総長・校長室より

中高合同の体育大会を開催(R3.10.6)

 10月6日(水)、附属中学校と附属高校合同の体育大会が実施された。感染症対策により、規模を縮小しての午前中のみで無観客での開催となったが、中高が一堂に集まってできる最大の行事で、生徒たちの懸命に頑張る姿に感動した。

 開会式で、高校の吉本葉大生徒会長が、「オリンピックは平和の祭典、パラリンピックは人間の可能性の祭典、この体育大会は万翔の祭典と名付けて、はばたいて進化する大会にしたい。」と語ってくれました。

 合同体操の後の大縄跳びでは、クラスが団結して息を合わせて諦めずに最後まで飛び続ける姿、綱引きでは声を掛け合って必死に引っ張っている姿に、全力で頑張る生徒の姿を素晴らしいと感じた。

 中学校演技では、中学校生徒会執行部が夏休み前から準備を始め、集団行動では2列から5列になったり、ひし形を形づくったり難しい行動を披露した。また、ピンクと緑の手袋をはいて音楽に合わせた可愛いダンスを披露した。

 バラエティーリレーでは、高校執行部が中心に準備して、サッカーボール3個とテニスボール1個をラケットで挟んで運んだり、ほこりまみれでタイヤを押したり、借り物競争をしたり、工夫を凝らした競技が続き、クラスが団結して頑張っていた。準備体操をして出番を待っていましたが、くじが当たらず私の出番がなかったのは残念でしたが。

 女子4×100mリレー、男子4×200mリレー、男女混合リレーでは、それぞれぶっちぎりで走った生徒もいたが、大きな差がついても最後まであきらめずに走っている姿に、「がんばれー」とテント席から熱く応援した。

 閉会式の前の集計の時間に、高校教員3チーム、中学校教員2チームを急遽結成して、400mリレーを行った。テント席から生徒が熱く応援する姿に、生徒と教員の結びつきの強さも感じた。大いに盛り上がって良かったと思う。

 素晴らしい結果のクラスも残念な結果のクラスもあったが、最後まであきらめずに頑張っている姿、それを応援している仲間の姿、自分のクラスの生徒を必死に応援している担任教員の姿、どれも感動する素晴らしい光景でした。

 総長・校長の連名での表彰状を受け取った、クラス代表の輝いたまなざしと充実感に満ちた表情に熱い思いを感じた。私が生徒たちの頑張りを見て感じたことを各競技ごとに最後の講評で伝えたが、大きなケガもなく終わり、本当に言い尽くせないくらいに実施できてよかったと思います。

 早くから準備をした中高の生徒会執行部の皆さん、進行のアナウンスを頑張った放送・映像文化部の皆さん、スターターをしてくれた陸上部の皆さん、本当にお疲れさまでした。

 解散後に、各学年での集合写真やクラス写真を記念撮影していたが、生徒たちの心に残る1日になってくれればありがたい。中高一貫校として、さらに飛躍して、校訓「創進」の精神で今後も頑張って欲しいと願う。

 無観客となった中、県立大学からモバイルルーターを借りて急遽Web配信することになったが、120名あまりの保護者に見て頂いた。急な連絡でWeb配信も見られなかった保護者の皆様も多かったと思いますし、生徒たちの頑張った姿を直接見て頂けなかったことを申し訳なく思います。コロナ禍で今後もご心配等をおかけすることもあるかとは思いますが、引き続き本校に対するご支援をよろしくお願いします。

 総合順位 優勝 高校3年5組、準優勝 高校2年4組、3位 高校2年3組

                            校長 小倉 裕史