カテゴリ:講座の実施報告
6月23日(月) ⅢE1101(小中)キャリア教育推進講座
〔研修の概要〕
講 義 体系的・系統的なキャリア教育の充実に向けて
-学びをつなぐキャリア教育の意義-
文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官
東北福祉大学 教授 長田 徹
演 習 特別活動を要としたキャリア教育
・「一人一人のキャリア形成と自己実現」をめざす学級活動
・兵庫版「キャリア・パスポート」の活用
協 議 兵庫版「キャリア・パスポート」で小・中・高12年間をつなぐために
・学年や校種を越えて学びをつなぐ実践
〔受講者の感想〕
・日々の実践の中にキャリア教育につながる取り組みがたくさんあることに気づきました。それを整理して学年や学校全体に伝えていきたいと思いました。
・キャリア教育は、いつも漠然としており、どのように取り組めばよいのかと思っていました。しかし、長田先生の講義を受け、キャリア教育の重要性を感じ、実践していきたいと思いました。また午後の演習で、さまざまな分野でキャリア教育を実践できるのだと思いました。目の前の子どもたちの実態を踏まえ、具体的な場面を考えることでキャリア教育をイメージしやすくなったので、現場で実践していきたいと思います。
・小・中・高の先生で交流することはないので、とても貴重な時間になりました。小学校、中学校での話を聞くことはあっても、高校での話を聞くことはないので新鮮でした。小学校で取り組んだことを中学校へつなげられるように、キャリア教育の取り組みを続けていこうと思います。
6月20日(金)ⅢF1407 情報モラル教育講座
〔研修の概要〕
講 義 児童生徒を取り巻く情報の世界
演 習 「ひょうごGIGAワークブック」を活用した授業づくり
演 習 各学校における情報モラル教育年間指導計画(案)の作成
〔受講者の感想〕
- GIGAワークブックの学習カードを用いて、児童の感覚のズレを共有し、自分事として指導させていくことの大切さが理解できた。
- GIGAワークブックは、15分教材があり、短時間で取り組めそうだったので、授業の隙間時間や導入に少し絡めたりして実践できそうだと感じた。情報教育というと「リスク」のことばかりを考えてしまいがちだったので、いかに情報を上手く活用していくかを子どもたちと学び、共有していきたいと思った。
- ICTの使用が必要不可欠になってくる世の中で、子どもたちの発達段階に応じて指導していくことの大切さを実感しました。また、GIGAワークブックも活用していくことで、児童によりわかりやすい指導ができると感じた。
6月12日(木)ⅢF1408 情報セキュリティ講座
〔研修の概要〕
講義・演習 情報セキュリティの現状と対策
・情報セキュリティ実施手順
演 習 学校における情報発信(Web、SMS)
・著作権等
演習・協議 問題発生時の対応
〔受講者の感想〕
- 情報セキュリティや著作権に関する基本的な事項、他校の実践等を知ることができました。今回の研修の内容を、学校でもぜひ実践していきたいと思います。また、それだけでなく、今回の学びについて教職員全体で共有し、児童・生徒の情報を守り、学校全体のリスク管理能力を高めていきたいと思います。
- 今回の研修を通して、学校で管理している情報の取り扱いや管理方法について見直す機会となりました。これまでに学校のWebサイトで情報発信をしたり、学年通信などでお知らせをしてきましたが、危機管理意識が足りていなかったと感じました。今後、タブレットを使って授業する際に気をつけることや、学校から情報を発信する際に注意することなどについて、学びを深めていきたいと思います。
Ⅱ1401 県立学校情報担当者養成講座
〔研修の概要〕
講 義 学校教育情報セキュリティ・システム担当者(情報担当者)の役割
演 習 校内ネットワークの運用・管理とネットワーク障害への対応
・コマンドプロンプトの活用(設定情報確認、ネットワークの疎通確認)
・端末をネットワークに接続するための方法
演 習 教育情報ネットワークで提供されているサービス
・個人IDやメールIDの管理、Webサイトの運用・管理
・教育用クラウドの運用・管理
〔受講者の感想〕
・仕事の分散(マネジメント)も考えて、自分自身が担当している仕事を整理しようと思いました。各学校、異なった課題を抱えているので、このような研修に積極的に参加し、自分の視野を広げるようにしていきたい。
