研修の様子
11月14日(木) ⅢF1308 Office365実践講座bー児童生徒の学びを深めるためのOffice365(クラウドサービス)の活用ー
〔研修の概要〕
講義・演習 Office365の各アプリケーションの効果的な使い方
発 表 児童生徒によるOffice365の授業での活用
演 習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
・アプリケーション連携
〔受講者の感想〕
- 今、実際に行っている授業は単線型の授業だと改めて認識することができました。複線型の授業をもっと取り入れていくために、Office365をはじめ、生徒にも使いやすいクラウドサービスの活用を進めていきたいと思います。他校種の先生方の実践を教えていただくこともできて、上手なデジタルの使い方をこれからさらに探っていきたいと思います。
- クラウドを使うことで、全体への共有など使えるところが多いと感じたが、すべての場面で使用するには難しいと感じる。効果的な場面はどういったところなのかを常に意識して活用していきたい。場を用意するだけでなく、まとめ方の工夫やポイントについての指導は、私自身が身に付けないといけないと感じた。
- 教えていただいた「複線型」学習へのイメージがまったくもてておらず、市をあげてその姿に近づくよう研修を進めているが、なかなかその到達点までの道筋が自分の中におちていないと感じている。協働的でありながら、個別最適な学びを保障するための授業スタイルを自分の中におとせるよう研鑽していきたい。
10月24日(木)、11月12日(火)ⅢC1111(小中)音楽科授業実践講座
〔研修の概要〕
講義 生活や社会の音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力の育成をめざして
ー音楽的な見方・考え方を働かせる授業づくりー
大阪教育大学 准教授 兼平 佳枝
演習 知覚したことと感受したこととを支えとして、表したい音楽について考えるための指導の工夫
〔受講者の感想〕
○ 講義を受講して、「音楽を形づくった要素」を焦点化し、各クラスの実態に合わせた授業デザインを構想することの大切さに改めて気付きました。それにより「子どもの意見を表現に生かす」ことに繋がってくることが分かりました。
○ 学習指導要領の目標を意識した授業デザインの在り方について、具体的な実践と関連付けて学ぶことができました。経験、分析、再経験、評価という学習過程は、音楽だけではなく他の教科でも生かせる考え方であると思いました。座学だけではなく周りの人との交流を通した経験が、子ども達のイメージを豊かにし、記憶に強く残っていくことを感じました。音楽科の授業では、楽器を使った演奏や、歌唱でのによる音楽活動の中で、たっぷりと音や音楽と関わる経験を充実させながら、授業を展開することの重要性に気付くことができました。
○ 演習では、音楽的な見方・考え方を働かせるために「知覚」「感受」及び「共通事項」を意識した授業を展開することの大切さや、小学校と中学校で学びの連続性をもたせていくことの必要性に気付くことができました。
11月11日(月)ⅢD1505 不登校への対応講座B
11月11日(月) ⅢD1505 不登校への対応講座Bを実施しました。
〔研修の概要〕
講義・演習 不登校から見える学校の現状と課題
・不登校児童生徒と保護者に対する理解と支援
・不登校児童生徒への教育相談の立場からの関わり
神戸親和大学 教授 松本 剛
講義・演習 不登校状態にある児童生徒や保護者に寄り添った支援
・教育相談の視点を生かした不登校児童生徒や保護者との関わり
・不登校対応のための校内ケース会議の在り方
神戸親和大学 教授 松本 剛
〔受講者の感想〕
○ 児童生徒の不登校の理由と教員や保護者の思う不登校の理由にはズレがありました。憶測ではなく、話をしっかりとする必要を感じました。共感が大事であることが分かり、その姿勢を身に付けたいと思いました。
○ PCAGIP法を用いた模擬ケース会議に取り組んで、現任校でもケース会議や事後研修等で行ってみたいと思いました。PCAGIP法はこれからどうすればいいか、前向きに考えることができ、新しい関わりや展開が生まれるかもしれないと思いました。
