千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

汗と泥と笑顔にまみれて…【小中高合同田植え】

 本日、午後から楽しみにしていた小中高合同田植えが予定通り開催され、小学5年生、中学9年生、そして本校1年生が一堂に学校横の小さな田んぼに集合しました。暑くもなく、寒くもなく絶好の田植え日和…私は朝からソワソワして楽しみで落ち着きませんでした。午後1時過ぎ、小学生が田んぼに現れると「こんにちはー!」と全員が元気に挨拶してくれました。半パンに帽子姿、水筒やタオルもきちんと持参して、小学生もいで立ちはバッチリで気合が入っていることを感じました。そして中学生もやってきて、「よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶してくれ、みんなこの日を楽しみにしてくれていたことが伝わってきて嬉しかったです。

 13時15分、高校生が加わって3校種合同での田植えがいよいよスタートです。「こんな取組は全国でもここしかない!」と田住先生より連携事業の素晴らしさについてお話を聞いた後、よいよ2班(2列)に分かれて田植えが始まります。ロープ係りの先生が音頭をとりつつ、JAハリマの井口課長や多くの教員が田んぼの中や田んぼの畔から「〇〇くん、そこ植わってないぞー」「頑張れー!」など掛け声やら歓声が上がり、子供たちも楽しい雰囲気の中で知らず知らずに交流を深めていきます。大人も子供たちも一緒になってテンションを上げつつ、それでも迅速かつ丁寧に苗を植え付けていきました。私はひたすら撮影係…いい写真を収めようと動き回ります。すると、大きな歓声が上がった瞬間、何名かの高校生が田んぼに尻もちをつき、私はその姿もちゃっかり写真に収めさせてもらいました。

 いやぁ、楽しい、楽しすぎる田植えでした。合同での田植えになって5年目になるでしょうか?今や千種の風物詩と言ってもいいこの光景は何度見ても素晴らしい!!!児童生徒の中には、「田植えってこんなに大変なんだ…」と実感した生徒もいたようで、単に楽しいだけではない「食への感謝」の気持ちが芽生えているようでした。また、高校生の存在の大きさを感じてくれた小中学生もいたでしょう。共に同じ目的をもち実習する意義を私自身も改めて感じることができ、この取組はずっと続けていきたいと強く思いました。田住先生をはじめ、JAハリマの皆さま、取材でお越しいただいた神戸新聞社、宍粟チャンネル、宍粟市の皆さま、本当にありがとうございました。これからも、生徒たちとともにこの水田を大切に管理していきます。