・以前校内でループが起こっていた時に何もできず、全日制の先生に助けてもらい、このままでは何か起こっても対処できないと思い受講した。コマンドプロンプトを使用してどこに不具合が起こっているのか確認をしたり、ほかの学校はどのように対処などをされているのか聞いたりすることができて自分だけが理解して終わりではなく、ほかの教員にも分かりやすく周知できるように理解を深めていきたい。
ほかにも実際の現場で起こっている不具合など、どのように解決されているのかなど知りたい。
1月16日~30日 ⅢF1309 表計算ソフト活用講座(VOD研修)
〔研修の概要〕
演 習 関数の基本
演 習 成績データを集計するための関数の利用
・COUNTIF関数を活用した個別データカウント
・VLOOKUP関数を活用したデータ表示 等
演 習 授業や校務に役立つ機能
・グラフの作成と表現
・クロス集計(ピボットテーブル)の基本操作と活用 等
〔受講者の感想〕
・基本的なExcelの使い方は知っていましたが、VLOOKUP関数など使用したことがない関数もあり、勉強になりました。作り方の動画もあり、わかりやすかったです。まだまだ演習や課題をしただけでは、すぐに忘れてしまいそうです。今後、活用できるよう、何度も資料を読みながら使っていくことで業務や授業に生かしていきたいと思います。
・業務の中で引き継ぎデータには、地道に手作業で行うようなものがあったが、今回の関数などを利用すれば、ミスを未然に防ぐことに繋がると思いました。今回学んでいない関数などを学ぶことによって、生徒や教員にとって大きな利点になると感じました。自分が周りの教員にも、活用方法を教えて学校全体の業務改善やより良い生徒への指導に生かせるように繋げていきたいと思います。
12月5日(木)ⅢC1106(中)国語科授業実践講座
(研修の概要)
講 義
国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成に向けた「読むこと」の指導と評価
岡山大学 教授 宮本 浩治
発 表
言葉による見方・考え方を働かせる授業実践
小野市立小野南中学校 主幹教諭 友定 美紀
演 習
「説明的な文章」における授業の在り方
・目的や意図に応じ、複数の情報を整理しながら適切な情報を得て、それらを用いて内容をまとめる学習過程の工夫
(受講者の感想)
・授業で文章を読ませる際には、まず全体を把握させてから進めたいと思っていました。論理の展開を把握するにはその方が適していると感じていたのですが、違ったようです。今後は子どもが語りたいと思うような発問を大切にしたいです。それが自由な読みにつながり、人によって受け取り方が変わるということも体感させられそうです。
・今回の研修のように、同じ教科の方々と1つの教材について吟味することや、生徒のつまずきを想定して教材研究をすることがなかったので、とても参考になりました。また、中学校の先生方だけではなく、小学校や高校の先生方とも一緒にやってみることで、系統立てて手立てを考えてみたいと思いました。
11月28日(木) ⅢF1308 Office365実践講座cー児童生徒の学びを深めるためのOffice365(クラウドサービス)の活用ー
〔研修の概要〕
講義・演習 Office365の各アプリケーションの効果的な使い方
発 表 児童生徒によるOffice365の授業での活用
演 習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
・アプリケーション連携
〔受講者の感想〕
- 今まで管理のしやすさから、Office365について一方向の活用しかしていませんでしたが、本日の講座を受講して、双方向にやり取りできるメリットを多く感じたため、そういった活用方法を取り入れていきたいと感じました。
- Office365を使うことによって、個別最適な学びや協働的な学びから子ども自身が深い学びに繋げることができ、授業や教材づくりの効率化も図れることを実感した。今後さらに研修で学んだ、アナログとデジタルのそれぞれの良さを生かした実践に取り組んでいきたい。
- 本校では、Googleクラスルームをメインに使用しているため、Office365の使用頻度が少ない。この現状から、Office365のアプリの使用方法や授業での活用方法を学びたいと考え受講した。クラスルームと類似したアプリもあることが理解できたので、それぞれの良い所を活用しながら、授業に取り入れていきたい。
