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研修の様子

7月17日(水)ⅢA1101 学校における危機管理講座

講義:学校における危機管理と危機対応 -学校事故等の事例から- 

尼崎駅前法律事務所 弁護士 曽我 智史 氏

演習:学校内外における事故等への対応

・自校の危機の予測

・教職員による学校安全のための適切な対応

・児童生徒が事故や被害にあわないために

〔受講者の感想〕

・裁判の事例やグループ協議での具体例を踏まえて自分の指導上の危機管理及び対応について、生徒個別の実態把握の重要性と記録することの大切さ痛感しました。部活動の指導では、他学部との連携も重要となるため、改めてこれからの指導について考えることができました。

・どのような場合においても、危機を想定して共有し、シミュレーションを行って、いざという場面に備えておくことが大切だと思いました。また、振り返りを行い、より実情に即した対応ができるよう見直しが必要だと思いました。危機を予測して児童生徒に対する具体的な手立てを考えていきたいです。

・自分自身が実践していくだけでなく、組織として動くことができるよう体制をつくることや職員の危機意識を高められるよう発信していこうと思いました。安全配慮義務を怠らないことは、私たちを法的に守ってくれることはもちろん、生徒全員が安心して暮らす上でも大切なことだと思うのですぐにでも実践していきたいです。

7月17日(水)ⅢC1113(小中)体育科・保健体育科授業実践講座【a日程】

【講義】豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成する授業づくり
    -課題を見付け、その解決に向けた学習過程-
                兵庫教育大学大学院  教授 筒井 茂喜

【発表】発達の段階を踏まえ、系統性を意識した「ボール運動系」領域の授業実践
                 丹波市立青垣中学校  主幹教諭 大槻 武志


【実習・協議】

 児童生徒が、自己やチームの課題を発見し、合理的な解決に向けて運動の取り組み方を工夫するための授業づくり

 

<受講者の感想>

・ゴール型のゲームでは、戦術をどのように教えるかが重要だと感じました。自分自身、戦術と作戦を混同していた部分があったので、本日の研修で整理することができました。ボール運動領域における戦術的知識を踏まえて子ども達にどうすれば戦術的気付きを与えることができるのか、促すことができるのかを考えて今後の実践につなげたいです。

・体育科の授業づくりにおいて、子ども達が思考する場面は大切にしてきたつもりでしたが、今日の講義からボール運動領域における戦術的な気付きによる作戦の大切さをより明確に理解することができました。単元計画の段階での思考場面の設定に加えて、授業において子ども達に思考する習慣を身に付けさせていくことが大切だと実技を通して実感することができました。

・今回の研修で学んだ「戦術的気付きを促す学習」をどのように評価につなげることができるのか、今日の学びを生かして、今後しっかりと考えていきたいです。

7月12日(金)ⅢB1201 (高)教育経営講座A(第2回)

(研修の概要)

講   義  コンプライアンスを意識した学校経営  

演習・協議  教育法規から学ぶ危機管理①

講   義  法規に基づく危機対応  
        ひめじ城下町法律事務所 弁護士 竹内 彰

演習・協議  教育法規から学ぶ危機管理②

 

(受講者の感想)

  • コンプライアンスを遵守することが、教育活動の円滑な実施につながると学ぶことができました。
  • 法的義務を踏まえた上で、生徒や保護者に寄り添った対応をしていくことが大切だと 思います。
  • 学校経営においてコンプライアンスを意識することが、「信頼される学校づくり」や「学校のウェルビーイングの実現」に繋がると納得できました。今後、勤務校で実践していこうと思います。

 

7月12日(金)ⅢC1201 (高)国語科教育講座

〔研修の概要〕

講   義 「読むこと」の授業を問い直す 
                    -いま求められている「読むこと」の授業とは- 
講   師 岡山大学 教授 宮本 浩治

演習・協議 生徒が主体的に古典を読み深めるための授業づくり
        ・言語活動の充実

  

〔受講者の感想〕

  • 古文の授業は現代語訳を中心に据えてしまいがちなので、今日の研修で学んだことを活かして、言語活動を取り入れた楽しい授業へ改善していきたいです。
  • 教員が説明する時間が長くなり、生徒が主体的に読む時間が不足していた気がします。問いを工夫して生徒に委ねる時間を設けたいと思いました。
  • 授業を作る際に、前提となる知識・技能はどのようなものか、何を学ばせたいのか、時間的に無理がないか等の話し合いを通して、授業づくりの観点の視野がひらけました。

7月10日(水)ⅢC1114 (小中)「特別の教科 道徳」授業実践講座

(研修の概要)

講 義

考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業をめざして

―対話的な学びを通して児童生徒が感銘を受けるとは―

兵庫教育大学大学院 谷田 増幸 教授

  

発表・協議

考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業実践

加古川市立野口小学校 大門 裕 教諭

 

演習

「特別の教科 道徳」における授業改善につながる評価の在り方

 

(受講者の感想)

・講義では具体的に小・中学校の教材を用いて授業の組み立て方を学ぶことができた。特に、中心発問を設定するにあたり、どのように教材分析に向き合えばよいかについて学ぶことができた。子どもたちと共に考え、対話し、学べる学習集団を創っていきたい。また、互いの声を聞き合えるような学級づくりも大切にしたい。

・道徳授業で心がけていることは「中心発問でしっかり話し合いをさせること」「ねらいに迫る補助発問を効果的に入れていくこと」だ。今後は、深まりのある授業をめざして、さらに問い返しや補助発問を吟味し、子どもたちと楽しく道徳授業ができるようにしたい。また、評価の在り方についても、子どものワークシートだけでなく、授業中の姿や発言等から多面的に子どものよさや学習状況を把握していきたい。

・講義を経て、教材との対話・自分との対話・子どもとの対話・子ども同士の対話等様々な対話の仕方があることを学んだ。また、個人内評価については、価値の押し付けや一面的な見取りに陥ることなく、根拠を基に、認め励ます姿勢を大切にしていきたい。今日の学びを実践していきたい。