研修の様子
令和3年9月24日(金)ⅢE1308 児童生徒の情報モラル育成講座
〔研修の概要〕
講 義
児童生徒が利用するインターネットの世界
・ネットワーク上のトラブルの実態
情報社会に主体的に参画する態度を育む指導
・楽しいコミュニケーションを考えよう(LINE×静岡大学)
演 習
情報モラル育成のための授業づくり
〔受講者の感想〕
・具体的な指導について学ぶことができました。特に、人それぞれで価値観や感じ方が違うということを念頭に置き、議論し、リスクを共有することが大切であるというお話が印象的でした。また、リスクをグラデーションでとらえるという考え方も大変勉強になりました。子どもにルールを押し付けるのではなく、どうすれば楽しくコミュニケーションがとれるのか、リスクを回避できるのかについて、子どもたちとともに考えていきたいです。
・何のために情報モラルについて教えていく必要があるのかを再確認できました。学校生活の中のどのような場面で、どのような教育ができるのかも具体的に学ぶことができました。情報モラルに関する授業を設定することももちろん必要ですが、普段の生徒との関わりの中でできるアプローチもあるということがわかりました。できるところから実践していきたいと思います。
9月10日(金)ⅢC1216(高)国語科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 新学習指導要領でめざす授業の在り方
―新科目「現代の国語」「言語文化」を中心に―
講 師 広島大学 副理事・教授 難波 博孝
演習・協議 新科目「言語文化」の授業構想
―生徒の具体的な学習活動を構想する―
・主体的•対話的で深い学びを実現する授業の工夫
〔受講者の感想〕
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午前の難波先生の講義では、「現代の国語」「言語文化」について、自分たちでカリキュラムマネジメントを作る、というとても意欲が湧くお話をしていただきました。午後からはZoomを使って他校の先生方と具体的な話をすることができ、すぐにでも活用できそうなアイデアをたくさんいただきました。
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本日の研修を通して、「現代の国語」と「言語文化」において何を中心に生徒に伝えていくのか、どのような気づきを与えるべきなのか、考えることができたように思います。特に古典分野については、古典と生徒との距離感を考え、それを縮めるためにどのような授業を展開すればよいか、考えることができました。新年度が始まるまでの残り半年、本日学んだことを意識して授業していきたいと思います。
9月13日(月)ⅢC1220(高)数学科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 これから求められる統計教育
-統計教育の充実をめざして-
神戸大学 教授 齋藤 政彦
演習・協議 統計的探究プロセスを経験させる授業の工夫
・「データ分析」の授業構想を中心に
〔受講者の感想〕
- PPDACサイクルについては、統計学習で意識したことがありませんでした。数Ⅰの最後の内容ということで、時間が押してしまい授業時間数を確保できていないことが多いですが、情報や総合的な探究の時間などとのつながりも意識して、少しでも内容を深められるようにしていきたいと思います。
- PPDACサイクルという新しい概念を学ぶことができました。PPDACサイクルにおいて、課題設定の段階から生徒自身が考え、次へのPPDACサイクルを考える意欲が湧くような授業の工夫をしていきたいと感じました。
- 統計教育については苦手意識がとても強かったのですが、データをもとに話し合って分析したりすることや、分析したことを数値に表したりすることは、生徒と一緒に授業を作っていく上でとても興味深いと感じました。PPDACサイクルを基準に授業計画を立てていこうと思います。
9月9日(木)ⅢC1222(高)理科教育講座
講 義 理科の見方・考え方を働かせる授業づくり
-見通しをもって観察、実験を行える生徒を育てる-
上越教育大学 名誉教授 小林 辰至
演習・協議 「探究の過程」を通じた学習活動を行うための授業づくり
-観察、実験の授業を通して身に付けさせる資質・能力-
〔受講者の感想〕
- 育成すべき資質、能力の3つの柱を再確認することができ、、理科という教科のなかでどのような視点でそれらを育んでいけばよいかを改めて考えることができました。
- 仮説の設定が重要であるということを学ぶことができました。また、小林先生が具体例を示しながら説明してくださったので、どのような点に着目して仮説を設定していくのか分かりました。
- 見通しをもって観察、実験を行える生徒を育てるためのアイデアや発想、また、それらを評価するための評価規準についても深めることができました。これらを本校の生徒の実態に沿った授業づくりに活かしていきたいです。
