現方法を知って欲しいという思いで、私が思う表現を子どもたちに押し付けていたのではと気づいたからです。また、知覚と感受のお話を聞き、授業中に児童に発問する際に意識していきたいと思いました。音楽を学ぶのは楽しいなと改めて感じることができました。午後からの実践発表、演習では、具体的な実践や授業プランをお聞きすることができました。学校内で音楽の授業プランについて聞き合うことが多くはないので、大変参考になりました。音楽においても低学年からの積み重ねが重要だと再確認できました。今後の教育活動に生かしていきたいと思います。

11月2日(火) ⅢF1508 児童虐待問題への対応講座

 

11月2日(火) ⅢF1508 児童虐待問題への対応講座を実施しました。   
 午前の様子   午後の様子

  
〔研修の概要〕

  講   義:児童虐待等の問題と関係機関との連携について
  講義・演習:学校における児童虐待等の問題への対応について

  
〔受講者の感想〕

  • 教員は、児童と過ごす時間が長く、普段から児童のことを観察し、少しの変化にでも気づける存在であるため、虐待があったり虐待と疑われたりするときは学校組織として早急に対応し、できるだけ早く関係機関につなぎ通告する必要性を改めて感じました。また、虐待の背景には児童本人や家庭が困っていることを意識し、虐待によるトラウマがあることも意識しながら、学校での児童の問題行動等にも対応していきたいと思います。
  • 児童虐待問題への対応について、研修前より具体的にイメージすることができました。特にジェノグラムやエコマップを描くことで、関係性や課題点の整理にもつながり、対応を検討していく上で必要だと分かりました。早速児童への対応に生かしていきたいです。
  • 前半はこども家庭センターや福祉組織の概要について幅広く情報を得られました。学校現場からは見えない組織の実態は、共に協力体制にを築いていく立場として必要な知識でした。後半は、もし学校に対象児童がいたら?と具体的に考えることにより、勉強になりました。専門機関の知識を持っていること、エコマップなど組織で理論的に思考することが、より良い支援につながるのだと再確認しました。