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産業社会と人間 「起業家教育ワークショップ」

7月31日(水)に、1年生総合学科の希望者を対象に起業家教育ワークショップが開催されました。

 

 

今回ご講演いただいた株式会社エス・プロモーションの代表取締役である山本佳典さんは、ご自身で実際に起業され、またこれから起業していく人をサポートするお仕事をされています。

個人的には「起業」という言葉を聞くと、カッコいいな、というイメージと、失敗のリスクが高そう、というイメージもあります。皆さんはどうですか?今回参加できなかった生徒にも、講演の内容を簡単にまとめて以下に示そうと思います。

 

まず、起業する際に覚えておかなければならない原則として「自分の苦手なこと、経験したことのないことを仕事にしようとすると失敗する」というお話がありました。当たり前のことですが、起業という夢を抱くと「今までやったことのない新しい分野でチャレンジしよう」という考えになりがちです。しかしそれは多くの場合うまくいかないとのことでした。

 

昨今よく言われるように、AIの台頭により様々な仕事がロボットに取って代わられる時代がすでに始まりつつあります。そんな時代をこれから生きていくこれからの高校生が持っておくべき考え方として「自分の身は自分で守る」や「常に時代の変化をとらえる」、そして「社会に出てから成功する人とは、どんな時代になっても一人で生きていける力がある人」というお話がありました。今後の生き方として大変参考になる言葉でした。

 

また、起業して実際に思われたことを3点ずつ述べておられました。

<やりがい・よかったこと>

①学んだことが自分の成果・お客様のために直結する。

②自分の裁量で時間やお金をコントロールできる。

③会社員の立場ではできない社会への影響を与えられる。

 

<大変だったこと・ピンチだったこと>

①当初、周りから理解してもらえなかった。

②自由の裏には責任が伴うこと。

③自分で仕事を生み出していく必要があること。

 

最後に、高校生が知っておくべき考え方として以下の3点が紹介されました。

①自分の得意を知り、生かすこと。

②当たり前を疑うこと。

③常に学び続けること。

 

これらのことは、すでに社会人である我々の心にも深く刺さる言葉でした。現状維持に甘んじず、常に向上心を持って生きていかなけらばならないという気持ちになった1時間でした。