日誌

研修の様子

10月31日(木)ⅢC1222 (高)商業科教育講座B

〔研修の概要〕
公 開 授 業 ビジネス探究科における課題研究

演習・協議 課題研究や総合的な探究の時間の充実をめざして
       ・各校における取組に学ぶ
      各校における課題研究や総合的な探究の時間の充実に向けて

 〔受講者の感想〕
・生徒が主体的に取り組んでいるところが大変素晴らしいと感じました。地域   
 の企業と連携した取組などを今後取り入れていきたいです。
・課題研究の取組について、1・2年次の授業の上に研究が成り立っていると
 感じたので、全体を考えた計画を立てていきたいです。
・探究を進める上で教員のファシリテーターとしての役割が多くなるので、フ  
 ァシリテーション技術も学んでいきたいと思います。

10月28日(月) ⅢE1101(小中)キャリア教育推進講座

〔研修の概要〕

講   義 体系的・系統的なキャリア教育の充実に向けて
       -学びをつなぐキャリア教育の意義-

 文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官
 東北福祉大学 教授   長田 徹

演習・協議 特別活動を要としたキャリア教育
       ・特別活動を要としたカリキュラム
       ・兵庫版「キャリア・パスポート」を活用した学びの接続

〔受講者の感想〕

・キャリア教育の在り方について考えることで、自分自身の子ども達を見つめる目や言葉掛けが変わってくると感じました。また、子ども達に成長を感じさせる場面をつくり出せるようになりたいと思いました。

・「キャリア・パスポート」は今まで生徒に書かせるだけで、うまく利用できていませんでしたが、生徒が自分自身で成長を実感する機会のためには必要だと感じました。活用の実践例を参考に実践してみたいと思いました。

・様々な課題を抱える生徒たちが自分の良さを知り、自信をもって卒業していくために必要なことは、学力を高めるだけではないことを再認識しました。今日の研修を通して、生徒自身に自分の成長を実感させることの大切さを感じたため、キャリア教育の視点をもって日々の教育実践に取り組みたいと思います。

10月30日(水)ⅢF1302 教員のためのICT基礎講座

    

〔研修の概要〕

講義・演習 ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性
       ・一斉学習における教材の提示
       
演   習 学習効果を高めるための教員によるICTの活用
       ・教材の作成と活用
       

〔受講者の感想〕

  • 研修の中で改めて、ICTの活用は児童生徒にとって非常に魅力的で、児童生徒のモチベーションを高めるために効果的なツールであると感じることができました。また、他の学校の先生方とも交流する中で、様々な取組やICTの活用事例なども聞くことができ、自校でも活用できればと考えることができました。
  • いろいろなICT機器があることは知っていましたが、どこか苦手意識があり使いこなせていないというのが現状です。研修の中で、電子黒板やプロジェクタ、実物投影機(書画カメラ)などを実際に操作したことで、その便利さを改めて実感すると同時に意外と簡単に操作することができると知ることができました。
  • 研修を通じて、ICTを活用するメリットやそれぞれのICTの機能を知ることができました。また、それを日々授業等にどのように生かすかといった具体例を考えることができました。その内容を班での話し合い、意見交換し合うことで、新たな発見などもあり、とても良い学びの機会となりました。

10月17日(木)ⅢE1104 演劇で学ぶコミュニケーション能力育成講座

【演習】

・演劇的手法を用いたコミュニケーション能力向上ワークショップ

・演劇的手法の視点を生かした学級づくり

芸術文化観光専門職大学 学長 平田 オリザ

【講義】

・演劇で学ぶコミュニケーション

芸術文化観光専門職大学 学長 平田 オリザ

<受講者の感想>

・演劇的手法を活用することで、言葉がもつイメージの違いに気付き、相手との違いや多様性について考えていくことができるので、相互理解に活用できると思いました。具体的なワークショップの方法を聞けたので、授業に生かしていきたいです。主体的、対話的な活動として、授業の中で生徒が発表やプレゼンをする機会をつくってきましたが、観客とイメージが共有できるように、観客を意識したプレゼンをつくるという視点が欠けていたように思います。今後、その視点を生徒がもてるような授業構成を考え、取り組んでいきたいです。

