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研修の様子

6月10日(月)ⅢD1504 不登校への対応講座A

(研修の概要)

講義・演習 不登校児童生徒の内面の理解に生かせる視点
       ・多面的な視点による不登校児童生徒や保護者への支援

       兵庫教育大学大学院 教授 遠藤 裕乃

講義・演習 不登校傾向にある児童生徒や保護者に寄り添った支援
       ・教育相談の視点を生かした不登校初期の児童生徒や保護者との関わり
       ・不登校の早期対応のための校内ケース会議の在り方

 

(受講者の感想)

・直線的因果律で問題を把握して解決しようとしていたことが多くありました。今回御指導いただいた「円環的因果律」による「原因は個人ではなく、関係性の問題」という遠藤教授のお言葉は大変示唆になりました。

・来週ケース会議を開くのでどのような視点で話をしようかと考えていましたが、遠藤教授の本日の話がとても参考になりました。現状維持することや、うまくいっていないことについてはやめるということも念頭において進めていこうと思います。

 ・ロールプレイはとても実践的で良かったです。質問責めに合う生徒の気持ちや保護者の気持ちが体感できました。原因の追究や対策ばかりに目が行きがちですが、本人や家族に寄り添い、受容する姿勢を忘れてはいけないと実感しました。

6月3日(月)ⅢB1201 教育経営講座A(第1回)

〔研修の概要〕

講   義 学校経営の魅力とは 
       県立姫路東高等学校 校長 栗林 秀忠

講義・演習 これからの時代に向けた学校づくり 
                    ・教育法規を踏まえた学校経営

 

〔受講者の感想〕

  • 講義を通して管理職のやりがいや判断の在り方を学ぶことで、視野が広がりました。学校組織をより複眼的に見ることができるよう意識していきたいです。
  • 魅力ある学校づくりについて、他の受講者と協議するなかで自分の考えがまとまりました。魅力ある学校をどのように実現するかを、さらに深く学びたいと思いました。
  • 教育法規に関する演習を通じて、法的根拠をもって業務に取り組むことの重要性を再認識することができました。

1月24日(水) ⅢG2109c 特別支援教育の視点を生かした集団づくり講座

講 義

  特別支援教育の視点を生かした学級経営

     奈良学園大学 准教授 岡野 由美子

 

演習・協議

  児童生徒の実態を把握し、学習や生活上の指導支援に活かす

     奈良学園大学 准教授 岡野 由美子

講 義

  一人ひとりが安心して学ぶことができる学級づくり

     奈良学園大学 准教授 岡野 由美子

 

(受講者の感想)

  ・ 「子どもの行動には意図がある」、本当に共感しました。子どもをよく見て感じ

       て、言葉がけをしていきたいと思います。 

  ・ 心理的疑似体験を通して、子どもたちの視点について再認識できました。

  ・ 授業をUDの視点から考えることの必要性を改めて感じました。

  ・ アセスメントの際の視点をいくつも提示いただき、これから児童をもっと多面的

   に見ることがで きると思います。

 

1月18日(木)ⅢF1304(高)タブレット端末活用講座

〔研修の概要〕

講義 授業におけるタブレット端末の活用について

演習 場面に応じたタブレット端末の活用について

    ・個別学習におけるカメラ・マイクの活用

    ・協働学習における資料・作品等の共同編集

演習 タブレット端末を活用した授業を展開するために

    ・タブレット端末を活用した学習場面づくり

     

〔受講者の感想〕

・限られた時間の中で授業を進行していかねばならず、ペアワークやグループワークなどを取り入れることに躊躇することがありましたが、タブレット端末を活用し、授業を進めていくことで、生徒が主体的に学習に取り組める時間を確保できるのではないかと感じました。積極的に取り入れていきたいです。

・アプリケーションについて、理解はしていても実際に生徒に使わせることができていないものが、本研修で演習できました。自分の教科ではどんなことができるかを考えながら研修でき、また、共同作業を取り入れることで、生徒の協調性や主体性の育成にも繋がることがわかりました。

12月12日(火)ⅢE1103 人権教育講座

(研修の概要)

講 義 共生社会実現に向けて主体的に取り組む実践力を育成するために
    -多様な価値観や今日的な人権課題の理解促進に向けて-

     兵庫県教育委員会事務局 人権教育課
      指導主事       内匠 友紀 

   

講 義 SNSとの上手なつきあい方
    -匿名の誹謗中傷 その現状と対策-
     (株)情報文化総合研究所

      代表取締役      佐藤 佳弘


演 習 学校や地域の実態に応じた人権課題の解決に向けて
     ・今日的な人権課題の解決に向けての取組
     ・指導方法の工夫・改善

 

 

(受講者の感想)

・人権課題を扱う教材がとてもたくさんあることを知りました。兵庫県教育委員会が出している教材はもちろん、絵本だったり、企業のホームページだったりと幅広い教材について知り、授業で扱うために教材研究を進めていきたいと思いました。また、午前中の講義の中で、情報モラル教育はすべての教育活動で行うようにという話があったので、今一度意識して勤務にあたりたいと思います。さらに学びたいことは、性の多様性についてです。演習グループで多様な意見を聞き、難しさと重要性を強く感じました。

・ネット社会を生きる子ども達に、今日教えていただいたような具体的な事例や法について正しく伝えていきたいです。法ではなく個々のモラルに委ねられていることも多いことを知り、私達ができることの一つとして、日々の生活の中で人権感覚を養っていきたいと感じました。