11月7日(木)ⅢC1216 (高)情報科教育講座D
〔研修の概要〕
演 習 プログラミングで行うデータの整形
・Python等で分析に必要なデータの整形
演 習 問題解決のためのプログラミング
・回帰分析
・データの分類 等
〔受講者の感想〕
・回帰分析等をGoogle Colabratoryを利用して行ったことはなかったので、今後活用できればと思いました。
・プログラミング・データの活用が情報Ⅰに組み込まれて、授業の進め方を試行錯誤していく中で、2つの単元を関連付けて進めていくことが合理的と改めて実感しました。自身の実践では分けて授業を進めていたが、今後は横断的に行うことを検討します。
10月31日(木)ⅢC1222 (高)商業科教育講座B
〔研修の概要〕
公 開 授 業 ビジネス探究科における課題研究
演習・協議 課題研究や総合的な探究の時間の充実をめざして
・各校における取組に学ぶ
各校における課題研究や総合的な探究の時間の充実に向けて
〔受講者の感想〕
・生徒が主体的に取り組んでいるところが大変素晴らしいと感じました。地域
の企業と連携した取組などを今後取り入れていきたいです。
・課題研究の取組について、1・2年次の授業の上に研究が成り立っていると
感じたので、全体を考えた計画を立てていきたいです。
・探究を進める上で教員のファシリテーターとしての役割が多くなるので、フ
ァシリテーション技術も学んでいきたいと思います。
10月28日(月) ⅢE1101(小中)キャリア教育推進講座
〔研修の概要〕
講 義 体系的・系統的なキャリア教育の充実に向けて
-学びをつなぐキャリア教育の意義-
文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官
東北福祉大学 教授 長田 徹
演習・協議 特別活動を要としたキャリア教育
・特別活動を要としたカリキュラム
・兵庫版「キャリア・パスポート」を活用した学びの接続
〔受講者の感想〕
・キャリア教育の在り方について考えることで、自分自身の子ども達を見つめる目や言葉掛けが変わってくると感じました。また、子ども達に成長を感じさせる場面をつくり出せるようになりたいと思いました。
・「キャリア・パスポート」は今まで生徒に書かせるだけで、うまく利用できていませんでしたが、生徒が自分自身で成長を実感する機会のためには必要だと感じました。活用の実践例を参考に実践してみたいと思いました。
・様々な課題を抱える生徒たちが自分の良さを知り、自信をもって卒業していくために必要なことは、学力を高めるだけではないことを再認識しました。今日の研修を通して、生徒自身に自分の成長を実感させることの大切さを感じたため、キャリア教育の視点をもって日々の教育実践に取り組みたいと思います。
10月30日(水)ⅢF1302 教員のためのICT基礎講座
〔研修の概要〕
講義・演習 ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性
・一斉学習における教材の提示
演 習 学習効果を高めるための教員によるICTの活用
・教材の作成と活用
〔受講者の感想〕
- 研修の中で改めて、ICTの活用は児童生徒にとって非常に魅力的で、児童生徒のモチベーションを高めるために効果的なツールであると感じることができました。また、他の学校の先生方とも交流する中で、様々な取組やICTの活用事例なども聞くことができ、自校でも活用できればと考えることができました。
- いろいろなICT機器があることは知っていましたが、どこか苦手意識があり使いこなせていないというのが現状です。研修の中で、電子黒板やプロジェクタ、実物投影機(書画カメラ)などを実際に操作したことで、その便利さを改めて実感すると同時に意外と簡単に操作することができると知ることができました。
- 研修を通じて、ICTを活用するメリットやそれぞれのICTの機能を知ることができました。また、それを日々授業等にどのように生かすかといった具体例を考えることができました。その内容を班での話し合い、意見交換し合うことで、新たな発見などもあり、とても良い学びの機会となりました。
