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人と自然科 ブドウ収獲まで残り約50日 袋がけ作業が無事終わりました

 人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しており、ベリーAは2年生の果樹と緑の授業(新カリキュラム)で、ピオーネとマスカットは3年生のガーデニングの授業(旧カリキュラム)で技術を学んでいます。

  現2年生からスタートしている人と自然科 新カリキュラム(教育課程表)はこちら.pdf

 そんなブドウ栽培実習も、先日摘粒作業も終え、最終段階に入ってきました。

 現在摘粒作業中・・・に関する記事はこちら

 1学期期末考査も無事?終わり、2.3年生ともに袋がけの実習を行いました。

 袋がけはその名の通り一房一房丁寧に紙の袋をかける作業です。鳥害や虫害、裂果、日焼けなどを防いだり、ブドウ表面に付着するブルームと呼ばれる白い粉(ブドウが自らを守るために出す油脂成分。新鮮な証拠です。)が取れるのを防ぐなどの目的があります。また、使用した袋の数を数えることで、収量を予想することもできます。(ちなみに今年は約1700房の房に袋がけを行いました。)

 まずは最後となる房の確認です。

 摘粒がちゃんとできているか、裂果がないか確認します。今回袋がけをしたら次房を触れるのは収穫後となり、房を整える最後のチャンスです。先週行った摘粒のあと雨が降ったため、思っていたよりも粒が大きくなり詰まってしまい、結構時間がかかってしましました。

 そしていよいよ袋がけです。

 袋の口に隙間がないように、袋の上部で丁寧に止めていきます。袋の口が広がっていると、そこから雨が入ってきてカビ(病気)が発生したり、害虫が入ってくるのでしっかり止めます。

 約1時間で1500房ほどのブドウに袋をかけました。白い袋がぶら下がっている光景は圧巻ですね。

 このあとはブドウ畑を電気柵で囲みます。近年有馬高校で一番悩まされている害獣はアライグマです。1年生で大切に栽培しているスイートコーンも少しやられてしまいました。そして生徒自身も夏休みにかけて、副梢などの枝管理を各自で定期的に行います。収穫までもう一息です。頑張りましょう。

 ちなみに有馬高校のブドウは、在校生ならびにその保護者限定での販売となります。(過去、ブドウが足りないなど地域の方にご迷惑をおかけした経験から、現在は一般販売を行っておりません。)2学期の始業式でブドウ販売に関するお知らせを生徒に配布し、販売日(学年ごとに設定しています)をお知らせます。ご確認ください。