・実際にワークショップを体験して、子どもたちも楽しんで取り組むことができそうだと感じました。学級だけでなく、他校との交流もあるので、そのような機会にも取り入れていきたいと思います。「安心して表現できる」ということを聞き、自分の学級はどうかと考えました。相手を認めたり、何をしても大丈夫だと感じたりしている子もいるでしょうが、全員がそうではないと思います。ワークショップを通じて学んだ演劇的手法を学級経営に取り入れ、子ども達が安心して表現できる学級にしていきたいと思いました。

・高校生にも応用できるワークショップが多くあり、私の学級でもすぐに実践したいと感じました。オリザ先生がおっしゃっていた、年齢や学校、生徒の特徴にあわせ、内容を変化させていく必要性はワークショップだけでなく、すべてのことに共通して言えることだと再確認しました。ワークショップを通じてイメージの共有がしにくいものと共有しやすいものが、自分の中でより明確に落とし込めたように感じます。特に、担当教科の音楽では、教員や生徒、生徒同士の中でもイメージの共有がしにくいと感じています。生徒とコミュニケーションをする中で、言葉に対する「つもり」、音楽的な表現を共有することがいかに曖昧で伝わりにくいかを、教員が重ねて理解しなくてはいけないものだと感じました。それを本日様々な場面で、身をもって体感できたことは大変実りある研修でした。芸術的観点が学校教育に還元する力は大きいです。どうすれば教育現場に芸術が浸透していくか、力を入れて学んでいきたいと再認識しました。

10月28日(月) ⅢE1201(高)キャリア教育推進講座

   

〔研修の概要〕

講   義 体系的・系統的なキャリア教育の充実に向けて 
       -学びをつなぐキャリア教育の意義-
                     東北福祉大学 教授 長田 徹 

演習・協議 キャリア発達を促す取組を考える 
               ・キャリアノートや兵庫版「キャリア・パスポート」の効果的な活用

 

〔受講者の感想〕

  • 現在、キャリアの発達段階表の作成を進めており、生徒が活用できるものを考えています。今日の講義を参考に、生徒の自己理解を促す仕組みを作っていきたいと思います。 
  • 生徒のキャリア発達を促すことができる多くの良い事例を学ぶことができました。まずは、学校全体で取り組むための雰囲気づくりから進めていきたいと思います。 
  • 小・中学校の先生方との協議で、キャリア・パスポートについて理解を深めるとともに、活用についての様々なアイデアを話し合うことができました。 

10月28日(月) ⅢC1226(高)実習教員のための観察・実験講座

〔研修の概要〕

講 義   観察・実験に関する基本的な知識について                  

演 習   観察・実験を効果的に行う工夫について                  

 

〔受講者の感想〕

  • 無機化学の実験では、準備や片付けに時間がかかったり、処理に気を使うことが多いので、先生方が工夫されていることをもっと知りたいと思いました。  
  • ICTに疎いのですが、何年か続けて研修を受けたことにより、自分のICT活用能力が多少なりとも進歩してると実感できて、嬉しく思っています。  
  • ICT機器を活用した物理・化学・生物の実験を実際に体験できたことで具体的な使い方が分かりました。今日研修で学んだ内容を自校でも実践したいと思います。  

10月24日(木) ⅢC1215 (高)情報科教育講座C

〔研修の概要〕
講   義 共通教科「情報」におけるデータの活用・データサイエンス
       -記述統計、推測統計を用いた分析-
演   習 データの収集・整理
       ・オープンデータの整形
演   習 データを活用した問題解決(PPDAC)

 

  


〔受講者の感想〕
・「データ活用」をどのように指導すればよいか悩んでいました。今年度、初めて情報Ⅰを指導するときに、活用できそうな題材をたくさん提示していただいたので、今後の指導に生かしていきたいです。

・データ分析で自分でデータを探すということがやはり難しいと感じました。オープンデータを提供しているサイトは多くあるが、そのサイトからどのように取得すればいいか、この点について時間の制限がある中で効率よく探す方法などを考えていきます。

10月21日(月)ⅢC1219(高)工業科教育講座A

  

