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令和元年度 第9回東日本大震災現地ボランティア活動を終えて

令和元年度 第9回東日本大震災現地ボランティア活動を終えて

県立西脇北高等学校
校 長 日野 正哉

はじめに
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災から2ヶ月経った5月9日~12日に、本校は兵庫県の高等学校として、いち早く東日本大震災現地ボランティア活動に取り組みました。その後、毎年このボランティア活動を継続し、今回で9回目となりました。このボランティア活動をはじめてから、本校は大きく変わりました。地元西脇市郷瀬町における水害復旧ボランティア活動、丹波市豪雨災害ボランティア活動、常総市水害現地ボランティア活動、熊本地震現地ボランティア活動、鳥取県中部地震現地ボランティア活動、九州北部豪雨現地ボランティア活動、西日本豪雨現地ボランティア活動などの災害ボランティア活動をさらに経験し、地域ボランティア活動にも年間100回以上取り組むようになりました。その間、生徒たちのボランティアに対する意識は、ますます高くなり、その精神は先輩から後輩へと伝えられています。東日本大震災現地ボランティア活動は回数を重ねるごとに形が変化し、現在では他の定時制の高等学校と共に実施しています。今年は県立有馬高等学校定時制、尼崎市立琴ノ浦高等学校と本校の3校で実施しました。

第1日目 令和元年7月20日(土)
1日目を終えて
 出発式の私の挨拶の一部で、「今から23年前の阪神淡路大震災で私の淡路島にある実家は全壊しました。私も被災者の立場で、映像でしか見たことのない現地を自分の目で見て、耳で聞いて来ようと思っています」と述べました。生徒たちに、生半可な気持ちで参加してほしくないという気持ちが、この発言に繋がったのだと今振り返れば思います。 出発に際し、市長、市職員、参加校職員の方々に見送りをいただきましたことに対し、感謝の気持ちでいっぱいです。 往路12時間約1000Kmの1日でした。

第2日目 令和元年7月21日(日)
2日目を終えて
 ・大川小学校跡地(防災学習)
 想像を絶する跡地が、そこにはありました。語り部の鈴木様が鎮魂の鐘を鳴らし黙祷を行い、説明を聞きました。鈴木様は、旧大川小学校で娘さんを亡くされたお父さんでした。小学校跡の裏山に登りました。想定外の津波でしたが、この場所に避難していれば多くの尊い命がなくならなかったように思いました。

 ・宮城県水産高校(交流会)
 生徒徒たちは、学校紹介と活動報告を行いました。発表後、昼休み(昼食)となりました。水産高校の生徒さんは、各自で持参したお弁当を食べながら、わいわいがやがや本校生と交流していました。どのような会話があったのかは聞いていませんが、お互い笑顔で楽しそうでした。バスと一緒に走り出し見送ってくれた生徒さんの温かさが印象的でした。
 ・公益財団法人3.11みらいサポート 南浜つなぐ館(語り部と歩くフィールド活動)
 「がんばろう!石巻」と書かれた看板と小さな小屋のような建物、そして慰霊碑のようなものしかありませんでした。その、小さな小屋の中には、震災前の現地をミニチュアで展示してありました。私たちが立っていたその場所には、震災前には多くの家が建ち並び、多くの人が住んでいたそうです。2班に分かれて、語り部の方と歩きました。この場所は宅地にはできず、公園ができるとのことでした。語り部の方は、財産をなくされ、多くの借金をして、別の場所に家を建てて住んでいらっしゃるそうです。成人してから2度家を建てたそうです。
 南浜つなぐ館にもどり、ビデオで当日の様子や「がんばろう!石巻」の看板は地元の中学生が書いたものであると知ることができました。
 財産0からの出発、お金も流され、すべてが流され、それでも残された生命ある者には事実を伝えていく責任がある。

第3日目 令和元年7月22日(月)
3日目を終えて
 ・農業組合法人 井土生産組合(農業体験活動)
 広大に広がる田畑、その一区画のネギ畑の雑草抜きを体験しました。ビフォワー、アフターは写真を見てください。
 
