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2019年8月の記事一覧

令和元年度兵庫県特別支援学校技能検定

令和元年度 兵庫県特別支援学校技能検定において、分教室では30日(火)に喫茶サービス部門(芦屋特別支援学校)、31日(水)にビルクリーニング部門(阪神昆陽特別支援学校)に参加しました。

この技能検定は、障害のある生徒の自立と社会参加に向けて、生徒の持てる力を客観的に示すための認定資格として、兵庫県教育委員会主催で平成29年度より本格的に始まりました。各特別支援学校における生徒達の日々の学習成果を検定の級数で明示し、卒業後の進路に役立てようとするものです。

生徒達は夏休みに入ってからも自主学習期間を利用し、時間を有効に使って喫茶・ビルクリそれぞれの練習に励んでいました。
検定当日は各会場とも緊張感に包まれる中、生徒たちはそれぞれ、日々の成果を精一杯発揮していました。

分教室からは喫茶部門では2年生3名、3年生1名、合計3名が受検しました。
練習内容と異なる道具や内容に戸惑いながらも、その場で判断することができていました。
いざ本番となると力んでしまい、笑顔や声の大きさなど表現など、練習通りの力を発揮できないところもありました。
しかし、夏休み期間中に登校し、一つでも上の級数を取ろうと努力したことは無駄にはなりません。新たな課題も見つかり、今後の力となっていくことでしょう。収穫の多い検定となりました。
   
ビルクリーニング部門では2年生5名、3年生5名の合わせて10名が参加しました。
ダスタークロス・モップ・テーブル拭きの3種目実施し、自分の受けたい種目を選びエントリーしました。
各自の競技会場に入り検定が始まると、控室や待機場所で待っていたときの穏やかな表情から一変し、引き締まった顔で検定に取り組んでいました。

3年生の中には毎年受験している生徒もおり、待機中も落ち着いていました。本番になると「今年で最後」という緊張感がこちらまで伝わってきていました。2年生は昨年度も受けた生徒もおり、慌てることなくスムーズに本番に臨んでいました。本番では、練習で積み重ねてきたことを自信にして頑張っていました。
   
3年生にとっては最後の技能検定なります。練習の成果が発揮できたでしょうか? この結果を自信や励みにして、この後の進路実現に向けて頑張っていってほしいと思います。
2年生はまだ来年もあります。今年できなかったことは来年できるように、日々の授業に対し目標を持って取り組んでいって欲しいと思います。
1年生は残念ながら今年の参加者はいませんでしたが、来年は挑戦してみましょう。

最後になりましたが、ご来場いただいた保護者の皆さま、暑い中ありがとうございました。今後とも生徒達への応援をよろしくお願いします。