会長あいさつ

【ご挨拶】

 令和4年度から会長として3年間お世話になりました県立佐用高等学校 校長の小倉裕史と申します。

 高等学校では年次進行で新学習指導要領となり、全ての学年で新しいカリキュラムとなり、観点別学習状況の評価で、指導と評価の一体化や、ICTを効果的に活用し、探究活動を取り入れた「主体的・対話的で深い学び」による授業が実施され、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実の取組が工夫されていることかと思います。

 なかなか観察・実験することができない状況を耳にしますが、探究活動の最前線で活躍頂かなければならないのも理科の先生方だと思います。昨年度から実習助手の教員採用候補者試験が数十年ぶりに再開され、実習教員の初任者の育成が大切になっています。また、今年度から理科教諭の教員採用候補者選考試験から、二次試験の観察・実験が廃止され、初任者の観察・実験の技術や技能の育成がこれまで以上に求まられます。

 令和7年度の科学部会の総会及び研修会は、生物部会と合同で7月4日(金)に兵庫県立大学姫路工学キャンパスで実施予定で、大学教授の講演や施設見学の研修会も実施します。多くの皆様にご参加頂きますようにお願い致します。

 今回の総会で、次期会長に引き継ぐ予定ですが、ご協力とご参加をよろしくお願いいたします。

                                        

令和7年4月

               兵庫県高等学校教育研究会科学部会 会長 小倉 裕史

                      (兵庫県立佐用高等学校長)