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研修の様子

9月11日(木)ⅢF1402 先端技術体験講座

 

[研修の概要]

講 義 授業における先端技術の活用

演 習 先端技術の実機体験
     ・3Dプリンタ
     ・ドローン
     ・VRゴーグル

演習・協議 授業等における先端技術の活用

 

[受講者の感想]

 ・情報機器をさらに活用して、生徒に分かりやすいように物事を伝えたいと思いました。今日、初めてVRゴーグルや3Dプリンターを使って、少し知識を得ました。まだまだ、学んで活用できると思うので、新しい技術に自ら積極的にふれていきたいです。

・STEAM教育との関連からも今後先端技術は導入されると実感したため、今後も理解を深めていきたいです。体験をしてとても楽しく興味をもって取り組めたため、生徒にとっても良い教材となり得ると感じました。教育現場では実際にどのような取り組みをしているのか、実践例をより多く知りたいと思いました。

 ・実際に学校で活用したいが、機材がないので、機材を購入しないとなかなか実践はできないと感じました。県の方で、各学校に一台ずつでもいいので、このような先端技術を配備していただけるととてもありがたいです。学校の情報担当としては、やはりお金の面が気になるところでした。ただ、本当に効果的に活用できる方法がたくさんあることを知ったので、修学旅行の事前学習などをVRできれば楽しいんだろうなと思いました。

9月4日(木)ⅢG1211 特別支援教育の視点を取り入れた体育指導講座 -障害のある子どもへのスポーツ指導ー

 

            

【研修の概要】

講 義  特別支援教育の視点を取り入れた体育指導

     ・すべての子どもが参加できる授業づくり

     ・肢体不自由や重複障害のある子どもの障害者スポーツ

      大阪体育大学 准教授 曽根 裕二

実 習  アダプテッド・スポーツの体験を通した障害理解

      大阪体育大学 准教授 曽根 裕二

 

【受講者の感想】

・プレーヤーがスポーツに適応するのではなく、スポーツがプレーヤーに適応するという考えをもとに、人、もの、ルールの工夫によって誰もが楽しむことのできる授業を創っていきたいと思いました。

・体育の授業が、生涯にわたってスポーツを楽しむ力を育むとう役割をつくっていることを改めて実感しました。

・ルールや、活動内容に児童生徒を合わせるのではなく、目の前にいる児童生徒にどうやったらその子が楽しめるかを考えていくことが大切だと思いました。

・子どもの実態から出発し、ルールを子どもの理解や状況に応じてアレンジすることが、楽しく学ぶと言うことにつながるということだと体感できました。

9月3日(水) ⅢG1203 インクルーシブ教育システムと合理的配慮の基礎講座

 

【研修の概要】

演習・協議  ICF(生活機能・障害及び健康の国際分類)に基づく指導・支援

        県立総合教育センター特別支援教育研修課 指導主事

講義・演習  インクルーシブ教育システムの推進

        立命館大学 教授 村田 観弥

 

【受講者の感想】

 合理的配慮は、障害者の侵害された人権を回復するための手続きであることを知り、社会モデルや人権モデルの考え方が大切だと思いました。

 本人自らが合理的配慮を意思表明できるように促していくことも、教師に求められる専門性であることを知りました。

 インクルーシブ教育システムが、同じ場所で学ぶということだけでなく、整備されるべき環境を整えるという意味を含むことを今日知りました。

 障害の社会モデルの考えに基づいて、合理的「環境調整」を推進できるようになりたいと思いました。

 

9月2日(木)ⅢC1113(小中)体育科・保健体育科授業実践講座【b日程】

【講義】豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成する授業づくり

    ー課題を見付け、その解決に向けた学習過程-

       兵庫教育大学大学院 教授 筒井 茂喜

 

【発表】発達の課題を踏まえ、系統性や運動の特性を意識した「走・跳の運動」・「陸上競技」の授業実践

       丹波市立青垣中学校 主幹教諭 大槻武志

 

【実習・協議】児童生徒が、自己や仲間の課題を発見し、合理的な解決に向けて運動の取り組み方を工夫するするための授業づくり

 

〈受講者の感想〉

 ・私自身(特別支援学校)の体育の授業は、教科の専門性より、みんなで楽しく活動をすることが目標になりがちであったが、本日の講義を受けて運動メカニズムや学習指導要領など根拠を基にした授業の大切さを感じた。今後は、特別支援教育の視点だけではなく、教科の専門性も学び続け、両輪で授業をつくっていきたい。また、運動遊びや体を動かす楽しさを1人でも多くの子ども達が感じられる体育の授業を目指していきたい。

・これまでの授業でも、体の構造を考えながら子ども達に説明をしていたが、分かっていなかったことや新たなことを知ることができた。午前中の講義では、なぜ足が速くなるのか、その根拠を聞くことができ、とても勉強になった。午後の実技では、自身の身体が思うように動かないこともあり、苦手な子の目線で考えることができた。明日以降の授業づくりのヒントをたくさんいただいた。

・学習指導要領には、子ども達の発達に応じた学習内容が書いてあることがわかった。授業を考える際、小学校(低・中・高)と中学校の9年間を見通すことで、授業のめあても具体的かつ明確になる。例えば、ハードルを教えるのではなく、高学年のハードルでは、何を求めるのか、さらにそれを教えるために、低・中学年で何を学んできたのか、中学校で何を学ぶのかを知っておく必要がある。9年間を見通して豊かなスポーツライフの実現になるよう努めたい。

