総長・校長室

高校3年生の大学推薦入試(国公立大学推薦・指定校推薦等)スタート ーやればできるー(R.3.10.25)

 高校3年生が、いよいよ大学の推薦入試にチャレンジする時期が来た。10月からすでに出願が始まっている大学もあるが、多くは11月1日から出願が始まる。

 国立大学では、大阪大学、神戸大学、岡山大学、大阪教育大学をはじめ、大学の様々な学部に10名余りの生徒が、特技や勉学を頑張ってきたことを武器にチャレンジすることとなる。

 公立大学は、兵庫県立大学の6学部への特別推薦制度での45名をはじめ、約50名の生徒が第1志望の大学にチャレンジする。

 私立大学の指定校推薦においても、早稲田大学、同志社大学、関西学院大学、関西大学など、理系、文系ともに目指すこととなる。また、私立大学に専願や併願で受験を目指す生徒もいる。

 私は、最近これらの推薦を受ける生徒について、校内の推薦委員会での説明を聞くだけでなく、担任教員が作成した調査書や推薦書を見る機会が多くなっている。担任教員が普段から生徒を温かく見守って熱心に関わっているかを知って感謝するとともに、私自身も生徒の頑張りを精一杯応援したいという気持ちで一杯になる。

 高校3学年団の教員だけでなく、多くの教員が生徒の面接練習に関わっているが、私も関わって昨年度も多くの生徒を送り出した。今年も、すでに面接練習に付き合った生徒もいるが、普段は直接関わる機会が少ないだけに、これまで頑張ってきた成果を、悔いなく発揮して欲しいと強く願う。

 先日、高校3年5組の生徒が、総長・校長室に訪れて一緒に写真を撮る機会があった。体育大会で総合優勝して頑張ったことを素晴らしかったと労いつつ、自分の進路に向けて精一杯頑張って欲しいと激励した。一緒に写真を撮っただけなのに、生徒の代表から気持ちのこもった感謝の思いを述べられて胸が熱くなった。高校3年生は、これからの時期は「自分との戦い」となる。他の高校3年生も含めて、自分の目標をしっかり持って、本校の校訓「創進」の精神を忘れず、最後まで諦めずに乗り越えて欲しいと願っている。高校3年生全員「やればできる」と、4月の鹿児島での研修旅行の時から言い続けてきた。最後まで粘りを見せて欲しい。

                               校長 小倉 裕史