総長・校長室より

寄宿舎で「黎明寮父母の会」役員会を開催ー今後の行事予定と保護者の思いを聞くー(R3.11.6)

 11月6日(土)、本校の寄宿舎「黎明寮」の食堂において、寮生約110人の保護者代表の父母の会役員会を実施した。

 附属高等学校の1,2年生の役員19名が参加され、年末行事、卒業生を送る会などの行事について話し合いが持たれた。

 学校側からは、校長、教頭、事務長、寄宿舎運営担当教員2名の5名が出席し、寮の現状や、生徒からの要望についての回答などを保護者に伝えた。

 10月から実施している、県立大学の学生を講師に招いて、新しい学習室で実施している「アフタースクールゼミ」について、保護者からは、「勉強時間が確保できる」「場所を変えて切り替えて勉強に専念できる」「大学生がわかりやすく丁寧に教えてもらっている」「授業よりも質問しやすい環境である」「苦手教科も楽しんで勉強している」などの意見であった。保護者からは、今後も継続して欲しいと、感謝の気持ちを聞くことができた。さらに、「大学生として勉強以外の面も教えてもらえればありがたい」「自分の何年後かを知る良い機会なので大切にしたい」など、大学生との繋がりで色々と期待を寄せる意見もあった。生徒や講師の大学生からも、意見を聞いて、さらに充実した事業にしていきたいと思っている。

 現在共有スペースである、食堂、談話室、学習室ではWi-Fi環境はあるが、生徒の各部屋にWi-Fi環境を保護者負担で設置することについては意見が分かれ、今後更に情報提供していくことにした。

 会の終了後に、新しくできた学習室の見学をして頂き、明るい素晴らしい環境で自主学習できる環境に、保護者一同喜ばれていた。保護者からの意見を聞き、寮に対する思いや、自分の子供に対する思いをさらに知ることができた。

 黎明寮には、来年度から附属中学生も本格的に入寮することになり、先日の附属中学校入試説明会では38家族が見学をした。今後さらに寮においても中高一貫教育が進み、県立大学の学生ともよい関係で魅力ある寮にしていきたい。新型コロナウルスが収束し、以前の制限しない寮生活になって、生徒がもっとよい雰囲気で寮生活を送って、学校生活を頑張れる環境になることを願っている。

                                校長 小倉 裕史