《人と自然科修学旅行11(3日目)》 国の天然記念物を“知る” “守る” ~ヤンバルクイナ生態展示学習施設で本物のヤンバルクイナに会う~
沖縄北部・やんばるの象徴でもあり、世界でここにしかいない、飛べない鳥「ヤンバルクイナ」。
絶滅危惧IA類に分類されるヤンバルクイナを間近で観察できる唯一の施設にいってきました。
まずはじめにヤンバルクイナの生態や特徴を職員の方に教えていただきました。
「飛べない」「鳴き声が独特」「意外と走るのが速い」などなど、知っているようで知らなかった情報がたくさん。
“やんばるの森でどう生きているか”が浮かび上がってきました。
そしてガラス越しに、実際のヤンバルクイナを観察。
目の前をスタスタ歩いたり、落ち葉をつついたり、時にはじっとこちらを見つめてきたり…。
また、この施設では、外来種の問題や交通事故の現状についても詳しく紹介されていました。
「夜行性で道路に出やすい」「黒っぽい体で車から見えにくい」…こうした理由で事故が多発していて、地域の人たちの取り組みや標識の設置など、守るための努力も知ることができました。
“希少種を守る”ことの第1歩は知ること、そして「気づくこと」からなんだと実感でき、自然との共生について考えさせられる体験となりました。