日誌

研修の様子

8月4日(月)ⅢC1319 (高)商業教育講座A

講    義:商業科目における授業デザイン

       立命館大学 教授  荒木 寿友

講義等・実習:ビジネス情報分野における指導の充実に向けて

講義  ・ 演習:データを活用した実践的・体験的な学習活動に向けて

〇午前は、商業科目における授業デザインについて、御自身の研究も踏まえつつ、探究的な学びの視点から御講義いただきました。

〇午後は、ビジネス情報分野における指導の充実に向けて、実習を行いました。Pythonによるデータ分析実習では、複雑な処理を効率的に行う手法について理解を深めることができました。

〇データを活用した実践的・体験的な学習活動に向けて、兵庫県の就業者数と産業構成のデータを活用し、より実践的・体験的な学習活動について考察し、今後の授業の在り方につながりました。

8月5日(水)ⅢF1413 Office365実践講座~児童生徒の学びを深めるためのOffice365の活用~

 

[研修の概要]
講義・演習  Office365の各アプリケーションの効果的な使い方

発   表  児童生徒によるOffice365の授業での活用

演   習  単元を通した児童生徒の学びを深める活用

[受講者の感想]

  • ICTを活用することであらゆる場面で時間短縮ができ、子どもたちがしっかりと考える時間、友だちと学ぶ時間をとることができるように感じました。それがさらに子どもの主体的な学びにつながっていくと思いました。便利な所を取り入れつつ、子どもたちの思考をつなげて深めていけるような環境づくりをしていきたい。
  • 自分の授業の中で、どのようにいかしていきたいか、今日の講義を参考に考えていきたい。家庭科の授業の中で、生徒が主体的に学ぶことに重点をおいて授業を考えており、タブレットを効果的に使用しながら授業を進めていきたいと、常に考えていた。「深い学び」につなげるためには教師の声かけや発問が欠かせないこともよくわかったので、生徒が主体でかつ深く学べるには?を常に頭において、授業を考えていきたい。

8月4日(月)ⅢC1315 (高)農業科・水産科教育講座A

 

 

 

 

 

 

 講    義:施設・設備の安全管理と事故防止に必要な実習指導の在り方
         県立農林水産技術総合センター 専門技術員  九村 俊幸

演習・協議:農業教育・水産教育に求められる実技指導力の向上
        ・実技指導に関する知識・技術の習得
       県立農業高等学校       校長     村中 利章
       県立農業大学校        主任     久保田 誠三

  • 講義では、安全管理において意識すべき点や、農業機械の操作に伴う事故の事例とその予防策について、御講義いただきました。
  • 演習・協議では、受講者が実際に農業機械を操作し、技術を習得するとともに、農業機械を適切に活用する手法について理解を深めることができました。また、農業機械の安全管理の重要性を改めて認識する機会となりました。
  • 研修を通して、施設・設備の安全管理と事故防止に向けた指導の在り方及び農業教育に求められる実技指導力に必要な知識・技術について理解を深めることができました。

 

7月28日(月)ⅢC1309 (高)芸術科(音楽)教育講座

 

講   義:音楽的な見方・考え方を働かせた授業づくり
       -生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と関わる資質・能力の育成ー
        兵庫教育大学大学院 教授 野本 立人

演習・協議:主体的・協働的に音楽の幅広い活動に取り組む態度を養う音楽科授業づくり

  • 講義では、音楽的な見方・考え方を働かせて、生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と関わる資質・能力を育成する授業づくりや、音楽を構成する様々な要素を理解することを通して、作品に対する考え方や在り方について御講義いただきました。
  • 演習・協議では、沖縄民謡を題材に、作品の背景や考え方を学んだ上で、三線の演奏に合わせて歌唱を行いました。また、演奏を通して沖縄民謡に対する指導方法の具体的なイメージを持つことができました。
  • 研修を通して、主体的・協働的に音楽の幅広い活動に取り組む態度を養う授業づくりについて理解を深めることができました。

 

7月22日(火)ⅢD1502 いじめを生まない学級づくり講座

  

〔講座の概要〕

講義・演習 心理学から考えるいじめを生まない学級づくり

       ・いじめ問題の現状への理解

       ・いじめ未然防止に生かせる教員の働きかけ

      兵庫教育大学大学院 教授 秋光 恵子

講義・演習 いじめ未然防止のための児童生徒の関係づくり

       ・学級づくりを意識した「いじめ未然防止プログラム」の活用

 

〔受講者の感想〕

・いじめを未然に防ぐために、学級での児童との関わり方が大切だと分かった。普段からの何気ない会話が、児童との信頼関係を築くことにつながると感じた。自分に足りない部分だと思ったので、2学期から実践していきたい。

・いじめ未然防止プログラムの活用を考えてみて、普段の授業がいじめ未然防止につながっていることを感じた。学級活動で今日考えたプログラムを実際にやってみようと思った。

・いじめに関するデータを見て、実態や背景がよく分かった。集団づくりに着目して考えを持てるように今後働きかけたい。いじめ未然防止プログラムに取り組んでみて、まずは自分の意見を持つ時間を与えることが重要だと感じた。他校の先生方とも情報共有ができ、自校でも活用できる引き出しが増えた。

