校長室だより

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令和3年度 高砂南 special team入会式 4/26

春名校長 「激励の言葉」

男子ハンドボール部代表主将が高砂南 special teamについて説明

女子バスケットボール部代表が入会生代表 誓いの言葉

  全生徒はブレザーのラペルに学年章として学年色の襟章を装着しています。
 平成31年度より、特色化の一環として強化を図るクラブの男子ハンドボール、女子バスケットボール、剣道の部員は、高校生活への意識向上を目的として、
 学校が公式に認定する襟章を着装することになっています。
 4月26日放課後、剣道場において各部の新入部員は春名校長先生より、公式襟章(ビンバッジ)を授与され、高砂南special teamに入会しました。
春名校長より各クラブ代表に公式襟章(ビンバッジ)を授与

公式襟章

春名校長先生を囲んで笑顔の部員たち

令和3年度入学式 式辞

 4月8日(木)午後1時30分から行われた第42回入学式で春名校長が式辞を述べられました。

『本校は、「自主自立 質実剛健 友愛協調」を校訓としています。この校訓を踏まえ、皆さんに、三年間の学校生活を送るにあたり心に留めておいてほしいことを、生徒像としてお話しします。

校訓の一つめ、「自主自立」とは、主体的に学校生活を過ごし、自ら積極的に課題を見つけ解決していく能力を身につける生徒です。

二つめの「質実剛健」とは、飾り気なく知力、体力、人間性など、自分自身の成長を目指し、真面目で、たくましくしなやかに生きる力を身につける生徒です。

三つめの「友愛協調」とは、他の者と力を合わせ、自らを大切にし他を思いやる心を豊かにしようとする生徒です。

私たちは決して自分ひとりの力で生きているのではありません。互いに助け合い磨きあって生活しています。皆さんには、校訓の「自主自立 質実剛健 友愛協調」の三つを大切に、先生、先輩、友達と交流しながら学校生活を送ってほしいと思います。 

もう一つ、入学する皆さんに本校の紹介をしておきます。

本校では、「南溟」という言葉を大切にしています。本校の文化祭は「南溟祭」といい、本校の同窓会館も「南溟会館」を名付けられています。「南溟」の「南」は「みなみ」、「南溟」の「溟」は「さんずい」に空の星の一つである冥王星の「冥」と書き、「大きな海」「大海原」を意味しており、「南溟」は中国の古典『荘子』から採られた言葉ですが、「南に広がる大きな海」を表しています。『荘子』では、鳳という大きな鳥が南方に広がる大海原を雄大に飛びゆく様を表しています。本校の先輩が「南」の文字に南高等学校という意味を含め、県立高砂南高等学校の卒業生が新天地を目指してはばたき空を飛び続けるありさまを象徴して、大切にしてきた言葉です。卒業生へのはなむけの言葉にぴったりですが、私は、新しく南高生となる皆さんに伝えたいと思います。それは、何かをなすためには準備が必要だからです。例えばマラソンで、笑顔でゴールに駆け込むためには、走る力や走り方、ペース配分や苦しいときの対処法など、レースが始まる前に様々なことを身につけておかなければなりません。それと同じように、はばたき空を飛び続けるための力と準備が必要です。新入生の皆さんには、本校での学校生活に取り組む中で、未来の自分のためにしっかりとした力を身につけてもらいたいと思っています。知力、体力はもちろんのこと、私たちは決して一人では生きていけない存在ですから、人を助け、人に助けてもらう、協力するための様々な知恵や人と関わろうとする気持ちを身につけていくことが必要です。本校に入学した今日から、自らを高めようという気持ちを新たにして、学校生活に取り組んでください。授業に学校行事、そして部活動と本校の先生方の指導のもと、精一杯がんばってほしい。また本校では生徒会が主体となって行事を運営するなど、生徒が力を合わせて活動を作り上げる取組も行っています。新型コロナウイルス感染防止のため、以前と同じ活動ができるまでにはまだ時間がかかるかもわかりませんが、皆さんには常に自分には何ができるかを考えながら学校生活を送ってほしいと思っています。』

2021年2月27日(土) 卒業証書授与式 式辞(令和二年度卒業式)

 卒業証書授与の後、春名校長が式辞を述べられました。
『昨年四月に本校に着任した私が皆さんの前に初めて立つことができたのは、着任から半年後の十月二日の体育祭の開会式でした。今年はまさに新型コロナの一年でした。始業式はすべて校内放送で行いました。マスクでの生活を余儀なくされ、あらゆる学校行事を中止しました。ようやく実施できた唯一の全校行事が体育祭でした。

 三年前の春、本校に入学した皆さんは、校訓「自主自立、質実剛健、友愛協調」のもと、勉学や学校行事、部活動、生徒会活動、ボランティアなどに取り組み、自らの夢や目標に向かって懸命に励んできました。「地域貢献・地域防災・地域活性化」をキーワードに、人との関わりを大切にした地域に関する様々な活動にも取り組んできました。生徒会が主体となって行う文化祭が「南溟祭」と名前も新たに始まったのは皆さんが二年生の時。そのほか全校集会やオープンハイスクール、そして体育祭など、本校では様々な行事が生徒主体で行われてきました。あふれる笑顔で、力いっぱい高校生活を送ってきたことでしょう。しかし今日、マスクをつけた皆さんを前に、私もやはりマスクをつけて立っています。世の中の変わりようは驚くばかりです。