10月17日(木)ⅢE1104 演劇で学ぶコミュニケーション能力育成講座
【演習】
・演劇的手法を用いたコミュニケーション能力向上ワークショップ
・演劇的手法の視点を生かした学級づくり
芸術文化観光専門職大学 学長 平田 オリザ
【講義】
・演劇で学ぶコミュニケーション
芸術文化観光専門職大学 学長 平田 オリザ
<受講者の感想>
・演劇的手法を活用することで、言葉がもつイメージの違いに気付き、相手との違いや多様性について考えていくことができるので、相互理解に活用できると思いました。具体的なワークショップの方法を聞けたので、授業に生かしていきたいです。主体的、対話的な活動として、授業の中で生徒が発表やプレゼンをする機会をつくってきましたが、観客とイメージが共有できるように、観客を意識したプレゼンをつくるという視点が欠けていたように思います。今後、その視点を生徒がもてるような授業構成を考え、取り組んでいきたいです。
・実際にワークショップを体験して、子どもたちも楽しんで取り組むことができそうだと感じました。学級だけでなく、他校との交流もあるので、そのような機会にも取り入れていきたいと思います。「安心して表現できる」ということを聞き、自分の学級はどうかと考えました。相手を認めたり、何をしても大丈夫だと感じたりしている子もいるでしょうが、全員がそうではないと思います。ワークショップを通じて学んだ演劇的手法を学級経営に取り入れ、子ども達が安心して表現できる学級にしていきたいと思いました。
・高校生にも応用できるワークショップが多くあり、私の学級でもすぐに実践したいと感じました。オリザ先生がおっしゃっていた、年齢や学校、生徒の特徴にあわせ、内容を変化させていく必要性はワークショップだけでなく、すべてのことに共通して言えることだと再確認しました。ワークショップを通じてイメージの共有がしにくいものと共有しやすいものが、自分の中でより明確に落とし込めたように感じます。特に、担当教科の音楽では、教員や生徒、生徒同士の中でもイメージの共有がしにくいと感じています。生徒とコミュニケーションをする中で、言葉に対する「つもり」、音楽的な表現を共有することがいかに曖昧で伝わりにくいかを、教員が重ねて理解しなくてはいけないものだと感じました。それを本日様々な場面で、身をもって体感できたことは大変実りある研修でした。芸術的観点が学校教育に還元する力は大きいです。どうすれば教育現場に芸術が浸透していくか、力を入れて学んでいきたいと再認識しました。
10月28日(月) ⅢE1201(高)キャリア教育推進講座
〔研修の概要〕
講 義 体系的・系統的なキャリア教育の充実に向けて
-学びをつなぐキャリア教育の意義-
東北福祉大学 教授 長田 徹
演習・協議 キャリア発達を促す取組を考える
・キャリアノートや兵庫版「キャリア・パスポート」の効果的な活用
〔受講者の感想〕
- 現在、キャリアの発達段階表の作成を進めており、生徒が活用できるものを考えています。今日の講義を参考に、生徒の自己理解を促す仕組みを作っていきたいと思います。
- 生徒のキャリア発達を促すことができる多くの良い事例を学ぶことができました。まずは、学校全体で取り組むための雰囲気づくりから進めていきたいと思います。
- 小・中学校の先生方との協議で、キャリア・パスポートについて理解を深めるとともに、活用についての様々なアイデアを話し合うことができました。
10月28日(月) ⅢC1226(高)実習教員のための観察・実験講座
〔研修の概要〕
講 義 観察・実験に関する基本的な知識について
演 習 観察・実験を効果的に行う工夫について
〔受講者の感想〕
- 無機化学の実験では、準備や片付けに時間がかかったり、処理に気を使うことが多いので、先生方が工夫されていることをもっと知りたいと思いました。
- ICTに疎いのですが、何年か続けて研修を受けたことにより、自分のICT活用能力が多少なりとも進歩してると実感できて、嬉しく思っています。
- ICT機器を活用した物理・化学・生物の実験を実際に体験できたことで具体的な使い方が分かりました。今日研修で学んだ内容を自校でも実践したいと思います。