9月8日(水)ⅢD1202(高)キャリア教育推進講座
〔研修の概要〕
講 義 体系的・系統的なキャリア教育の在り方
ーキャリア教育の充実に向けてー
講 師 筑波大学 教授 藤田 晃之
演習・協議 キャリア教育の視点から教育活動を振り返る
〔受講者の感想〕
- キャリア教育の視点をぜひ自分の教科でも活かしていきたいと思いました。また、学校としての目標を明確にする必要性を感じました。
- 新たなことを行うのではなく、今行っている行事をキャリア教育の観点から見つめ直すという言葉が特に印象に残りました。
- 今まで通り自己理解や人間関係形成に関する取組を大切にしつつ、生徒たちが「学ぶ意義の認識」ができるように意識し、生徒に伝え続ける必要があると思いました。
9月7日(火)ⅢC1225(高)英語科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 音読で外国語が話せるようになる科学
-科学的に正しい音読トレーニングの理論と実践-
関西学院大学 教授 門田 修平
講 義 新学習指導要領でめざす授業の在り方
-新科目「英語コミュニケーション」「論理・表現」を中心に-
演習・協議 英語科における生徒の発信力を向上させる方法について
-授業プランの作成・模擬授業を通して-
〔受講者の感想〕
- 音読活動において、シャドーイングの有効性を再確認できました。シャドーイングを通して、英語でのやりとりができる生徒を育てていきたいと思いました。
- 新学習指導要領の改訂を受けて、生徒のインプット活動とアウトプット活動がより深まるような授業展開を考える必要があると感じました。
- 今回初めてテレビ会議システムを活用したWeb研修を受講し、来年度から始まる一人一台端末環境での授業をイメージすることができました。
8月18日(水)ⅢC1232(中高)家庭科授業実践講座
〔研修の概要〕
講 義 ICTを活用した授業展開について
発 表 実践事例報告 ーICT活用先進校の授業の取組ー
演習・協議 タブレット端末を活用した家庭科授業の実践
〔受講者の感想〕
- Jamboardやロイロノートなど使い方をはじめて知りました。便利な機能をどんどん取り入れて、生徒の知識や技能習得に繋げていきたいと思います。
- 沢山のICT活用方法を教えていただき、教えることや授業に対してワクワクしてきました。
- 実践事例にとても刺激を受けました。私も学びを続けなくてはと思いました。
8月11日 (小)算数科授業実践講座
〔研修の概要〕
講義 数学的に考える資質・能力の育成をめざして-数学的活動を通して-
神戸大学大学院教授 岡部 恭幸
発表 数学的活動の充実をめざした授業実践
演習 主体的・対話的で深い学びを実現する授業の在り方
・タブレット端末等を活用した「数と計算」領域の授業づくり
〔受講者の感想〕
○教材の本質や価値を見出した上で、児童のつまずきを想定した授業づくりが大切だと思いました。数学的に考える資質・能力を育むために、知識だけを意識した系統性に加えて、思考における系統性を十分に知っておく必要があると感じました。
○うまく教えるのではなく、目のつけどころや考えの進め方を伝えられる授業にという岡部先生のお話にハッとさせられました。教育的支援を必要とする子にフォーカスを当て、どの子にも分かることに着目して学力向上を目指す授業づくりの重要性に気付きました。
○45分全てではなく、子ども達がつまずくであろうと思う課題場面での数学的活動やICTの活用の仕方を学びました。教育的支援を必要とする子どもを巻き込む授業づくりを意識しながら、活用したいと思います。
8月10日(火)(高)看護科教育講座
〔研修の概要〕
講 義:新学習指導要領がめざす看護科の教育について
・主体的・対話的で深い学びを実現する授業の工夫
講 師:京都大学大学院医学系研究科 研究員 内藤 知佐子
演習・協議 生徒の看護実践能力の向上に向けた授業づくり
〔受講者の感想〕
・生徒を安心させる言葉がけや発問の方法について学ぶことができました。
・授業で何を教えるかという目的をしっかりと見極め、対話的な授業を構築していきたいと思いました。
・生徒が関心を持てるような授業の導入を考えていきたいと思いました。
8月10日(火)ⅢC1243(高)福祉科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 新学習指導要領がめざす福祉科の教育について
・主体的・対話的で深い学びを実現する授業の工夫
演習・発表 生徒の福祉実践能力の向上に向けた授業づくり
〔受講者の感想〕
・評価の観点が新学習指導要領によってどのように変わるのかを具体的に学ぶことができました。実際に評価の観点も記入した指導案を作成し、講師の先生からアドバイスをいただいたので、今後に活かしていきたいと思います。
・新学習指導要領に関して、学びを深めることができました。様々な知識のみならず、演習を通して授業展開に活かす手法についても学ぶことができ、非常に学びの多い1日になりました。