学年・専門部

福祉講演会(失語症について)

1月12日(木)5,6限「コミュニケーション技術」の授業において、トークゆうゆう代表田中加代子さまより、失語症についてのお話をいただきました。トークゆうゆうの利用者さまとご一緒に、支援の方法など詳しいお話もしてくださいました。

トークゆうゆうさんは、失語症の患者さんが通う作業所で、それぞれができることを楽しんで取り組まれている場所です。有馬高校からも近く、毎年交流させていただいております。失語症患者さんを家族に持つ田中さんが、いつでも患者さんやご家族が交流できる場所として開所されました。

 失語症は見た目にはわかりにくく、社会の認知もまだまだ進んでいません。コミュニケーションに支障があり、他者との交流が難しいことを知りました。話す、聞く、読む、書く、数字の理解などに困難がありますが、コミュニケーションの工夫で、やり取りが可能です。「失語症向け意思疎通支援者養成」という講座がスタートしており、失語症専門に支援する方の育成が進んでいるそうです。

  

 失語症に限らず、病気や障害がある人が社会参加をしながら生活していくには、周りのサポートが欠かせません。病気や障害がある、ということばかりに着目するのではなく、目の前のその人がどんなことに困っているのか、心を寄せていくことから始めていきたいです。田中さん、お忙しい中ありがとうございました。