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人と自然科 JA共済連兵庫様より農業機械を寄贈いただきました(贈呈式実施)

 農業や農業をとりまく環境について学ぶ人と自然科に、この度JA共済連兵庫様より農業機械を寄贈いただき、12月20日(火)本校にて、JA共済連兵庫様、来賓の兵庫六甲様、県農林水産部、県教育委員会様、そして本校人と自然科生徒、職員が出席し、贈呈式を行いました。

 平成28年より「地域・農業活性化積立金事業」将来の農業の担い手育成のための支援事業(農業機械等支援事業)をとおして、将来の農業の担い手育成そして地域農業の振興と地域の活性化を図ることを目的に、農業高校等に対して農業実習等に必要な機械や設備を支援していただいており、今年度は有馬高校 人と自然科 に寄贈いただけることになりました。

 贈呈式は農業クラブ生徒の司会で進められ、校長先生の開式あいさつ、来賓紹介の後、JA共済連兵庫県本部長様より目録が贈呈されました。

 目録贈呈後は本部長様、ご来賓のJA兵庫六甲代表理事専務様から、激励の言葉をいただいた後、校長先生から『これからも農業後継者育成、地域農業の発展に貢献していきます』と感謝のことばがありました。

 その後、場所を移動して今回贈呈いただいた農業機械の紹介、生徒による実演です。司会の合図で除幕を行い寄贈品が披露され、会場は大きな拍手に包まれました。

 今回寄贈いただいた農業機械を紹介します。

 まずは小型温風器です。

 人と自然科では、春はサルビアやマリーゴールド、秋にはパンジービオラなどの草花苗を年間約40000鉢生産し地域に販売すると共に、市内全ての小中学校に提供(販売)しています。そして今年から始まった新しい教育課程では、2年生『草花』において全員が草花苗の生産について学び、総合実習にて技術を習得。また3年生では『草花コース』の生徒が集中的に草花苗の生産を学び、『果樹と緑コース』の生徒が、近隣の公共施設の装飾活動を実施しています。

R5入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 今回寄贈いただいた温風ボイラーは、これら草花苗の生産、活用についての学びに活かしていきます。

 次は、ウッドチッパーです。今回は生徒が安全に使うための注意点など説明しながら実演を行いました。

 

 今年からスタートした新しい教育課程では『果樹と緑』において、果樹の生産と樹木管理を学びます。

R5入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf 

 その生産、管理の過程で排出される剪定枝をチップ状にし、畑に戻す(果樹においては発酵させ堆肥化する)という循環型農業を実践的に学ぶことができるようになりました。さらに人と自然科では環境学習にも力を入れており、学校設定科目の『ナチュラルキープ』を中心に、放置竹林問題について学び、その間伐竹を竹パウダーに加工し、土壌改良材としての可能性について研究する予定です。

 最後に刈払機です。こちらも生徒が説明を行いながら、実際にエンジンをかけ実演を行いました。

 今年からスタートした新しい教育課程では、2年生の選択科目として、新たに『農業機械』を設定しました。また『果樹と緑』においても果樹園の除草実習などが想定され、今回寄贈いただいた最新の刈払機を活用し、小型農業機械(2サイクルエンジン)の仕組みや操作について、実習を通して学ぶことができるようになり生徒の理解が深まることが期待されます。

R5入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 最後に生徒代表、農業クラブ会長からの『今回の農業機械を寄贈いただき本当にありがとうございました。授業や実習で活用できることを今とてもわくわくしています。これらの機械を安全に使って授業や実習をさらに頑張ります』

 とのお礼の言葉で、贈呈式は終了。集合写真です。

 JA共済連兵庫様、この度は本当にありがとうございました。大切に使用させていただきます。

 追伸・・・・

 翌日の実習から早速大活躍です。