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国際交流・貢献交流の様子を掲載しています。

国際交流

 高校生の若い多感な目で日本をグローバルな視点で眺め、国際交流を通して異なる文化や価値観を理解し、母国への理解を深めるとともにアイデンティティの確立を図る。また、体験的な学習の機会を積極的に取り入れ、チャレンジ精神をもって国際社会の平和や発展に貢献する態度を育成する。

貢献交流

 ふるさとの魅力を創出し、3年間を通して生徒のふるさと意識を高め、地域の課題等の理解に努め、主体的な行動ができる力を育成する。ふるさとを誇りに思い、ふるさと兵庫・ふるさと太子を愛する心をはぐくみ、地域での理解・信頼・期待を深め、「地域とともにある学校」づくりに取り組む。

令和6年度 オーストラリア語学研修

2024年7月23日~8月1日の10日間、1~3年生の8名の生徒が、オーストラリアのパースにある西オーストラリア大学にて短期語学研修を行いました。研修中は一般家庭にホームステイし、生きた英語に触れ、異文化を体験しました。

滞在7日目、午前は西オーストラリア大学クレアモントキャンパスにて、語学研修プログラムに参加しました。午後からはKing’s Parkへバスで移動し、現地ガイドさんの説明を英語で聞きながら広い公園内を散策しました。午前に勉強した内容を思い出しながら、オーストラリア固有の動植物の知識を深めることができました。

<姉妹校  Eastern Hills Senior High School訪問> 8日目(7/30)

パース市内からバスで1時間のところにある、姉妹校Eastern Hills Senior High Schoolを訪問しました。到着すると1日を一緒に過ごすバディと対面しました。簡単な自己紹介を終えた後、現地生徒とともに実際の授業に参加しました。「難しかった」「2割くらいしか聞き取れなかった」と英語に苦戦しながらも、少しでもたくさん理解しようと努力しました。1,2時間目は現地授業に参加しました。3時間目は現地生徒に日本文化を紹介しました。事前に準備し練習した原稿をもとに、わかりやすく説明しようと頑張りました。書道体験コーナーでは、バディの名前や好きな言葉を漢字で書きました。筆づかいも披露しました。折り紙は、ふうせん、つる、手裏剣など苦労しながら一緒に折り上げました。1番盛り上がったのはけん玉。コツを伝え、成功したときは大きな歓声があがりました。3時間目の文化交流で一気にバディとの仲が深まりました。

4時間目は家庭科の先生による調理実習です。オーストラリアの伝統菓子『ラミントン』をバディと一緒に作りました。先生の説明を聞き、1つ1つの手順をバディと力を合わせて進めました。試食の時間には「おいしい!」の声が溢れました。

待ちに待ったランチタイム。中庭でバディとその友達と一緒に食事をとりました。たくさんの生徒が入れ代わり立ち代わり、話しかけてくれました。校庭を歩いていると、『Hi! Guys, how are you?』と気軽に声をかけてくれる現地生徒が印象的でした。

5時間目は再びバディと現地の授業を受けました。1日の全日程を終え、校長先生から文房具などのプレゼントをひとりひとり手渡しでいただきました。オーストラリアの高校生活を経験できたことは、かけがえのない宝物となりました。

<最終日 ホストファミリーとお別れ> 9日目(7/31)

期待と不安が入り混じる中で対面した日から1週間。あっという間にお別れのときとなりました。感謝のことばを記したカードを手渡し、再会を約束しました。

ホストファミリーとのお別れのあと、パース西端のコテスロービーチを訪れました。インド洋の力強い波は瀬戸内海の穏やかなそれとは違い、驚かされました。美しいビーチの光景は10日間で得た感動と同じくらい輝いていました。

 フリーマントル海洋博物館はビーチ沿いにあり、興味深い展示に見入っていました。建物の外には実際の潜水艦があり、その大きさと迫力に圧倒されました。

 フリーマントル刑務所を訪問しました。今は囚人はいませんが、遠い昔、イギリスから連れてこられた1万人の囚人が自分たちが入るための刑務所を自分たちの手で建設しました。世界遺産であるとともに負の遺産でもあるこの地を訪れ、感じ入る生徒もいました。またこの刑務所は映画『ショーシャンクの空に』のロケ地としても知られています。

 全行程を終え日本へ戻る生徒の表情は、10日間の行程を無事に終えた安堵とオーストラリアと日本の家族への感謝の気持ちでいっぱいでした。成長した生徒の姿をたくましく、またうれしく感じました。