カテゴリ:講座の実施報告
8月9日(金) ⅢD1506 自他の命を大切にする心を育む教育講座
8月9日(金) ⅢD1506 自他の命を大切にする心を育む教育講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講義・演習:児童生徒の命を守るための予防教育
講義・演習:児童生徒の命を守るための危機介入
関西外国語大学 教授 新井 肇
講義:「自殺予防に生かせる教育プログラム」の活用
〔受講者の感想〕
- 子どもの命を守ること、これは個人で取り組むべき課題ではなく、学校が組織として対応すべき課題であると感じました。教師も子どもも健康に過ごせる環境をつくるために、まずは大人が意識を変えていく必要があると思います。自分が職場に戻って啓発したり実践したりしたい内容が詰まった研修でした。絆と気づきが自殺予防の鍵、これをキーワードに頑張ります。
- 「病は市に出せ」という言葉を意識していきたいと思いました。困ってからではなくて、困らないように相談、何でも言える環境づくり等を意識して頑張りたいです。また、子どもにとって信頼できる大人の一人になれるよう心がけていきたいと思いました。困る前に、大きなことになる前になんとかできる子どもの育成や、環境づくりにチームで取り組む必要があると改めて思いました。
- 自殺予防教育の構造を理解することができました。生徒指導に関して、困難課題対応的生徒指導に意識が向きがちでしたが、特定の課題が生じる前に、生徒に働きかけを行うことが重要であると認識できました。これまでは、自殺予防に関する授業は年に数回の特別なものでしたが、今後は自殺予防教育の構造を意識した取り組みに努めたいと思います。
7月30日(火) ⅢC1225 (高)生徒の探究的な学びを実現する授業づくり講座
〔研修の概要〕
講 義 新しい時代に求められる資質・能力を育むための探究的な学習
-問いづくりを中心に-
大阪大学 教授 佐藤 浩章
演習・協議 探究的な学習をデザインする
-質の高い探究的な学習活動にするために-
〔受講者の感想〕
- 佐藤先生から「まず教師が探究者であれ」というお言葉があり、非常に感銘を受けました。
- 今勤務している学校が、これまでの成果からより良い価値を創造していく段階に来ていると感じました。取組内容の精選・ブラッシュアップを行う必要性に気づくことができました。
- それぞれに個性がある生徒に教師として適切に関わる方法を学校全体で模索しながら、生徒が「できた」「分かった」という達成感を味わえる取組を続けていきたいです。
7月30日(火) ⅢD1501 いじめ問題への対応講座A
(研修の概要)
講義・演習 学級集団を意識したいじめ問題の理解と対応
・いじめ問題の現状への理解
・心理学から考えるいじめのない学級づくりの視点
兵庫教育大学大学院 教授 秋光 恵子
講義・演習 いじめ未然防止のための児童生徒の関係づくり
・学級づくりを意識した「いじめ未然防止プログラム」の体験と活用
(受講者の感想)
・教員からの個別の何気ない声かけは、その姿を見ている生徒たちから回り回って学級の雰囲気づくりに関わっていることが証明され、改めてその大切さを実感しました。クラス全体への指導は非常に難しいですが、言葉かけの内容も含めて今後も大切にしていきたいと思いました。
・本研修で体験した学級アセスメントのためのアンケートツールで、データを取り、分析して強みや弱みを理解した上で、実践する大切さを学ぶことができました。ただアンケートツールを使えば良いというわけではなく、その結果から学年団、または学校全体を巻き込んで協議していける体制を整えていければと思いました。
・「いじめ未然防止プログラム」の授業プランを実際に行うことにより、改善する点も見えてくるため、実践することが大事であると感じました。班別協議において自分のクラスで想定した授業展開を考える中で、自分では思いつかない工夫や展開を知ることができたため、学校での実践に生かしたいと考えました。
7月26日(金)ⅢC1208 (高)芸術科(音楽)教育講座
〔研修の概要〕
講 義 生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と関わる力を育成する音楽の指導方法
元大阪音楽大学 教授 園田 葉子
演習・協議 主体的・協働的に音楽の幅広い活動に取り組む態度を養う音楽科授業づくりの工夫
〔受講者の感想〕
- 視覚支援などの教材作りは時間がかかり大変ですが、可能な限り児童生徒にわかりやすく伝えるために、努力したいと思います。
- 生徒児童が興味や関心をもって音楽に取り組めるよう、自分自身も色々な音楽を楽しんで共有していきたいと思います。
- リズム学習において音符の種類や長さを楽しく学ぶ方法について、受講された先生方のアイディアをいただく良い機会になりました。日頃の授業に活かしていきたいと思います。
7月17日(水)ⅢA1101 学校における危機管理講座
講義:学校における危機管理と危機対応 -学校事故等の事例から-
尼崎駅前法律事務所 弁護士 曽我 智史 氏
演習:学校内外における事故等への対応
・自校の危機の予測
・教職員による学校安全のための適切な対応
・児童生徒が事故や被害にあわないために
〔受講者の感想〕
・裁判の事例やグループ協議での具体例を踏まえて自分の指導上の危機管理及び対応について、生徒個別の実態把握の重要性と記録することの大切さ痛感しました。部活動の指導では、他学部との連携も重要となるため、改めてこれからの指導について考えることができました。
