研修の様子
6月24日(金) 3E1311 情報モラル教育講座
6月24日(金) 3E1311 情報モラル教育講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講義:情報社会に主体的に参画する態度を育む指導
演習:情報モラル育成のための授業づくり
〔受講者の感想〕
・情報モラル教育の中で、どのように進めればよいのかモヤモヤしていた部分が晴れたように感じた。大変分かりやすく、納得するものが多かった。
自校での課題は多いが、学んだことを共有して、学年、学校全体でできることから取り組みたいと思いました。
・子どもたちがルールを破ってしまいそうになるのはどんな時かを、当事者意識を持たせながら考えさせたいと思いました。
・情報モラルと聞くとそれだけで、苦手と思っていましたが、少し教える自信がつきました。
6月20日(月) ⅢF1507 不登校への対応講座
6月20日(月) ⅢF1507 不登校への対応講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講義・演習:不登校児童生徒の内面の理解に生かせる視点
発 表 :不登校を未然に防止するために
講義・演習:児童生徒や保護者に寄り添った支援
〔受講者の感想〕
○自分を主語にして自分の思いを伝えることのできるI-message は、すぐにでも実践できると
思いました。その心がけ一つで、相手の受け止め方が異なり、教室やクラス内でもよりよい
生徒との関係を築く土台になると感じました。
○魅力ある学校にしていくために関係づくり、絆づくりを進め、自己肯定感を高めていくこと
が大切であることを学びました。
○自分の関わり方を見直す良い機会となり、自分の感覚や考えだけに捉われず、多角的・多面
的な視点で問題の本質へ迫っていくことを学びました。今後の指導やカウンセリングに生か
していきたいです。
ⅢC1113(小中)体育・保健体育科授業実践講座
6月15日(水)にⅢC1113(小中)体育・保健体育科授業実践講座を実施しました。
【講義】
豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成する授業づくり
-課題を見付け、その解決に向けた学習過程-
【発表】
発達の段階を踏まえ、系統性を意識した「ボール運動系」領域の授業実践
【実習・協議】
「ボール運動系」領域の授業づくりにおける効果的なタブレット端末の活用
・撮影動画を通して、運動特性を的確につかむ活動
・Jamboardを活用して、自分や仲間が直面する課題を比較、分類、整理し、解決策を見いだす活動
<受講者の感想>
・午前と午後とすごくつながりのある内容で非常に有効に感じました。体育が苦手な子どもでなく、得意な子どもがまきこんで楽しくしていくことが大切だと学びました。そういった場を増やしていくことで、学級づくりに生かしてしていけると、改めて気付かされました。明日からすぐにでも生かせる内容ばかりで、とても実りのある一日になりました。
・以前よりボール運動領域における戦術の系統性について関心があり、本研修の内容がたいへん役に立ちそうです。運動の苦手な子ども達も含めてみんなで楽しむためには、思考の見える化、課題の明確性が重要だと感じました。午後からの研修では、実技を通して戦術学習を実際にやってみることで、自分自身も改めて運動の楽しさを味わいました。今後の実践でもこのような姿を増やしていきたいと思います。
6月15日(水) 3E1301 教員が授業で活用するICT基礎講座
6月15日(水) 3E1301 教員が授業で活用するICT基礎講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講義:ICT機器(実物投影機・タブレット端末等)の特性やその基本操作
演習:学習指導の効果を高めるためのICT活用について
ーICT機器(実物投影機・タブレット端末等)の特性を生かすー
演習:効果的な教材の作成
・写真・動画の加工
〔受講者の感想〕
・ICT機器を使うことを目標とせず、生徒の成長のためにどのように活用するかを考える良い機会になりました。
・ICT機器を上手く活用すれば、自分が教えたいことがスムーズに進めることができ、生徒もより授業の理解度が深まると思う。
ICT機器の扱いにはなかなか抵抗があるが、これからもっとICT機器の勉強をしようと思う。
・使うことに重きをおかず、どういう場面で使うといいのか、子どもたちに効果的な方法を考えることが大事だと思いました。
6月8日(水)ⅢF1501 教員と児童生徒のためのストレスマネジメント講座
6月8日(水) ⅢF1501 教員と児童生徒のためのストレスマネジメント講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講義・演習:教員のためのストレスマネジメント
講義・演習:児童生徒が抱えるストレスの理解と対応
〔受講者の感想〕
- 多忙を極める学校業務の中で、教員のメンタルが子どもたちに与える影響は大きいと感じました。100%でなく適切な緊張感を持ちながら取り組むことが長続きする秘訣だとわかりました。
- 体を使ったリラックス方法や考え方を変えるだけで、ストレスが軽減できることがわかりました。特に、体をリラックスさせる方法は、職場や家ですぐに実践できそうなので実践していきたいです。
- ストレスマネジメントに関わる授業は少ないですが現代の生徒にとっては必要だと感じるので、授業や学級経営、部活動など様々な場面で活かしていきたいです。
兵庫県教員資質向上指標と自己評価シートの活用について
兵庫県教員資質向上指標と自己評価シートの活用について動画を掲載しています。
6月1日(水) ⅢB1201 教育経営講座Ⅰ(第1回)
〔研修の概要〕
講 義 教育法規の基礎
演 習 教育活動を支える教育法規Ⅰ
・学校教育活動に対する教育法規の整理
〔受講者の感想〕
- 学校教育活動を実践する際には、経験やスキルだけではなく、根拠となる教育法規も大切であることを再認識しました。