〔研修の概要〕

講義・演習 安全管理と安全教育について 
                    -学校安全計画と安全教育の在り方-

演   習 安全管理に基づく安全教育

〔受講者の感想〕
・実習中の怪我と事故について、しっかりと対応できるように学習するとともに、実習場に救急箱を用
 意して、止血等の応急処置が即座にできる体制を整えたいと思います。
・日頃からしっかりとリスク管理をすることや事故等が起こった際に冷静に対応できる態勢を整えてお
 く必要があると強く感じました。具体的な準備として、学校安全計画に実施日を記入することから始
 めたいと思います。

10月18日(金) ⅢB1202 教育経営講座B

〔研修の概要〕
講   義 経営の魅力について 
                    -企業経営に学ぶ- 
                     株式会社ダイイチ 会長 宮永 英孝 

演習・協議 自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりに向けて 

〔受講者の感想〕
・講義を受けて、些細なアイデアを形にする楽しさを感じました。勤務校でで 
 きることがないか考えてみたいです。
・「何かおもしろいものを作りたい」という宮永会長の言葉から、時代の流れ
 を受けて、学校でも新しいことに取り組むことが成長につながると感じまし 
    た。

10月11日(金) ⅢC1218 (高)農業科・水産科教育講座B

〔研修の概要〕

講   義 GAPの実践事例から学ぶ 
                   ・農業生産過程におけるGAPの考え方
      ・次世代園芸施設導入事例 
                     株式会社兵庫ネクストファーム 取締役 中村 朋記 

演習・協議 GAPの授業実践
      ・農業科教育に求められるGAPに関する学習展開 

〔受講者の感想〕
・GAPによる食品や労働の適切な管理を学ぶことによって、自己管理能力、仕組み化及び
 習慣化など自己指導能力を育むことにもつながると感じました。
・日頃から行っている農業科の学習の中に、GAPの考えに沿った内容が含まれているの
 で、今後もGAPの考えを意識しながら学習内容をさらに充実させたいと思います。

 

10月11日(金) ⅢC1207(高)保健体育科教育講座

   

〔研修の概要〕

講   義 学習指導要領の趣旨を踏まえた保健体育の授業のポイント 
                    

演   習 計画的、継続的に運動やスポーツを実践する資質・能力を育成する授業づくり 
      ・主体的に体力の向上を図る態度の育成
      ・発達の段階を踏まえた指導
      ・安全に配慮した指導

 

〔受講者の感想〕

  • 学習指導要領について改めてその趣旨を確認することができたので、その内容に沿った授業づくりについて他の教職員とも共有したいです。単元に応じた場の設定や教具教材の工夫、模範や補助の方法の改善などまだまだ授業の中でできることがたくさんあると感じました。 
  • 生徒の課題や難しいと感じるポイントはそれぞれ異なるため、本日教えていただいたようなスモールステップで進める練習メニューや、運動を部分的に切り取って練習するという方法は大変有効だと感じました。 
  • マット運動を評価する際、次の発展技を意識した上で評価をつける点はこれまであまり意識できていませんでした。様々な方法で指導や評価をすることが重要で、自分自身の引き出しをより多く持っておくことが重要だと思いました。 

10月10日(木) ⅢC1112(小中)図画工作科・美術科授業実践講座

 

〔研修の概要〕

講義 造形的な見方・考え方を働かせる授業づくり

    鳴門教育大学大学院 山田 芳明 教授

 

発表 対象や事象に働きかけ、児童生徒が自ら主題を生み出す授業実践

    兵庫教育大学附属小学校 古家 美和 教諭

 

演習 造形的な見方・考え方を深める表現と鑑賞を関連付けた授業づくり

    ―一人一人が豊かに感じたり、表現したりする学習活動の充実に向けて―

    (小)児童が自ら材料や場所に働きかける造形遊び

    (中)感じ取ったことや考えたこと等を基に表現する活動

 

〔受講者の感想〕

・山田先生の「子ども達は自分のつくりたいものをつくる。表したいことを表す。」という言葉が印象的でした。与えられた課題を解決するためにつくりかえるのではなく、自分にとってよりよいものを生み出したいという衝動によってつくりかえるのだと感じました。造形活動において、子どもの問いは外から与えられるのではなく、子ども達の中で生まれるということを聞き、その通りだと思いました。

・古家先生の実践をたくさん聞くことができ、とても勉強になりました。マッチ箱を使った造形遊びの実践をしたことがなかったので、教材研究し、授業で扱いたいと思いました。