11月20日(水) ⅢF1301 情報モラル教育講座
〔研修の概要〕
講 義 情報社会に主体的に参画する態度を育む指導
・情報モラル教育に関する現状と課題
演 習 「ひょうごGIGAワークブック」を活用した授業づくり
演習・協議 各学校における情報モラル教育年間指導計画(案)の作成
〔受講者の感想〕
・カードを用いた教材で、お互いに認識のズレがあることを知る内容のものは、児童は自分ごととして取り組めそうだと思ったため、自校で活用したい。
・大人同士でこれだけ感覚の違いがあれば、生徒は想像以上に感覚の違いがあると再認識することができました。生徒が自分事として捉えられるような情報モラル教育が足りていないと感じました。
・情報モラルは一朝一夕に身につくものではないので、日頃の授業やLHR、総合的な探究の時間等を活用して、生徒に身につけさせたいと思った。ひょうごGIGAワークブックは50分の1コマ丸々使う内容以外にも15分で扱える内容もたくさんあるので、本校でも活用しやすいと思った。早速、明日からでも活用してみたいと思った。また、最後に考えた年間指導計画をもとに次年度から実施できそうなものは実施していきたい。
・小・中・高12年間の連携を考えながら、今後の情報モラルについてより一層研究しないといけないなと感じた。子どもたちのためにSNSをより便利に活用していけるように、勤務校に戻って職員に本日学んだことを情報共有していきたい。
11月18日(月) ⅢD1507 児童虐待問題への対応講座
11月18日(月) ⅢD1507 児童虐待問題への対応講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講 義:児童虐待の問題と子どもの心理
神戸親和大学 教授 大島 剛
講義・演習:学校における児童虐待問題への対応
太子町教育委員会 スクールソーシャルワーカー 三浦 知子
〔受講者の感想〕
- 児童生徒の様子を常日頃から観察し、身体的な怪我だけでなく、行動面で気になることがあれば、組織としてすぐに対応しなければならないということが分かりました。保護者と今後どうなるだろうか、児童生徒はどうなってしまうのだろうかと悩んでしまい、目先の課題に着手せず後回しになって不幸な結果を生むくらいならば、悩んだ時点ですぐに通告し、連携しないといけないということが分かりました。
- 虐待対応は繊細で、一人では対応は困難であること、行政や福祉などの専門的な知見や対応が必要であることから、様々な関係機関との連携が重要だということを改めて実感しました。
- 虐待というと、身体的虐待をイメージしやすいですが、心理的虐待が思ったより広範囲であり、きょうだい間の極端な差別や言葉の脅しもそれに当たると知りました。心が追い込まれた状況で、将来が見えずに今のことだけを考えてしまう子どもに対して、教員として何ができるのかを改めて考えました。
11月14日(木) ⅢF1308 Office365実践講座bー児童生徒の学びを深めるためのOffice365(クラウドサービス)の活用ー
〔研修の概要〕
講義・演習 Office365の各アプリケーションの効果的な使い方
発 表 児童生徒によるOffice365の授業での活用
演 習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
・アプリケーション連携
〔受講者の感想〕
- 今、実際に行っている授業は単線型の授業だと改めて認識することができました。複線型の授業をもっと取り入れていくために、Office365をはじめ、生徒にも使いやすいクラウドサービスの活用を進めていきたいと思います。他校種の先生方の実践を教えていただくこともできて、上手なデジタルの使い方をこれからさらに探っていきたいと思います。
- クラウドを使うことで、全体への共有など使えるところが多いと感じたが、すべての場面で使用するには難しいと感じる。効果的な場面はどういったところなのかを常に意識して活用していきたい。場を用意するだけでなく、まとめ方の工夫やポイントについての指導は、私自身が身に付けないといけないと感じた。
- 教えていただいた「複線型」学習へのイメージがまったくもてておらず、市をあげてその姿に近づくよう研修を進めているが、なかなかその到達点までの道筋が自分の中におちていないと感じている。協働的でありながら、個別最適な学びを保障するための授業スタイルを自分の中におとせるよう研鑽していきたい。