研修の様子
ⅢG1207 強度行動障害のある児童生徒への対応講座
[研修の概要]
講 義 強度行動障害が生じる要因の把握と対応
兵庫教育大学大学院 教授 岡村 章司
演習・協議 強度行動障害のある児童生徒への各場面での適切な指導
[受講者の感想]
・強度行動障害という言葉自体はよく耳にするものの、実際にどのような状態を指すのか、どのような背景や要因によって引き起こされたり、強化されたりするのかを知ることができました。
・行動問題は環境との関わりの中で生じているということを前提とし、その支援方法については、不適切な行動を消すことを目的にするのではなく、適切な行動を拡大していくことが大切であるということが分かりました。
・子どもの対応に困っている先生方と一緒に記録を取り、適切な行動への支援方法を考え、一貫した指導を連携しながら行っていきたい。
Ⅱ1401 県立学校情報担当者養成講座
〔研修の概要〕
講 義 学校教育情報セキュリティ・システム担当者(情報担当者)の役割
演 習 校内ネットワークの運用・管理とネットワーク障害への対応
・コマンドプロンプトの活用(設定情報確認、ネットワークの疎通確認)
・端末をネットワークに接続するための方法
演 習 教育情報ネットワークで提供されているサービス
・個人IDやメールIDの管理、Webサイトの運用・管理
・教育用クラウドの運用・管理
〔受講者の感想〕
・仕事の分散(マネジメント)も考えて、自分自身が担当している仕事を整理しようと思いました。各学校、異なった課題を抱えているので、このような研修に積極的に参加し、自分の視野を広げるようにしていきたい。
・以前校内でループが起こっていた時に何もできず、全日制の先生に助けてもらい、このままでは何か起こっても対処できないと思い受講した。コマンドプロンプトを使用してどこに不具合が起こっているのか確認をしたり、ほかの学校はどのように対処などをされているのか聞いたりすることができて自分だけが理解して終わりではなく、ほかの教員にも分かりやすく周知できるように理解を深めていきたい。
ほかにも実際の現場で起こっている不具合など、どのように解決されているのかなど知りたい。
6月2日(月)ⅢB1301 教育経営講座A(第1回)
講 義:学校経営の魅力とは
県立北神戸総合高等学校 校長
兼県立神戸甲北高等学校 校長 橿 千種
講義・演習・協議:これからの時代に向けた学校づくり
演習・協議:教育法規を踏まえた学校経営
〇学校経営の魅力や学校経営における管理職の視点について、校長先生の御経験も踏まえながら講義いただきました。
〇午前は、第4期ひょうご教育創造プランをもとに、勤務校における取組の課題や運営側の視点から見た留意点について、班別協議を通じて考えました。
〇午後は、事例をもとに教育法規の条文等を確認しながら、教育法規を踏まえた学校経営について考えました。
1月16日~30日 ⅢF1309 表計算ソフト活用講座(VOD研修)
〔研修の概要〕
演 習 関数の基本
演 習 成績データを集計するための関数の利用
・COUNTIF関数を活用した個別データカウント
・VLOOKUP関数を活用したデータ表示 等
演 習 授業や校務に役立つ機能
・グラフの作成と表現
・クロス集計(ピボットテーブル)の基本操作と活用 等
〔受講者の感想〕
・基本的なExcelの使い方は知っていましたが、VLOOKUP関数など使用したことがない関数もあり、勉強になりました。作り方の動画もあり、わかりやすかったです。まだまだ演習や課題をしただけでは、すぐに忘れてしまいそうです。今後、活用できるよう、何度も資料を読みながら使っていくことで業務や授業に生かしていきたいと思います。
・業務の中で引き継ぎデータには、地道に手作業で行うようなものがあったが、今回の関数などを利用すれば、ミスを未然に防ぐことに繋がると思いました。今回学んでいない関数などを学ぶことによって、生徒や教員にとって大きな利点になると感じました。自分が周りの教員にも、活用方法を教えて学校全体の業務改善やより良い生徒への指導に生かせるように繋げていきたいと思います。
1月21日 ⅢG1407 ポジティブな行動支援講座
【講義】
障害のある幼児児童生徒だけでなく、全ての子どもに対して行うポジティブな行動支援とは
近畿大学 准教授 大対 香奈子
【演習・協議】
ポジティブな指導支援を学校で実践するために
<受講者の感想>
・子どもたちを褒めて育てようということを現場でよく聞いていたが、なぜ褒めるのか、どのように褒めるのかということが講義を聴くことでよく分かりました。
・大対先生のお話がとても分かりやすく、叱る事よりも環境を整えることで成長につなげられるのだと感じ、今日学んだことを学級で取り組むだけでなく学校全体に広げていきたいです。
・行動分析学の機能的アセスメントであるABCの枠組みで行動を理解するというのがとても分かりやすく、事実をもとに情報収集をして必要な手立てについて考えてみたいです。
・行動の結果が好ましいか好ましくないかは、その児童から見て判断されるものであるという考え方に驚きました。教員側の価値観の押し付けではなく、児童生徒との合意形成を大切にしたルールやルーティーン作りを通し、安心できる環境づくりをしていきたいです。