千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

感動、感激の探究成果発表会!【全学年】

 本日1限~4限にかけて令和7年度「総合的な探究の時間」成果発表会を体育館で開催しました。朝早くから、大田市民局長様、田住先生をはじめ本校の探究活動に関わっていただいている皆さまにお越しいただき、こうして全校行事で開催するのは2年目となります。昨日、少しだけリハーサルの様子を見させていただきましたが、生徒たちがどんなことに興味・関心をもちどんな目標を設定し、試行錯誤しながら課題と向き合い、解決に向けて取り組むか…私はとても楽しみでなりませんでした。

 まずは2年生が昨年1年間かけて取り組んできた「お米づくり」から始まる探究活動を見させていただきました。米作りから派生する7つの班(水田管理班、販売班、寄贈班、米麹班、お菓子班、おにぎり班、石鹸班)がそれぞれの取り組みをスライドを用いて発表してくれました。課題意識をもち、失敗を経て問題解決に向け取り組む様子、地域に出かけそこから得た情報をもとに軌道修正する様子が伺え、1年間の成果と課題がよく見えました。

 その後、(株)アンド代表の小野義直様より「探究って、なんのため?~社会とつながる、人生を豊かにする学び~」と題して特別講演がありました。お話の中で、探究活動をする上で大切なポイントや見方、考え方をたくさん教わることができメモで資料が真っ黒になるくらい、私が一番勉強しました。生徒たちにとっても教職員にとっても今後の探究学習の道しるべとなるべく勉強させていただいたと思っています。小野様、ありがとうございました!

 そして3年生の代表チームが順次発表が始まります。流石は3年生…、テーマ設定はそれぞれ違いますが、身近な疑問を題材にしたり、千種高校や宍粟市をもっと盛り上げるためにどうするかなど大きな題材に至るまでバラエティーに富んでおり、しかも非常にハイレベルの発表ばかりで驚きました。私は、最前列で聞かせてもらいましたが、自然と目頭が熱くなり涙が止まらなくなり、本当に感動の連続でした。何が嬉しいって、千種高校に学ぶ生徒が「千種高校や宍粟市を心から愛してくれている」ということが感じられた点です。こうした生徒がいることを心から誇りに思うと同時に、千種高校、宍粟市のために私も頑張らねばと感じました。

 最後はポスター発表があり、3年生がまとめたポスターを1,2年生が聞き質問や意見をする光景がみられました。3年生は自身の取り組みを自信をもって説明しているのに対し、1,2年生も聞き役、質問役として真剣な眼差しで参加できており、意識の高さが伺えました。いやぁ、素晴らしい!!「総合的な探究の時間」がスタートして3年目となりますが、小さな学校でここまでの発表会ができるなんて立派です。講評で田住先生もおっしゃっていましたが、「昨年度よりすステップアップ」した素晴らしい発表の数々でした。生徒の皆さん、お疲れ様でした!感動をありがとう!