GLiS類型の最近の様子→公式ブログ「県高生活」

 

   1 概  要

(1) 目  標

 科学の視点を持ち、地域や世界で活躍できるリーダー=Glocal Leaders in Science(GLiS)を育成します。

(2) 狙  い

 ① Glocal      世界や地域の課題を見い出し、ビジネスを通して解決する探究を行います。

 ② Leaders    仲間と一緒に課題に取り組み、主体的に活動することにより、リーダーシップを育みます。

 ③ Science    理数を学ぶ意義を理解し、科学への興味・関心を高めます。

(3) 高校入試

 ・募集定員:40人

 ・選抜日程:2月中旬

 ・選抜方法:調査書、小論文(作文)、面接等による総合判定

 

2 特色のある探究活動 ー「文理融合型の学び」を展開

ビジネスを通して課題解決する探究活動に取り組み、課題発見能力、問題解決能力、他者との協働力を育成します。

   外部講師による「アントレプレナーシップ講座」         地域の企業・大学や各種研究機関との連携

       外部講師によるアントレプレナーシップ                         京都大学院生との質疑応答

 

                               地域の企業訪問

(2)「サイエンスX探究Ⅱ」 (2年 総合的な探究の時間)

   2年生では、1年生で培った探究の基礎力を活用して専門性の高い課題研究に取り組み、充実した発表活動を通じてコミュニケーション   

  能力・プレゼンテーション力を育成します。

    少人数のゼミ形式による課題研究          大学や各種研究機関との連携

 

  [2023年度 研究ポスター例] 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          物理班 課題研究ポスター                          地学班  課題研究ポスター

           

(3)生徒が主体的に企画運営する行事の開催     

     サマー防災キャンプ・スターウオッチング ・SDGs推進活動 など地域住民との交流を図る行事を開催

 生徒がアイデアを出し合い、議論しながら行事のプログラム内容から運営体制を練り上げます。当日の準備、運営まですべてを生徒主体で行うことにより発想力、他者との協働力、リーダーとしての資質を身に付け、地域住民との交流を図る行事を運営することにより、コミュニケーション力を育成します。

 

 サマー防災キャンプ避難所疑似体験           スターウォッチング天体クイズショー        SDGs推進活動 県伊祭フリーマーケット

 

(4)大学や各種研究機関と連携した科学講座の実施

  最先端の研究施設への訪問、大学院生や研究者による講演を聞き、自然科学分野の研究について学びます。

    京都大学院生による授業       SPring-8等の科学施設への訪問       研究者による講演

                              京都大学院生による授業

                      

                   理化学研究所(神戸市) 生命機能科学研究センター訪問 (研究者から講義を受ける)

                     理化学研究所(神戸市) 計算科学研究センター 「富岳」見学

(5)グローバルな視点を育てる体験活動    

 国際的な視点で物事をとらえる体験や、海外支援活動について学び、広い視野を育てる。

  理数外国人教員による英語実験科学講座の実施              JICA関西訪問

    理数外国人教員による英語実験科学講座                                     JICA関西訪問

 

(6)校内発表会・公開講座開催 

 発表会の機会を複数回設け、プレゼンテーション力の向上と課題探究活動のさらなる発展を目指します。

  「サイエンス×探究Ⅰ」「サイエンス×探究Ⅱ」 相互研究発表会         校外向けweb課題研究発表会  

                       「サイエンス×探究Ⅰ」「サイエンス×探究Ⅱ」 相互研究発表会      

(7)外部発表会への参加

 外部の発表会やコンテストに参加し、他校生との交流を通して、学び合う姿勢を育てます。

 [2023年度 外部発表会・コンテスト参加 例]

◇第13回瀬戸内海の環境を考える高校生フォーラム(2023年11月)

「サイエンス×探究Ⅱ」 化学ゼミ 米から生まれる燃料~ お米に思いオコメてから  

◇関西学院大学 Sci-Tech Research Forum(2023年11月)

 「サイエンス×探究Ⅱ」 社会情報科学ゼミ 「共に成長!助け合いで自己肯定感UP!~

 「サイエンス×探究Ⅱ」 社会情報科学ゼミ 「LINEで縁むすび!」        

◇神戸女学院大学 SDGs探究×研究サイエンスフォーラム生物ゼミ 「あんな?ザリガニって200色あんねん」(2024年3月)

◇大阪大学  SEEDS (受講プログラム) (2023年)   

◇高校生ビジネスプラン・グランプリ◇スタートアップチャレンジ甲子園(兵庫県・大阪府共同主催 起業コンテスト(2023年9月)

 

3 GLiS年間特別プログラム  満足度


 

4 GLiS類型  進路状況

 

過去3年間の進路状況

理系進学68名

国公立大学27名 (京都大・神戸大・京都工繊大・京都府立大・大阪公立大・信州大・大阪教育大 他)

私立大学41名 (関西学院大・関西大・同志社大・立命館大・早稲田大・近畿大・大阪工業大 他)

文系進学43名 

国公立大学4名 (大阪公立大・兵庫県立大・奈良女子大・大阪教育大 他)     

私立大学39名  (関西学院大・関西大・同志社大・立命館大・武庫川女子大 他)

防衛大学校1名 ・専門学校・就職他7名

(関西労災看護専・東洋医療専・神戸総合医療専・自衛隊 他)

5 GLiS類型  Q&A

 

Q:一般クラスと特色類型(GLiS)の違いは何ですか?

A:授業科目や時間数に違いはありません。「総合的な探究の時間」の内容に違いがあり、1年はビジネスプランを軸とした「課題研究」、2年は理数をテーマとす

    る「課題研究」を実施します。GLiS類型の特色プログラムは「サイエンス×探究Ⅰ」(総合的な探究の時間)の授業の一環として実施します。また課外授業として企業訪問やサマー防災キャンプ、県伊丹スターウォッチング等のGLiS特別プログラムを実施します。

Q:GLiS類型の生徒は卒業まで同じクラスですか?

A:特色選抜入試で合格した生徒は1年時のみGLiS類型クラスに所属します。2年時以降のクラスは一般クラス   と混合で人文社会類型(文系)、もしくは自然科学類型(理系)に分かれて編成されます。GLiSとしての活動は、

類型を問わず希望により選択できる「サイエンス×探究Ⅱ」の授業の一環として実施します。「サイエンス×探究Ⅱ」   

では1年次に培った探究力、科学的思考力を生かして理系の課題研究に取り組み、さらに協働力、探究力を育成します。また得られた成果を校内外へ積極的に発信して、表現力を身につけます。

 Q: GLiS類型生徒は全員理系ですか?

A:GLiS類型は、社会科学と自然科学の両方の分野を扱う文理融合型の学びを展開しています。1年は文理共通ですが、2年時以降は各自の進路に合わせて文系か理系のいずれかを選択します。