ビフォワー             アフター

 ・仙台市荒井東市営住宅(カルトナージュづくり)
 住民の方々25名と西脇市名産の播州織の布に接着剤で厚紙を貼り、かわいらしい「カルトナージュ」と呼ばれる小物入れを作りました。「集会所のお茶会でお菓子入れに使いたい」「遠くから来てくれてありがたい」と感謝の言葉をいただきました。この様子は河北新報社に8月1日に掲載されました。

 ・仙台湯処サンピアの湯(入浴)
 はだかの付き合いができました。
 ・三井アウトレットパーク仙台港(夕食)
 フードコートやファーストフード店で夕食をとったり、お土産を買ったりしました。 2、3時間に1度の休憩をとりながら、復路12時間約1000Km西脇に向かいます。

第4日 令和元年7月23日(火)
4日目を終えて
 終わりに
 出発式では市長から激励のことばをいただき、市議会議員、市職員、参加校職員の方々に見送っていただいたことは、誠にありがたいことと感謝申し上げます。また、募金活動をいたしましたところ、2日間2カ所で1回2時間の活動でありましたが、140,442円の募金をいただくことができましたことも、重ねてお礼申し上げます。往復約2000Km、24時間の行程は、かなりハードなものでした。
 しかし、現地を自分の目で見て、耳で聞き、被災された方々の思いを肌で感じたことは生徒達にとって大いなる財産となり、語り部として兵庫県の人々に伝えてくれることとなります。
 

令和元年度 第9回東日本大震災現地ボランティア活動に向けて


令和元年度 第9回東日本大震災現地ボランティア活動に向けて

県立西脇北高等学校
校長  日野 正哉

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災から2ヶ月経った5月9日~12日に、本校は兵庫県の高等学校として、いち早く東日本大震災現地ボランティア活動に取り組みました。その後、毎年このボランティア活動を継続し、今回で第9回を迎えます。
 このボランティア活動をはじめてから、本校は大きく変わりました。地元西脇市郷瀬町における水害復旧ボランティア活動、丹波市豪雨災害ボランティア活動、常総市水害現地ボランティア活動、熊本地震現地ボランティア活動、鳥取県中部地震現地ボランティア活動、九州北部豪雨現地ボランティア活動、西日本豪雨現地ボランティア活動など災害ボランティア活動をさらに経験し、地域ボランティア活動にも年間100回以上取り組むようになりました。その間、生徒たちのボランティアに対する意識はますます高くなり、その精神は先輩から後輩へと伝えられています。これらの活動が評価され昨年度、社会奉仕団体「インターアクトクラブ」が国際ロータリーから認められました。また、社会福祉や国際貢献などに寄与した個人や団体をたたえる社団法人日本善行会(事務局・東京)の春季善行表彰で「青少年善行表彰」を受けました。
 東日本大震災現地ボランティア活動は回数を重ねるごとに形が変化し、現在では他の定時制の高等学校と共に実施しています。今年も県立有馬高等学校定時制、尼崎市立琴ノ浦高等学校と本校の3校で実施することとなり、ボランティア活動を通して定時制の絆が、ますます強くなることを期待しています。
 東日本大震災から8年が経過して、多くの方々が復興住宅へ引っ越しされました。現地の復興も進み、被災された方々の心にも変化がおこっていることでしょう。しかし、東日本大震災への思いを風化させることなく、今一度、現地や被災された方々の思いを肌で感じ、震災から8年経った今、被災された方々に何が必要なのかを個人個人がしっかりと考え、語り部活動等で兵庫県の人々に伝えることのできる主体的なボランティア活動であってほしいと思います。また、参加する生徒の皆さんにはボランティア精神の基本である、「ボランティアをしてあげる」ではなく、「ボランティアをさせていただいている」という気持ちを大切に、原点に返ってボランティア活動に取り組んでほしいと思います。
 最後になりましたが、「ひょうごボランタリープラザ」からバス代援助、兵庫県復興支援課から宿泊費、現地移動のバス代援助、神戸マラソンフレンドシップバンクからの寄付、募金に協力いただいた地域の皆様、また、「西脇ロータリークラブ」、「西脇ライオンズクラブ」、「国際ソロプチミストかすぎ野」、「西脇市商工会議所」をはじめとした西脇市・多可町の関係団体、西脇市、多可町、各校の育友会(PTA)等、多くのご支援をいただいています皆様に感謝を申し上げるとともに、参加する生徒たちがしっかりとした成果を上げてくれることを期待しています。
 

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