先週の金曜日、本校の離任式があり長年お世話になった先生方が生徒に向けて最後のお話をされました。その後、教職員全体でお別れ会が行われ、その会場で宮田前教頭先生が「美味しい給食をお腹いっぱい食べられることに感動した!」と熱く語られました。
宮田教頭先生は実は私と同期採用で平成15年に初任で千種高校に勤務された経験を持たれています。その当時、もちろん給食はありません。食堂もありません。お腹をすかせた生徒たちが自動販売機前にたむろして、様々な問題行動を起こして対応する毎日だったそうです。空腹状態でイライラすると勉強どころではなく、生徒の心は悪い方へ流れる傾向があったと言います。そうした経験をされた先生の発言は、非常に重く私たちの心に残りました。
今日も温かく美味しい給食が千種学校給食センターから当たり前のように提供されました。生徒たちの様子を写真に収めながら私は宮田教頭先生の言葉を思い出し、これまで以上に給食が提供される有難さを実感しました。生徒の皆さん、当たり前を当たり前と流すのでなく、これまで様々な歴史があって今の千種高校があることに感謝できる人であってほしいと思います。
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