目的と沿革
1947年(昭和22年)に会則を定め、翌1948年(昭和23年)、終戦後の混乱期に諸先輩のご努力により、兵庫県国語漢文学会としていち早く立ち上がり、その後「国語部会」として兵庫県国語教育の振興と、会員各位の専門研究を推進することを目的としてきました。前者においては、発足当時から『日本文学読本』等といった副読本の編集等、後者においては、機関誌として『兵庫國漢』を発刊して会員の研究実践報告と相互の交流、並びに兵庫県高等学校国語教育の伸展に貢献してきました。1973年(昭和48年)には、『兵庫国漢』が学術研究誌の指定を受け、その権威も一層高まっていきました。
他教科の研究会も活動が盛んになる中、名称を「兵庫県高等学校教育研究会国語部会」と改め、会員数は年度により増減がありますが、阪神支部、神戸支部、東播磨支部、西播磨支部、但馬支部、丹有支部、淡路支部の計7支部、会員数は1,000名を超える研究会となっています。
研究会としては、兵庫県全体での年2回の研究協議会と各支部での研究協議会や研修旅行、機関誌『兵庫國漢』の他に、神戸支部の『国語論叢』、東播磨支部の『独創』、西播磨支部の『西播国語』など、県組織と支部組織が活発に活動しています。
兵庫県教育研究会国語部会は、全国組織「全国高等学校国語教育研究連合会」にも加入し、これまでに1974年(昭和49年)の第7回、1981年(昭和56年)の第14回、1993年(平成5年)の第26回、2005年(平成17年)の第38回、そして2017年(平成29年)の第50回の全国連研究大会を開催してきました。