- 日頃から教育法規を意識することが、学校のリスクマネジメントに繋がっていくため、正しく理解しておく必要があると思いました。
- 教育法規の体系や基礎等、知識が深まりました。教育法規について、もっと理解を深めたいと思いました。
兵庫県立教育研修所 令和3年度研究発表会
3月15日に令和3年度研究発表会を実施しました。
12月8日(水)ⅢC1105・ⅢC1106(小)外国語活動、外国語科授業実践講座
〔研修の概要〕
講 義:コミュニケーションを図る素地・基礎となる資質・能力の育成をめざして
-指導と評価の一体化に向けた授業づくり-
神戸市外国語大学 教授 横田 玲子
発 表:評価の工夫 尼崎市立武庫庄小学校 教諭 上村こずえ
演 習:自分や互いの考えや気持ちなどを伝え合う力の素地・基礎を育むための授業の在り方
〔受講者の感想〕
・評価について、思考・判断・表現の観点を評価するためには、活動の目的を明確にするなど授業づくりの段階でもうひと工夫必要だと感じました。中学校に向けて、やはり書く力は必要だとおっしゃっていたので、授業の中で身に付けるべきことを再度確認して、3学期の実践につなげていきます。また、スモールトークについて、他の先生との交流を交えながら演習をすることで、スモールトーク自体の目的や、具体的な方法を改めて確認することができました。
・教師が、話してみる、コミュニケーションを楽しむことが、まず必要だと感じました。また、どのように評価するのか学校で共通理解して、系統立てておくことの大切さも再認識しました。そしてそれを子どもたちとも共有することで、子どもたちのモチベーションにも繋がることが分かりました。スモールトークも積極的に取り入れ、子どもたちが英語を話す機会を増やしていきたいです。
・どの授業でも目的やめあてを持って子どもたちが取り組むことが大切だと感じました。英語の評価は難しいと思っていたけど、今日の講義を聞いて教科書を使ったり場面設定をしたりするなど色々な工夫をこちらがしなければいけないと改めて思いました。毎日の質問を少しずつ変えながらしようと思いました。子どもたちが同じパターンを繰り返し行う事で自信を持って活動できるようになることを改めて感じたので、繰り返していくことは重要だと思いました。ゴールを設定する重要性を知ったので、今後も活かしていきたいと思います。
・主体的に子どもたちを参加させるには、small talk の場面を例に挙げて、何を尋ねたいかを考えさせることが子どもが自分から発信したいという思いを引き出す問いかけになるということを教えていただきました。これまで、自分の発音よりもALTの発音やデジタル教材の発音を聴かせた方がよいと思っていましたが、子どもとともにスキルアップするつもりで、教師が進んで使うことが大切なのだと思いました。また、言語活動とは、単に英語を使って話す活動ではなく、自分の考えや気持ちを伝える活動であると分かりました。教科書の題材を用いるにしても、子どもにとって必然性のあるもの、意図と楽しさが感じられるもの、相手意識が持てる活動にするために、ひと工夫が必要であることが分かりました。単元計画においても、単元の出口の言語活動について考えてから組み立てていくと、めざす子どもの姿がぶれずに指導していけると感じました。
12月7日(火)ⅢC1102・ⅢC1108(小・中)社会科授業実践講座
〔研修の概要〕
講 義 社会的事象を多面的・多角的に考える力の育成をめざして
兵庫教育大学 名誉教授 米田 豊
発 表 学習の問題を追究・解決する活動の充実をめざした授業実践
西宮市立名塩小学校 教諭 松浪 軌道
課題を追究したり解決したりする活動の充実をめざした授業実践
姫路市立安室中学校 教諭 藤本 将英
演 習 主体的・対話的で深い学びを実現する授業の在り方
-タブレット端末等を活用した「地理的分野」の授業づくり-
・児童、生徒が収集した様々なデータや地図情報を比較・関連付け、深く分析
する指導の工夫
〔研修の感想〕
・午前中の米田先生の講義で、評価の在り方がよく分かりました。米田先生が仰っていたように、私自身これまで評価に悩んでいました。特に「主体的に学習に取り組む態度」の評価です。今回の講義で、先生が示された「既習知識を活用し仮説を立てる場面」「対話をもとに仮説を立てる場面」「新たな問いを立てる場面」で明確な評価基準をつくり、主体的に学習に取り組む態度を育てる授業づくりをめざし、評価につなげていこうと思います。
・講義、実践発表を聞き、特に予想、仮説を立てるための主体的に学ぶ態度の育成について、具体的に示していただき、教師の関わり方、子ども同士の対話の流れなどをつかむことができました。実践発表で動画を見せていただき、図解や資料の準備など対話を活性化させるための引き出しが多いのも、子どもの主体性が発揮されることにつながっていると感じました。対話の活動は、各教科や特別活動を含めて、自分の考えを伝えられる集団の風土や子ども自身の素地をつくっていく必要があるとも感じました。
・評価については自分自身曖昧な部分が多くあり、主体的に学習に取り組む態度については、とても参考になりました。生徒に予想をさせ、仮説が立てられるように発問を工夫し、授業を良い方向に導いていきたいと思います。社会の概念をしっかりと捉えさせ、生徒自身が新たな問いを考え出せるように授業構成を考えていかなければならないと感じました。また、思考過程と習得知識の両面を意識した授業を行い、知識を詰め込むだけでなく、比較、関連付けなどを通して、生徒がしっかりとした知識が身に付くようにしたいと思います。演習では、国土地理院の地理院地図を使って比較させられることで生徒はよりわかりやすくなると感じました。意見交流でも有意義な話を聞けてありがたかったです。
・演習で実際に操作した地理院地図(国土地理院)は地理的分野の単元によってはとても有効活用ができると感じました。演習の中で考えた活用のメリットと留意点を意識しながら取り入れていきたいです。また、地理院地図に限らず、ICT活用においてメリット、留意点を意識することを今日の学びとして今後につなげていきたいと感じました。