・どのような場合においても、危機を想定して共有し、シミュレーションを行って、いざという場面に備えておくことが大切だと思いました。また、振り返りを行い、より実情に即した対応ができるよう見直しが必要だと思いました。危機を予測して児童生徒に対する具体的な手立てを考えていきたいです。
・自分自身が実践していくだけでなく、組織として動くことができるよう体制をつくることや職員の危機意識を高められるよう発信していこうと思いました。安全配慮義務を怠らないことは、私たちを法的に守ってくれることはもちろん、生徒全員が安心して暮らす上でも大切なことだと思うのですぐにでも実践していきたいです。
7月12日(金)ⅢB1201 (高)教育経営講座A(第2回)
(研修の概要)
講 義 コンプライアンスを意識した学校経営
演習・協議 教育法規から学ぶ危機管理①
講 義 法規に基づく危機対応
ひめじ城下町法律事務所 弁護士 竹内 彰
演習・協議 教育法規から学ぶ危機管理②
(受講者の感想)
- コンプライアンスを遵守することが、教育活動の円滑な実施につながると学ぶことができました。
- 法的義務を踏まえた上で、生徒や保護者に寄り添った対応をしていくことが大切だと 思います。
- 学校経営においてコンプライアンスを意識することが、「信頼される学校づくり」や「学校のウェルビーイングの実現」に繋がると納得できました。今後、勤務校で実践していこうと思います。
7月12日(金)ⅢC1201 (高)国語科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 「読むこと」の授業を問い直す
-いま求められている「読むこと」の授業とは-
講 師 岡山大学 教授 宮本 浩治
演習・協議 生徒が主体的に古典を読み深めるための授業づくり
・言語活動の充実
〔受講者の感想〕
- 古文の授業は現代語訳を中心に据えてしまいがちなので、今日の研修で学んだことを活かして、言語活動を取り入れた楽しい授業へ改善していきたいです。
- 教員が説明する時間が長くなり、生徒が主体的に読む時間が不足していた気がします。問いを工夫して生徒に委ねる時間を設けたいと思いました。
- 授業を作る際に、前提となる知識・技能はどのようなものか、何を学ばせたいのか、時間的に無理がないか等の話し合いを通して、授業づくりの観点の視野がひらけました。
7月17日(水) ⅢF1306 Google Workspace実践講座a
(研修の概要)
講義・演習 Google Workspaceの各アプリケーションの効果的な使い方
発 表 児童生徒によるGoogle Workspaceの授業での活用
たつの市立龍野東中学校
教頭 杉山 誠人先生
演 習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
・アプリケーション連携
(受講者の感想)
・知らないことがたくさんありました。新しくなったFigJam使うのが楽しみです。2学期でどう使ったらいいのか考えることもできてよかったです。様々な学校種の方と過ごせて刺激になりました。
・クラウドサービスを利用することで、生徒一人一人の意見を吸い上げることができるだけでなく、意見をクラス全員に情報を共有するができる。生徒が様々な意見に触れうことで、多角的な考えや視野に立って物事を判断することにつながると感じました。
7月16日(火)ⅢE1103 震災に学ぶ防災教育講座
(研修の概要)
講義・演習 地域の災害特性等を踏まえた防災教育
・ハザードマップから災害特性等を理解する
・児童生徒が身に付ける知識や技能について考える
演習 学校組織の実践力を高める避難訓練
-地域、専門機関等との連携を通して-
佐用町立南光小学校 教諭 䕃山 康彦
演習 児童生徒が災害から自らの生命を守るため主体的に判断して実践する力の育成
・副読本等の効果的な活用
三田市立つつじが丘小学校 教諭 杉森 美香
(受講者の感想)
・今日の研修でクロスロードを初めて体験しました。正解のない問題に「イエス」か「ノー」か答え、理由を説明することにより、主体的に考え、表現する力を養えるとともに、他者の意見を聴き自分の考えを振り返ったり、深めたりするきっかけになると感じたので、是非、学校に持ち帰って共有したいです。
・避難訓練をしたとしても、これまでは一時避難までの訓練だったので、その後の対応についても全職員で対応のシミュレーションが必要であると強く感じました。防災マニュアルの周知が進まずに困っていましたが、役割ごとの個別のマニュアル作りが大変参考になりました。
・防災学習はしているが各々の実践になってしまっているので、学校全体として系統立てて学習できるように年間指導計画を立てたいと思いました。また、教科学習と関連付けて防災学習をするという視点も、今までになかった視点なので学校全体で共有したいと思いました。
7月11日(木)ⅢC1214 (高)情報科教育講座B
(研修の概要)
演 習 情報デザイン
・情報をデザインすることの意味
・デザインの一連の流れ(プロトタイプの作成)
演 習 情報通信ネットワークの仕組みと情報セキュリティ
・実機を使ったネットワーク構築
・パケット通信の流れ
・通信の暗号化(暗号化の仕組み、無線LANの暗号化技術)
(受講者の感想)
・IPアドレスやデフォルトゲートウェイなど、言葉は知っていても、どの用語がどの部分までネットワーク構成にかかわってるかが曖昧だったが、学校のネットワークをイメージしながらパケットトレーサーを使うことで、段階的によく理解できました。
・今回の研修で学んだことを生かして、生徒の資質能力をより高める実習を行っていきたいです。