8月29日(金) ⅢC1305 (高)理科教育講座

 


講   義:科学的に探究するために必要な資質・能力の育成
                         京都教育大学 名誉教授 村上 忠幸


演習・協議:探究の過程を取り入れた授業づくり
      ・観察、実験を中心とした授業プランの作成
        京都教育大学 名誉教授 村上 忠幸

 

〇講義では、新しい時代の探究活動と教師のすがたについてお話いただくとともに、理科に関する探究活動を実際に行うことで、科学的に探究するために必要な資質・能力の育成に向けた授業の在り方についてイメージを持つことができました。

〇演習・協議では、受講者が興味・関心を持っている探究活動のテーマを生かした授業プランの作成を通して、探究の過程を踏まえた授業づくりについて理解を深めることができました。

〇研修全体を通して、探究の過程を取り入れた観察、実験の授業づくりの視点を身に付けることができました。また、主体的で協働的な探究活動の在り方について理解を深めることができました。

 

8月29日(金) ⅢC1304 (高)数学科教育講座

 

  

 講    義:高等学校における「統計的な内容」の充実をめざした授業づくり
         立正大学 教授  渡辺 美智子

演習・協議:学習指導要領における「統計的な内容」に対応した授業の工夫
       

〇講義では、今後の社会において、統計的思考力及び情報活用能力を育成することの必要性について、お話しいただきました。

〇演習・協議では、「統計的な内容」における指導の工夫について協議を行うとともに、指導の充実に向けた実践的な授業展開について考察しました。

〇一日の研修を通して、生徒の主体的な学びを実現するための統計教育の指導の在り方と今後の授業づくりの視点について、理解を深めることができました。

8月20日(水)ⅢC1302 (高)地理歴史科・公民科教育講座A

   

講  義 :「問い」を中心に構成する学習の展開
       ー「問い」を生かした授業づくりの理論と方法ー
        兵庫教育大学 名誉教授  原田 智仁                    

演習・協議:探究的な授業を考える
       ー「問い」を中心に構成する授業づくりー

〇午前は、「問い」を生かした授業づくりの意義や、「問い」を構造化し探究的な学びにつなげていく方法について講義いただきました。

〇演習・協議では、「問い」を中心とした授業づくりに取り組み、生徒の深い学びにつなげていく方法を考察しました。

〇一日の研修を通して、自身が行ってきたこれまでの授業を振り返り、今後の授業実践について考えを深める機会となりました。
 

8月20日(水)ⅢD1503 発達障害の可能性のある児童生徒といじめ問題講座

 
〔研修の概要〕

  講義・演習:発達障害の可能性のある児童生徒のいじめ問題の理解と対応

         ・いじめ問題の現状への理解

         ・学齢期におけるいじめと発達障害の可能性のある児童生徒の関わり

        兵庫教育大学大学院 教授 井澤 信三

  講義・演習:いじめ未然防止のための児童生徒の関係づくり

         ・互いに認め支え合う集団づくりに生かせる「いじめ未然防止プログラム」の活用

  
〔受講者の感想〕

  • 午前の井澤先生の講義では、受け持つ生徒を思い浮かべ「あの生徒にはこれを活用してみよう」と考える時間を持つことができました。発達障害のある方の話を聞き、視覚支援等の大切さに改めて気付くことができました。発達障害のある子どもに寄り添って、子どもの視点で環境を見直していくことを大切にしたいです。
  • 発達障害のある児童の特性、感じ方、考え方をまずは教員が理解して、その子の思いや困り感をつかむことが大切だと思いました。普段の何気ないからかいや、不満からいじめに発展する可能性を考えて、適切な関わりができるよう学級づくりをしていく大切さを改めて感じました。
  • いじめ未然防止プログラムは、自校種のプラン以外にも実際に使えそうなものが多くありました。今回学んだいじめ未然防止プログラムを子どもの実態に合わせながらアレンジし、積極的に活用していきたいと思います。特に特別活動と関連付けた授業実践を行ってみたいと思いました。

 

8月7日(木)ⅢC1314 (高)情報科教育講座B

演   習  データベースの活用
        ・データベースの基本
        ・データベースを活用した問題解決の方法

演   習  プログラミングによる機械学習

〇午前は、データベースの活用について、Google Colabのアプリケーションを使い、ブラウザから直接Pythonを記述する演習を行いました。

〇午後は、プログラミングによる機械学習について、午前の演習を踏まえ、Google Colabでブラウザから直接Pythonを記述し、プログラムを実行する発展的な内容の演習を行いました。

〇一日の演習を通じて、Google Colabを校内の業務にどのように生かすことができるかについて考えることができました。

8月7日(木)ⅢC1301(高)国語科教育講座

  

講     義:高等学校国語科における探究的な学び

         ー自分の考えを広げたり深めたりする授業の在り方ー

       安田女子大学 教授 大滝 一登

演習・協議:探究的な学びの実現をめざした授業づくり 
            ・言語活動の充実

〇講義では、高等学校の国語科の授業において求められている授業の在り方について、探究的な学びの視点からお話をいただきました。

〇演習・協議では、受講者が選択した題材について、探究的な視点から考察し、全体で共有を行いました。

〇高等学校の国語科の授業において探究的な学びを取り入れることの大切さと、その実践について理解を深めることができました。