・同じような作品ばかりが出来上がる授業ではなく、活動の幅、奥行きをできるだけ広げ、子ども達がのびのびと、どこまでも探求できる授業づくりをしていきたいです。

10月4日(金) ⅢC1203(高)地理歴史科・公民科教育講座B

〔研修の概要〕

講   義 社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせる授業づくり 
                   ・「地理総合」の授業におけるGISの効果的な活用 
                    奈良大学 教授 木村 圭司 

演習・協議 「地理総合」における思考力、判断力、表現力等の育成

 

〔受講者の感想〕

  • 地理的な見方・考え方を通して、生徒が主体的に学習に取り組めるように、GISを効果的に活用していきたいです。  
  • 今回の研修で学んだ実践的かつ効果的なGISの活用について、勤務校の先生方とも情報共有しながら考えていきたいです。  
  • GISの活用はハードルが高く不安を抱いていましたが、講義を通して基本的な使い方を学んだことで、積極的に取り入れていこうと思いました。  

10月4日(金) ⅢG1403 インクルーシブ教育システムと合理的配慮の基礎理解講座-共生社会の形成に向けた子どもの多様なニーズへの対応-

〔研修の概要〕

              

講   義 「共に学び共に育つ」インクルーシブ教育システムの構築をめざして
       -合理的配慮に基づく支援の在り方の工夫-
演習・協議 自校におけるインクルーシブ教育と合理的配慮の現状と課題
       
       
講   師 香川大学 教授 坂井 聡

〔受講者の感想〕

・学校は、様々な子どもが在籍することが前提となった施設やカリキュラムになっている必要があることがわかった。

・学習環境を整備し、児童が生徒が安定して毎日学校で過ごせるように支援していきたいと思った。

・教師は社会モデルであり、生徒たちの障害になるのではなく夢や希望を与える存在であれるように日々寄り添いたいと感じた。

9月30日(月) ⅢC1204 (高)数学科教育講座

   

〔研修の概要〕

講   義 数学科における論理的な思考力・批判的な思考力の育成に向けて 
                    筑波大学大学院 教授 清水 美憲 

演習・協議 論理的な思考力・批判的な思考力の育成に向けた指導と評価の一体化 
                  

 

〔受講者の感想〕

  • これまで、日常生活の事象を数学的にとらえることを意識して指導・作問していましたが、教師による解法の誘導が生徒の思考を妨げてしまっていたことに気づくことができました。今後は統合的・発展的な内容に繋げ、生徒の思考力を伸ばしていきたいです。  
  • 思考力を問う問題を作成する時、場面設定や条件を複雑にしがちですが、シンプルな問題でも思考力を問うことができるということを改めて考えさせられました。 
  • 清水先生の「数学は解いたところから新たな数学が始まる」という言葉が強く印象に残りました。問題を解いて終わるのではなく、数学的に思考する力を高められるように問題作成や指導をしていきたいと思います。  

9月26日(木) ⅢG1409 特別支援教育の視点を取り入れた図画工作・美術指導講座

 

        

〔研修の概要〕

講  義 特別支援教育の視点を取り入れた図画工作・美術指導
演  習 図画工作・美術ワークショップ
協  議 特別支援教育の視点を取り入れた授業づくり
     ・全ての子どもが参加できる図画工作、美術の授業づくり
       
講  師 神戸芸術工科大学 特任教授 大槻 和浩

〔受講者の感想〕
・創作活動は子どもたちの自由な発想のもとで行われるべきであり、それにより子どもたちに自己選択と自己決定の機会を与えることができることがわかった。
・ワークショップで自分自身の好きなものを題材に作品を作る時間がとても良かった。
・自由な表現を大切にできる教師でありたいと強く思い、苦手意識を感じずにただただ楽しめる、そんな授業準備、授業をしたい。

9月26日(木)ⅢF1304(中高)タブレット端末基礎講座

   