 今年度の最も明るい話題は、大坂なおみさんの優勝だと、私は思います。昨年九月の全米オープンでの二年ぶり二度目の優勝。そしてこの二月、二年ぶり二度目の全豪オープンでの優勝です。彼女はこれまでメンタルに課題があるとよく批評されていました。しかし、この二大大会では、感情をあらわにする場面はあってもそれが尾を引くことはなく、相手に攻め込まれポイントで先行されても常に落ち着いていました。九月の全米オープンの後、彼女は新型コロナの影響で練習できなかった期間を振り返り、その期間が自分の成し遂げたいことや、自分がどのように記憶される人になりたいかなど、色々なことを考える機会になったと言っています。新型コロナウイルスの影響で満足に練習できない期間を、彼女は過去を振り返り、自分を見つめ、前向きな心を作り上げるための期間としたのです。テニスは八割がメンタル勝負と言われます。彼女は自粛期間を活用して自分の心の課題を見事に克服したのでしょう。

 ここ最近の話題に、映画「鬼滅の刃」の驚異的なヒットがあります。映画の大ヒットの背景には新型コロナの不安におびえる私たちの心が関係しているのかもしれません。主人公の竈門炭治郎をはじめとする個性的な登場人物が、得体の知れない鬼に向かいながら、自分の弱さと向き合い、葛藤し、それでも自分を信じ立ち上がろうとする、そのキャラクターたちのあきらめない心が「折れない心」と評され、映画を見る人の気持ちを引きつけていると言われています。

 私は、このどちらにも人の持つ心の強さと弱さの二面が印象的に感じられます。私たちは心が弱ると前向きな判断や行動ができなくなることがよくあります。しかし心は鍛えることができます。前向きな心は自分で養うことができます。炭治郎は、胡蝶しのぶの屋敷から旅立つときに、「全部どうでもいいから」と言い意思を持たないカナヲに対して、「頑張れ!!人は心が原動力だから。心はどこまでも強くなれる!!」と話します。どこまでも強くなれるかどうか、それは私には自信がありません。けれども、私は心を育てるためには、自分の感情に敏感であるべきだと考えています。「喜怒哀楽」という言葉がありますが、私たちは場面に応じて、喜んだり怒ったりと感情を動かしていますが、その感情の動きがなぜ現れたのか、それによって自分がどうなっているのかを探るのです。そうすれば、自分があるべき方向に進むためにはどのような心の動きが望ましいのかが見えてくるはずです。私は、学校行事は心を育てる場だと思っています。しかし今年はその場がなくなってしまった。残念ではありますが、皆さんには経験できなかったという経験から何かを学んでもらいたいと願っています。

 皆さんは今日、高砂南高等学校を卒業し、新しい活躍の場へと旅立っていきます。多くの人と交流しながら己を磨き、夢の実現へと向かっていくことと思います。皆さんには、一人一人が自分の目標を掲げ、夢を持ち、精一杯取り組み、夢や目標を自分のものにしてもらいたいと思います。

 私たち人間は経験を元に物事を考え、学びを深める生き物です。皆さんは先輩たちと同じように、高砂南高等学校でたくさんの挑戦や経験をしてきました。さらに先輩が経験しなかった新型コロナウイルスによる苦しみを経験しました。新型コロナウイルスによって、この一年は高砂南高等学校らしい活動が十分にできなかったけれども、できなかったという経験やそのときに感じたこと、考えたことも皆さんにとっては人生で何か必ず意味を持つものになると信じています。本校でたくさんのことを学び、様々な経験を積んできました。友と競い合い支え合う経験。目標に向けて自分自身を鍛え上げる経験。挫折もあったでしょう。学習を通して身につけた豊富な知識。そしてかけがえのない友達と友情。すべての経験は皆さんの人生にとっては必ず糧になるものです。私たち大人は、近い将来、社会の担い手としての役割を皆さんにバトンタッチします。皆さんそれぞれの経験を生かし、互いに協力して、これから広がる新しい社会を、皆さんにとって、そしてさらにその未来の人々にとっても、誰もが幸福で、生きる喜びにあふれる社会としてくれることを切に願っています。』

2020年12月14日(月) 高南にサンタさんがやってきました

 12月14日13時30分より、本校PTAが全生徒とPTA会員の保護者に体育祭のDVDをクリスマスプレゼントとして送りました。
 今年の体育祭は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために無観客で実施したためにPTAから全校生とその保護者に送られました。
 サンタクロースに扮した畑PTA 会長さんからは、「おうちで、保護者の方と見てください」とおしゃって、生徒会長に渡されました。
 生徒会会長と副会長は、「このDVDは、PTA方々や先生方のおかげでできたことは非常に重みを感じます。ありがとうございました。」と言っていました。また、BANBANテレビの取材も受けました。

畑サンタクロースからクリスマスプレゼント(体育大会DVD)を生徒・職員を

代表してもらう生徒会長・副会長・春名校長

2020年7月16日 令和2年度 高砂南 special team入会式

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                 春名校長 「激励の言葉」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男子剣道部主将が高砂南 special teamについて説明

 

 

 

 

 

 

 

 

男子ハンドボール部代表が
入会生代表 誓いの言葉

  全生徒はブレザーのラペルに学年章として学年色の襟章を装着しています。

 平成31年度より、特色化の一環として強化を図るクラブの野球、男子ハンドボール、女子バスケットボール、剣道の部員は、高校生活への意識向上を目的として、学校が公式に認定する襟章を着装することになっています。

 7月16日考査終了後、体育館において各部の新入部員は春名校長先生より、公式襟章(ビンバッジ)を授与され、高砂南special teamに入会しました。​

  春名校長より各クラブ代表に公式襟章(ビンバッジ)を授与​
襟に装着した様子          公式襟章          

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                         春名校長先生を囲んで笑顔の部員たち