7月30日(水)ⅢC1323 (高)生徒の探究的な学びを実現する授業づくり講座

   

講   義:新しい時代に求められる資質・能力を育むための探究的な学習

        東京大学 教授 佐藤 浩章

演習・協議:探究的な学習をデザインする

       -質の高い探究的な学習活動をめざして-

        東京大学 教授 佐藤 浩章

〇午前は、午後の演習・協議につなげるために、探究的な学習の時間について押さえておくべきポイントを中心に御講義をいただきました。

〇午後は、演習・協議を通じて班ごとに課題を設定し問いを立て、その問いに対して協議し、考えを深めるとともに、課題解決のための提案をポスターセッション形式で全体共有しました。

〇勤務校の生徒たちの探究的な学びの質を高めるために、様々な角度から課題を考え受講者で共有することができました。
 

7月29日(火)ⅢF1411 Google Workspace実践講座

    

〔研修の概要〕

講義・演習 Google Workspaceの各アプリケーションの効果的な使い方

発   表 児童生徒によるGoogle Workspaceの授業での活用

演   習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
       ・アプリケーション連携

〔受講者の感想〕

  • 今までGoogle Classroomは、課題の配信やお知らせといった教員からの発信でしか活用していませんでした。今後は、本日の研修で学んだようなスプレッドシート等を活用し共有型の授業を展開していき、生徒の学びを深められるようにしていきたいと思います。
  • Google Workspaceの各アプリケーションの活用について、理解を深めることができました。実践発表では、「このように活用していけば良いのか!」と新たな知見を得ることができました。まずは自分がどんどん活用してみて、使い方に慣れていこうと思いました。
  • 今回の研修の中で、Google Workspaceのアプリケーションを活用したクラスメイトとの共同作業に魅力を感じました。2学期からの授業で活用したいと思いました。

Google Workspace実践講座a(ⅢF1411)を実施しました!|情報教育研修課公式note

7月25日(金)ⅢC1312 (中高)家庭科教育講座

  

講   義:実践的・体験的な学習活動における指導と評価の一体化

       ー妥当性・信頼性の高い学習評価の方法についてー

        元広島大学大学院 教授  鈴木 明子

演習・協議:実践的・体験的な学習活動における妥当性・信頼性の高い学習評価の工夫

〇午前は、実践的・体験的な学習活動における指導と評価の一体化と題して、家庭科の指導方法や評価方法の工夫について講義をいただきました。

〇午後は、演習・協議を通じて様々なルーブリック評価を実際に作成し、妥当性・信頼性の高い学習評価の工夫について考察しました。

〇勤務校の生徒たちの生活に必要な学びを意識して学習活動のテーマを設定し、授業を行う視点を得ることができました。
 

7月17日(木)ⅢC1311 (高)芸術科(書道)教育講座

 

講   義:文化芸術活動の充実をめざす書道教育の在り方
      ー豊かな心と感性を高める書道教育ー
       奈良教育大学 教授 萱 のり子

演習・協議:書道教育における文化芸術活動の充実をめざす授業づくり
       播磨東教育事務所 指導主事兼社会教育主事 前田 典子

  • 文化芸術活動の充実をめざす書道教育の在り方について、アートゲームを取り入れ、作品を観察することを通して生徒が気付きを得る学びの手法を萱のり子教授より御講義いただきました。
  • 演習・協議では、漢字仮名交じりの書の創作を通じて、言語活動の充実をめざす授業づくりの方法について考察しました。
  • 研修を通して、受講者は作品の背景や時代に対する生徒の興味・関心の引き出し方など、書道における主体的・対話的で深い学びの在り方について学びました。また、対話を通して、書の表現の意味や価値を見出す授業づくりの重要性を再認識し、実践意欲が高まりました。

7月23日(水)ⅢG1208 特別支援教育の視点を取り入れた音楽指導講座 -豊かな音楽活動を実現する授業づくり-

 

講  義:「特別支援教育の視点を取り入れた音楽指導」 

     ・全ての子どもが参加できる音楽活動        

        ヴァイオリニスト・社会教育士・

        生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナーマスター

                            南條 由起

音楽ワークショップ

        ヴァイオリニスト・社会教育士・

        生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナーマスター

                            南條 由起

演習・協議:「特別支援教育の視点を取り入れた授業づくり」

      ・全ての子どもが参加できる音楽の授業づくり     

        ヴァイオリニスト・社会教育士・

        生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナーマスター

                           南條 由起

【受講者の感想】

・単語等の言葉を繰り返すだけでも、音楽が生まれていておもしろかった。音やリズムをくり返すことで自分たちから作り出される音楽を体験することで、表現活動に参加しようという意欲を育んでいきたいです。

・「音楽の絨毯を敷く」という発想が目から鱗でした。楽器を使わせようとするのではなく、教師の環境設定の工夫で「思わずやりたくなる」ように整えておくことを心がけたいです。

・南條先生の「参加の保証」という言葉が印象的でした。障害の程度や状態にかかわらずみんなが楽しめる授業とはどんな授業かを改めて考えみたいと思いました。