〔研修の概要〕

講義・演習 タブレット端末の基本操作と効果的な活用
       
演   習 一斉学習の場面におけるアプリケーションの活用
       ・授業支援 等
       
演   習 タブレット端末を活用した各教科の授業
       ・タブレット端末を活用した学習場面づくり
       

〔受講者の感想〕

  • タブレット端末の使い方をいろいろ教えてもらい、難しいと思っていた使い方を少し理解し、使えるものが増えたと思います。忘れないうちに授業実践につなげたいです。
  • 初めて使ったアプリケーションが多く、どれも魅力的でした。生徒の教材への興味付けにもタブレット端末は効果的であると感じることができました。「難しいし…」と思って勉強してこなかった間に、技術はどんどん進歩していることを実感しました。時代の波にのまれないように日々研鑽を積み、良い教育実践を重ねていきたいと思いました。
  • 積極的にタブレット端末を活用することはできていませんでしたが、本日体験する中で、活用することで生徒の学びが広がることを感じることができました。それだけでなく、個々への支援も含めて、個別最適な学びについても実現できると感じました。今まで活用に消極的だったことを改めて、もっと授業で活用していこうと思いました。

9月24日(火) ⅢG1411 感覚統合の視点を取り入れた指導・支援講座-気になる子どもへの身体面からのアプローチ-

       

〔研修の概要〕

講   義 発達に課題のある幼児児童生徒への感覚統合の視点からのアプローチ
       ・感覚統合の視点を取り入れた適切で効果的な指導・支援
       ・感覚運動遊びや身体模倣などから見る子どもの発達や感情のセルフコントロール
講義・演習 感覚統合の視点による行動分析と支援
       ・子どもの気になる行動を感覚統合の視点で考える
       
講   師 姫路大学 特任教授 小河 晶子

〔受講者の感想〕
・感覚統合について、初めて知ることができた。具体的な指導例も多く提示していただいたため、馴染みのなかった専門的な言葉なども、わかりやすく理解できた。
・感覚統合をとおして子どもを理解し、子どもの意欲につなげる支援や指導を考えることが教師にとってとても大切である。
・特別支援学級で担任している児童を思い浮かべる部分が多くあった。実際に指導の場でできそうなことがたくさんあったので、早速学校で取り組んでみたい。

9月24日(火) ⅢC1202(高)地理歴史科・公民科教育講座A

〔研修の概要〕

講   義 「問い」を中心に構成する学習の展開
       ー「問い」を生かした授業づくりの理論と方法-
       兵庫教育大学 名誉教授 原田 智仁 

演習・協議 探究的な授業を考える
      -「問い」を中心に構造化した授業づくり-
                  

〔受講者の感想〕
・「問い」を焦点化し、具体的に設定することで、生徒の理解が深まると分かりました。
 生徒の思考を深める発問を今後も考えていきたいです。  
・一つの単元が発問の工夫次第で大きく広がることが分かり、教材研究の面白さを改めて
 感じました。  
・単元を俯瞰的に見ることの重要性を感じました。今後も生徒に身に付けさせたい資質・
 能力を意識して、授業展開を考えていきたいです。 

9月13日(金)ⅢC1101(小)国語科授業実践講座

【講義】国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成に向けた「読むこと」の指導と評価

  兵庫教育大学大学院 教授 吉川 芳則

【発表】言葉による見方・考え方を働かせる授業実践

  明石市立朝霧小学校 教諭 一ノ瀬 里紗

【演習】「説明的な文章」における授業の在り方

・目的や意図に応じ、中心となる語や文を見付けて、それらを用いて内容をまとめる学習過程の工夫

<受講者の感想>

・実際に、教材を使って要約や指導計画を考えて、本文の叙述から根拠を探す難しさや批判的・客観的に読むことの難しさを感じました。そのため、指導者である教師自身が、なぜこう考えたのかと根拠をもち、筆者の考えと比べながら教材研究をしていきたいと思いました。

・要約をするときに、目的や相手意識が大事だというのは以前に聞いた事がありました。相手意識をもって授業に取り組んでいましたが、要約することの目的が曖昧であったため、言語活動がいつも紹介になってしまっていたことに気が付きました。吉川先生の話を聞いて、書評型もあることを知り、子ども達が本文の叙述を根拠に自分の考えをもてるように、今後に生かしていきたいと思います。

・単元を構成するにあたって、どのような力を身に付けたいかということを明確にしたうえで、単元計画や授業を組み立てていくことの大切さについて改めて考えることができました。実践発表で年間を見通しての授業計画の話もされていたので、1年の姿を見通した指導を心掛けていきます。